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残響の世界  作者: maro
69/105

69話「再戦」

レンの回復が終わり、

アクトメンバーはダイキを支援すべく巨大アビスへ走る。


巨大アビスが視界に入ったところで、エリカが叫ぶ。


エリカ「あれを見て!」


指差す先――

ダイキは斧を振り下ろそうとした姿勢のまま、完全に氷漬けになっていた。


イズナ「ダイキが氷漬けになっている!」


マシロ「一体どうして!?」


キリヤ「あれほどの巨体を

    一瞬で凍らせる能力……

    俺たちは見たことがある……

    まさか今回の敵は……!」


???「その通り!」


アクトメンバーが振り返ると、

道の向こうに アイゼル が立っていた。


彼が歩いてきたと思われる道は、

背後まで 一面の氷 に覆われている。


アイゼル「お久しぶりですね。

     ハンターの皆さん。」


ヒビキ「ア、アイゼル!」


イズナ「なんで!? あなたはゴウさんに

    倒されたはずじゃ……!」


アイゼル「ええ、倒されましたよ。

     でも――あなたがた、

     詰めが甘かったですね。

     私を倒した後、アビスオーブを

     回収しなかった。」


キリヤ「そうだ……

    ゴウさんがアイゼルを

    ダイナマイトで倒した後、

    アビスオーブを探したが

    見つからなかった……

    てっきり爆発で消滅したと

    思っていたが……」


アイゼル「だが、実際は爆風で

    吹き飛んだだけで、

    消滅していなかった。

    それを回収したのは、

    ネイロスが派遣した

    “カメラのアビス”です。

    その回収された私のアビスオーブを

    ゼビウス様が再融合し、

    復活させてくださったのです。」


アイゼルの目が鋭く光る。


アイゼル「さて、それでは

     リベンジマッチといきますか。

     前回の雪辱……

     晴らさせていただきますよ!」


アイゼルが手を向ける。


アイゼル「氷射アイスシャワー!」


アクトメンバーは散開して回避。


キリヤ「奴は周囲の気温を0度以下にして

    体を凍らせる技を使ってくる!

    気温が下がらないように、

    炎系の技で対抗するんだ!」


アカリ「炎熱クナイ!」


マシロ「火矢ファイアアロー!」


イズナ「フレイムショット!」


炎の技が次々とアイゼルへ向かう。


アイゼル「ほう……前回の情報を共有して

     攻めてきますか。

     お仲間の技も

     強力になっているようですね。

     しかし――」


アイゼル「氷祭アイスフェスティバル!」


放たれた炎はすべて空中で凍りつき、砕け散る。


アクトメンバー「!!!!」


アイゼル「パワーアップしたのは

     私も同じですよ。」


キリヤは刀を構え、前へ出る。


キリヤ「炎で溶かせないなら――

    ぶった切るまでだ!


刀剣変化! 斬鉄剣!」


キリヤが踏み込み、技を放つ。


キリヤ「一閃・断!!」


アイゼル「氷壁アイスウォール!」


氷壁が瞬時に形成されるが――

斬鉄剣の空間斬りがそれごと切り裂いた。


ズバァァン!!


アイゼルの上半身と下半身が真っ二つに分かれ、地面へ落ちる。


アイゼル「!?

     氷壁を突破する斬撃……

     や……やられた……」


ドサッ、ドサッ。


トウヤ「や、やったか……?」


アクトメンバーが確認のため近づく。


その瞬間――


アイゼルの目がカッと開く。


アイゼル「……なーんてね!」


上半身の両手から氷射が放たれ、

至近距離のアクトメンバーに直撃。


アクトメンバー「!!!!」


氷結が一気に広がっていく。


アイゼルの下半身の切断面から氷が伸び、

上半身と下半身が再び接合される。


アイゼル「あなたがたを欺くための

     トラップですよ。

     私を倒したければ――

     熱で溶かすんですね。」


トウヤ「し、しまった!」


アクトメンバーの体がどんどん凍りついていく。


ヒビキ(か、体が……)


テツ(動かん……!)


アイゼル「さあ――本物の雪まつりを

     始めましょうか!」


煽り:圧倒的な力でアクトメンバーを

   氷漬けにするアイゼル。

   反撃の手は残されているのか――!?

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