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残響の世界  作者: maro
82/105

82話「特訓」

アクト西支部。


アクトメンバー全員

「各都市のアビスがいなくなった?」


レガトゥスの前に、東西アクトのメンバーが全員集まっている。


レガトゥス「ああ。さきほど政府から

      連絡があった。

      東京、高知、福岡に

      出現していたアビスが、

      突然姿を消したそうだ。」


キリヤ「一体どうして?」


テツ「ワイらが四天貴将の一人倒したから

   ビビったんちゃうか?」


トウヤが眼鏡を押し上げ、思考を巡らせる。


トウヤ(本当にそうだろうか……

    札幌には四天貴将グラビがいた。

    出現都市の数から考えると、

    “各都市で四天貴将が待ち伏せする

    作戦”だった可能性が高い。

    それらが一斉に

    引き上げたということは……)


トウヤ「……四天貴将の一人が

    倒されたことで、

    次は“三人同時”で攻撃してくる

    可能性がある。」


アクトメンバー全員「!!!!」


シノ「三人同時ってマジかよ!?」


レン「一人でもあれほどの強さだったのに……

   三人なんて……!」


イズナ「とてもじゃないけど勝てないわ!」


トウヤ「ああ。グラビを倒せたのは、

    エリカの能力と

    ヒビキ君のレベル4のおかげだ。

    だが、その策はもう使えない。

    今のままでは戦力が足りない。」


トウヤは周囲の表情を確認し、静かに提案する。


トウヤ「……全員で特訓をしないか?」


アクトメンバー全員「特訓!!?」


トウヤ「ああ。俺たち東アクトは、

    西アクトと出会って日が浅い。

    互いの能力も、連携の相性も

    まだ分かっていない。

    一緒に特訓すれば、戦闘力だけでなく

    連携力も上がるはずだ。」


テツ「なるほどな〜。ええやん!」


ヒビキ「僕は賛成です!」


マシロ「私も!」


シノ「どうせ敵が来るまで暇だしな。

   やれることは全部やっとくべきだろ。」


トウヤ「反対意見はないようだな。

    決まりだ。

    全員、トレーニングルームへ。」


◆トレーニングルーム


アクトメンバー全員が集まる。


トウヤ「まずは能力の紹介から始めよう。

    俺の能力は

    “機動戦士ジェットファイター”。

    元ネタは

    あるロボットアニメなんだが――」


能力紹介が終わると、

東西混合での模擬戦が始まった。


その様子を、少し離れた場所で寝そべりながら見ているユウ。


ユウ(……なんだ、この疎外感。

   今までは西アクトだけだったけど、

   東アクトが加わって

   一気に大所帯になったな。

   そのせいで……

   余計自分が浮いて見える。

   ……俺、何してるんだろう。

   みんな次の戦いに向けて必死なのに、

   俺、見てるだけでいいのかな……)


◆3日後


トウヤ「ハァ……ハァ……

    よし、動きがかなり

    良くなってきたな!

    この調子で――」


ヒビキ「あの……」


遠慮がちに声をかけるヒビキ。


トウヤ「どうした、ヒビキ君?」

ヒビキ「どうしても……

    試したいことがあるんです。」


トウヤ「ほう。言ってみたまえ。」


ヒビキが自分の考えを全員に説明する。


シノ「はあ!?

   そんなことできるわけねーだろ!!」


テツ「そうやで!

   自分がどうなったか忘れたんか!?」


反対意見が飛ぶ中、

トウヤが眼鏡を押し上げながら静かに言う。


トウヤ「いや……できるかもしれない。

    レン君の能力、そして

    シノさんとイズナさんの

    デバフ能力を使えばな。」


キリヤ「だが、あれだけの怪物だ。

    デバフを入れても

    進化で無効化されるのでは……?」


トウヤ「だから“変身する前に

    ”デバフを入れておくんだ。

    ダメージを与えて変身解除、

    回復させて再変身――

    これを繰り返せば、

    制御訓練ができる。」


アクトメンバー全員「!!!!」


キリヤ「なるほど……その手があったか!」


イズナ「やってみましょ!」


◆さらに3日後


キリヤ「ハァ……ハァ……

    ようやくものにできたな!」


ヒビキ「ハァ……ハァ……

    はい、皆さんのおかげです。

    本当にありがとうございます。」


キリヤ「で、その技名はどうするんだ?」


ヒビキ「実はもう決めてあるんです。

    この技名は――し――」


トゥルルルル……!


突然、ヒビキの携帯が鳴る。


ヒビキ「あれ、着信……? 誰だろう。」


画面には「レガトゥス」の文字。


ヒビキ「はい、ヒビキです。

    ……ええ……ええ……

    えっ、全員で集会場に来てほしい?」


煽り:仲間の協力で新技を習得したヒビキ。

   レガトゥスが呼び出した

   理由とは――!?

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