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残響の世界  作者: maro
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87話「復活」

マグナ「血界噴――」


死の宣告が放たれようとした、その瞬間。


マグナの死角へ滑り込んだ影が、武器を構えながら低く呟いた。


??「ゼロフィールド・ランチャー!」


発射された球体が空中で弾け、

強力な“別磁界”が展開。


東アクトメンバーを拘束していた磁界が一瞬で消滅した。


全員「!!!!!!」


ヒビキ(体の拘束と痛みが消えた……!?)


マグナ「なにっ!!??

    我が磁界が消えただと……!?

    一体――」


言い終える前に、

その人物の蹴りがマグナの顔面を捉えていた。


マグナ「ほごっ!!!」


マグナは壁まで吹き飛び、

衝突と同時に壁が崩れ、瓦礫の下敷きになる。


東アクトメンバーは、蹴りを放った人物へ視線を向けた。


東アクトメンバー「!!!!!」


その姿を見た瞬間、全員が息を呑む。


キリヤ「お、お前は……シン!!!!!」


――デスパレスで死んだはずのシンが、そこに立っていた。


シン「間に合ってよかった。みんな大丈夫?」


ヒビキ「でも、なんで……?

    シンさんはデスパレスで

    死んだはずじゃ……」


シン「アクトの遺体安置所で

   誰かが僕を甦らしてくれたんだ。」


その言葉に、マシロの表情が凍りつく。


マシロ「も、もしかしてあの時!」


◆マシロとシンの回想(55話「決意」)


遺体安置所に並ぶ大量の棺を見つめるマシロ。


マシロ(こんなに多くの犠牲者が……)


マシロ「でも、もしかしたら

    私の能力でここにいるみんなを

    生き返らせることができるかも……

    レベル3、天使召喚!」


天使が光とともに現れる。


マシロ「ここにいるみんなを生き返して!」


天使は困惑したように眉をひそめる。


天使「正気か?そんなことをすれば、

   お前の寿命はすべて無くなるぞ?

   それにこれだけの数の遺体、

   どうなるか私にもわからん。」


マシロ「でも、私一人の命で

    ここにいるみんなが

    助かるかもしれないんでしょ?

    なら、やってください!」


天使「……わかった。では、やろう。

   死者蘇生リザレクション!」


光が広がる――しかし。


何も起こらない。


天使「やはり対象が多すぎて

   失敗したようだな。

   だが、安心しろ。

   失敗したため消費した寿命は

   7年程度になっている。

   では、さらばだ。」


天使は消えた。


マシロ「ごめんなさい。みんなを

    生き返すことができなかった……」


マシロ(失った人は帰らない……

    それなら

    もうこんな犠牲出したくない。)


マシロ「……決めた。私も戦う。

    こんな戦い早く終わらせる!」


マシロが走り去った後――

棺のひとつが微かに揺れた。


カタカタ……


カタカタ……


ゴンッ!


棺が開き、中からシンが這い出てきた。


シン「う……ん。あ……あれ……?

   僕は死んだはずじゃ……。」


重傷の体を引きずりながら、仲間の元へ向かおうとする。


シン(みんなのところへ……。

   そして、今度こそ

   仲間として一緒に……)


しかし途中で力尽き、倒れ込む。


アクト職員が駆け寄る。


アクト職員「だ、大丈夫か、君!

      ひどい傷じゃないか!

      待ってろ、今救急車を

      呼んでやるからな。」


シンは病院へ運ばれ、しばらく入院することになった。


退院後、急いでアクト施設へ向かうが――

すでに誰もいない。


シン「あ、あれ?みんなは?」


掃除のおばちゃんが答える。


掃除のおばちゃん「みなさんなら

         アクト西支部に

         移籍されましたよ。」


シンは西支部へ向かうが、そこにも仲間はいない。


潜水艦はすでに出発した後だった。


そこでレガトゥスを運ぶタクと出会う。


タク「君は……。」


シン「みんなはどこです?

   僕は東のアクト本拠地から来たシン。

   みんなと一緒に戦いに来たんです。」


タク「残念ながら、他のみんなは

   ゼビウスとの最終決戦に

   旅立ってしまった。」


シン「そ、そんな……

   また、一歩遅かったか……」


膝から崩れ落ちるシン。


タク「いや……諦めるのはまだ早い。

   転送扉ゲート!」


タクの前に、プリズムカラーのゲートが開く。


タク「私の能力でヒビキ君のところへ

   移動できるゲートを開いた。

   さあ、このゲートに入るんだ。」


◆回想終わり


東アクトメンバー「!!!!!」


キリヤ「そ、そうゆうこと

    だったのか……!!」


瓦礫が崩れ、マグナが姿を現す。


マグナ「不意打ちとはやってくれたな。

    だが、一人増えたところで同じだ。

    全員皆殺しにしてやろう。」


シンは一歩前に出て、仲間へ向けて言う。


シン「前はさ、『タイマンしない?』

   なんて言ってたけど……

   今は違う。僕は君達と

   同じチームの仲間だ。

   ねえ、僕と一緒に戦ってくれる?」


その言葉に応えるように、

アクトメンバー全員がシンの隣へ立ち、構えを取る。


アクトメンバー全員「ああ、当たり前だッ!」


煽り:遂に仲間として合流したシン。

   アクトメンバーの反撃なるか……!?

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