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残響の世界  作者: maro
74/105

74話「敵対」

グラビ「本気で殺してやる。

    俺を怒らせたことを

    後悔するんだな。」


両手を広げると、

左右の廃ビルが――宙に浮いた。


キリヤ「なにっ……

    ビルを持ち上げただと!?」


グラビ「くらえ!」


二棟のビルが、左右からヒビキへ迫る。


ドガァァン!!


ヒビキはビルに挟まれた。


だが次の瞬間――


ビルの間に無数の爪痕が走り、爆ぜる。


瓦礫の中から、白髪の獣が姿を現した。


ヒビキは一直線にグラビへ突進する。


グラビ「なにっ!

    ビルに挟まれても死なないだと!?」


グラビは手をかざす。


グラビ「重力最大!」


ヒビキの周囲の景色が歪み、動きがスローモーションになる。


グラビ「そして……拳の威力を

    重力加速で何倍にも強化する。

    ――重力拳!!」


ズギャァ!!


重力拳を受けたヒビキは吹き飛び、

いくつもの廃ビルを貫通していく。


ドォォン!!


遠方で地面に叩きつけられ、轟音が響く。


グラビ「この技を食らって

    生きていた奴はいない。」


グラビはアクトチームへ振り返る。


グラビ「さて、次は貴様らの番だ。」


アクトチーム全員「!!!!」


その瞬間――


無数の“漸”がグラビへ襲いかかった。


グラビ「!!」


避けるが、一本が右足に命中。


右足が――消し飛んだ。


グラビ「き、貴様ぁ……!」


漸の発射方向を見ると、

血まみれのヒビキが空中に浮かんでいた。


グラビ「だが、今までの戦いでわかったぞ。

    貴様はビルでも重力でも潰せない。

    重力拳でもトドメを刺せない。

    一撃で葬るしかない。

    ならば……」


グラビは両手を40cmほど離して構える。


その目が狂気に染まる。


グラビ「宇宙では、大質量の星が

    寿命を迎えると重力崩壊を起こし、

    光さえ逃げられない重力場を

    形成するという……

    その名を知っているか?」


ヒビキ「……。」


グラビの手の間の空間が歪み、黒い球体が生まれる。


グラビ「ブラックホールだ。」


黒球から、さらに無数の小型ブラックホールが生成される。


それらが光速の勢いでヒビキへ襲いかかる。


ヒビキは回避するが――

一つが左手に命中。


ヒビキの左手が、音もなく消滅した。


グラビ「ははは!

    どれだけ耐久が高かろうと、

    ブラックホールを防げる者など

    存在しない!

    そのまま消え去れ!」


そう言った瞬間――

ヒビキの姿が消えた。


グラビ「!!?」


背後。


ヒビキ「アソビ、オシマイ。」


グラビ(しまった……死角に!)


振り返るより早く、技が放たれる。


ヒビキ「――滅。」


見えない無数の刃がグラビを切り裂き、

その身体は細切れになって散った。


アクトチーム全員「!!!!!!」


キリヤ「ヒビキが……勝った……?」


ひより「や、やったぁ……!」


だがシノが冷静に言う。


シノ「いや、でもあいつ……もうアビスだろ?

   私たちで始末しねーと。」


イズナ「そ、そんな……!」


その“敵意”に、ヒビキが反応した。


ゆっくりとアクトチームの方へ顔を向ける。


ヒビキ「敵意確認。排除する。」


アクトチーム全員「!!!!!!」


ヒビキ「――漸。」


無数の漸が、仲間へ向けて放たれた。


煽り:アビス化したヒビキが仲間へ牙を剥く。

   アクトチームは彼を

   止められるのか――!?

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