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残響の世界  作者: maro
64/105

64話「発見」

アクトメンバーの視線の先には、

チェーンタワーの遊具を思わせる――

巨大なアビスがそびえ立っていた。


中央の円柱状の胴体。


その下部からは複数の“人の脚”が生え、

地面を掴むようにして不気味に移動している。


鎖にあたる部分には巨大なホース状の器官がいくつも伸び、

胴体ごと高速回転しながら、周囲の人間を次々と吸い込んでいた。


イズナ「あんな巨大なアビス初めて見た。」


キリヤ「よく見ろ。あの巨大ホースで

    まわりの人間を

    どんどん吸い込んでいってるぞ!」


マシロ「今までこんな大規模に

    人を攫うなんてなかったのに……」


レン「敵もしびれを切らして、

   まとめて攫う方針に

   シフトしたということでしょうか。」


ボエッ!


巨大アビスを見たナルミが、ユウの目の前で突然ゲロを吐いた。


ユウはのけ反って避ける。


ユウ「うわ! 汚ねっ!」


ナルミは巨大アビスを指差し、震える声で言う。


ナルミ「み、醜い……醜すぎる……

    なんだあの見た目は……

    デザインセンスの欠片も

    無いじゃないか……」


ゼビウス「へっくしょい!」


アビス拠点にいるゼビウスがくしゃみをした。


ユウ「あの、ちょっと俺に

   ゲロかかったんだけど……」


ナルミ「しょうがないね。

    僕がもっと美しくなるように

    書き換えてあげよう。」


ユウ「かかったんだけど!!」


ナルミ「レベル3・芸術家アーティスト

    装! 絵具と筆!」


左手に絵具、右手に筆を構え、巨大アビスへ向ける。


ナルミ「ピクチャーチェンジ!」


その瞬間――

巨大アビスの姿が、メルヘン調の巨大な大木へと変貌した。


ホース状の器官も、人の脚も、すべて巨大な枝へと変わっていく。


東アクトメンバー「!!!!」


キリヤ「巨大アビスの見た目が変わった!?」


テツ「ナルミのピクチャーチェンジは、

   敵の“姿だけ”

   別物に変えることができるんや。」


ヒビキ「……ということは、

    人が吸い込まれてる問題は?」


テツは親指を立てて答える。


テツ「何にも解決されとらん!」


ナルミは満足げに息をつく。


ナルミ「ふう、ようやく

    見れるようになったね。

    これで僕の戦う

    モチベーションも維持できる。」


ダイキ「アビス側の人権まるで無視っすね。」


そのナルミの技が放ったアビスエネルギーを、周囲にいたハエアビスが検知した。


アクトメンバーの近くを飛ぶハエアビス。

彼らを発見すると、テレパシーで近くにいる仲間へ情報を送る。


ハエアビス「ハンター発見! ハンター発見!

      場所は札幌駅前!

      場所は札幌駅前!」


空中で報告するハエアビスを見上げるアクトメンバー。


シノ「ちっ、敵にばれたか。」


その報告を受け、周囲のアビスが次々と集まってくる。


シノ「まあ、いい。

   書き入れ時だ!

    しっかり稼ぐぞお前ら!」


西アクトメンバー全員「おう!」


マシロ「なんか目的変わってません?」


煽り:札幌で戦闘開始!

   巨大アビスを破壊できるのか――!?

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