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残響の世界  作者: maro
62/105

62話「選別」

ゼビウスの選別部屋


ゼビウスは肘掛けに腕を預け、頬に拳を軽く当てながら椅子に座り、

手下のアビスが人間を連れてくるのを静かに待っていた。


しばらくすると、通路の暗闇から手下のアビスが一人の男を引きずってくる。


手下のアビス「ゼビウス様、

       人間を攫ってきました。」


ゼビウス「うむ。最近はハンターも

     強くなってきているからな

     チェックは厳しくするぞ。」


攫われた男「ひ、ひい!お願いだ!

      助けてくれ!」


暗闇と兜に隠れたゼビウスの目が、怪しく光る。


ゼビウス「能力透視アビリティスキャン


ゼビウスの視界に文字が浮かぶ。


名前:タツオ

アビスエネルギー:5

能力:なし


ゼビウス「アビスエネルギー5。

     無能のゴミか。

     レアリティFだな。

     ――吸収。」


ゼビウスの胸の大きなアビスオーブが妖しく輝く。


攫われた男「わあああああああ!!!!」


男の体は光に包まれ、そのままオーブへ吸い込まれていった。


ゼビウス「次。」


次に、暗闇から別の手下が一人の女を連れてくる。


攫われた女「離して!お願い!

      家で弟が待ってるの!」


再びゼビウスの目が光る。


ゼビウス「能力透視アビリティスキャン


視界に文字が浮かぶ。


名前:エンコ

アビスエネルギー:9000

能力:あり

能力名:フレイム


ガバッ!


椅子に腰かけていたゼビウスが跳ね起きる。


ゼビウス「アビスエネルギー9000!

     レアリティCのアタリだ!!

     我が配下に加える!!」


胸のオーブが再び光り、女へ向けて光線を放つ。


攫われた女「きゃああああ!!!!」


光を浴びた女の姿がみるみる変わり、炎の精霊のような姿へと変貌する。


胸にはアビスオーブが埋め込まれていた。


変貌した女「フレイムスピリットと申します。

      今後ともヨロシク……。」


ゼビウス「うむ。」


そこへ四天貴将のオルフェが現れる。


オルフェ「選別お疲れ様です。

     少し休まれては?」


ゼビウス「いや、いい。

     さきほど“人間ガチャ”で

     Cを引き当てた。

     今日は気分がいい。

     この調子で続ける。」


オルフェ(ガ、ガチャ?

     ゼビウス様、

     一体どこでそんな俗な言葉を……)


オルフェ「さ、さようですか。

     あまり無理をなさらずに。」


ゼビウス「しかし、ノクティアほどの

     大当たりはまったく見かけんな。

     あれはSSRの超大当たりレア。

     遭遇した時は

     狂喜乱舞ものであったが……」


オルフェ「…………。」

(だから一体どこで覚えたんですか!!!)


ゼビウス「それに、当たりを

     引けなかったとしても

     始末しなければ

     ならぬ連中もいるからな……」


オルフェ「始末しなければいけない

     連中……?」


ゼビウス「進化、武神、守護神、創造射手、

     天使の能力を持つ者たちだ。

     そいつらは1万2000年前、

     余を封印しムー大陸を沈めた

     人間達の末裔。

     決して生かしてはおけぬ。

     発見次第、必ず始末せよ。」


オルフェ「かしこまりました。」


ゼビウス「それで、お前はなぜここに来た?」


オルフェ「はい。次の作戦に必要となるものを

     お借りしたく、馳せ参じました。」


ゼビウス「次の作戦で必要なもの……?」


場面は変わって、西アクトの寮


深夜。アクトメンバー全員が眠りについている。


ビー!ビー!


廊下に設置された警報が突然けたたましく鳴り響いた。


煽り:突然発動した敵出現アラーム。

   次なる敵は一体……!?

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