58話「集合」
駐車場で大量のアビスと交戦していたヒビキとダイキであったが、ある違和感を感じていた。
ダイキ(さっきからレベル3の技を
使っているはずなのに
まったく効いてない……)
ヒビキ(進化能力で攻撃力が
上がっているはずなのに
むしろ攻撃が
効かなくなっていってる。
一体どういうことだ……?)
――場面変わって、キリヤ VS フェイクアビス。
ダイキとヒビキが感じた違和感を、キリヤも感じていた。
キリヤ「ハァ……ハァ……」
キリヤ(おかしい……
レベル3の斬鉄剣を使ったが
まったくダメージが
入っていない。
さっきアビスオーブの
色が変わったが……
あれが関係しているのか……?)
フェイクアビスが銃を向け、嗤う。
フェイクアビス「くくく……もう終わりか?
では、そろそろ死ぬか?」
――再び駐車場。
車の中から関西弁の男性が現れる。
テツ「着!
レベル3《気分屋》!
そして……
装! ハリセン!」
テツの手に巨大なハリセンが出現する。
テツ「ほな、いくで〜!」
テツはハリセン片手にアビスへ突撃し――
バシィッ!
叩かれたアビスは一撃で絶命した。
テツ(やっぱりや……
ワイの読み、当たりやな)
ヒビキ&ダイキ「!!!!!!」
ヒビキ(な、なんだあの人!?
あんな武器でアビスを……!?)
テツ「この調子で次々いくで〜!」
テツはハリセンでアビスを次々と撃破し、
ついに駐車場のアビスを全滅させた。
テツ「ふぅ……雑魚は片付いたな。
あとはボス倒すだけや。」
??「そうはさせねーぞ、テツ!」
テツ「!? その声は……!」
振り返ると、5人の集団がいた。
5人の集団
- 帽子の少年:レン
- 臆病女:ヒヨリ
- 毒舌女:シノ
- ナルシスト男:ナルミ
- 怠け者男:ユウ(駐車場で寝そべり漫画読んでる)
テツ「げっ……お前ら!
なんでここにおんねん!」
ナルミ「ふっ。君が一人いなくなったから、
みんな気になってついて来たんだよ。
そしたら……
まさか“抜け駆け”とはね。」
レン「二兎追うものは一兎得ず、
ってやつですね。」
シノ「使い方間違ってんぞ、ガキ。」
ナルミ「どうだい?
ここからは美しく平等に――」
テツ「ぬかせ!これ全部ワイの獲物や!
ボス倒すのもワイや!」
テツは建物へダッシュ。
シノ「させるかよ!ここからは――」
レン・シノ・ナルミ「競争だッ!」
3人もダッシュで追いかける。
――建物内。
テツ「おっしゃ!お前がボスやな!
お前のタマ、もろたで!」
そう言ってフェイクアビスにハリセンを振り下ろそうとするテツ。
シノ「させっかよ!」
ドロップキックでテツを吹っ飛ばすシノ。
シノ「もらい!」
シノがフェイクアビスへ攻撃しようとすると――
レン「させません!」
レンがシノを体当たりで吹っ飛ばす。
レン「僕の獲物!」
レンがフェイクアビスへ飛びかかるが――
ナルミ「残念ながら、君にはまだ早い。」
ナルミがレンを押し倒す。
フェイクアビス(な、なんだこいつら……!?
入れ替わり立ち替わりで
攻撃が読めん……
次は弱攻撃か……?
強攻撃か……!?)
4人はそのまま喧嘩を始める。
テツ「くっそ!ラチあかん!
ここは平等に
ジャンケンで決めようや!」
ナルミ「ふっ、望むところだ!」
4人はフェイクアビスの目の前でジャンケンを始める。
4人「じゃんけんほい! あいこでしょ!
あいこでしょ!」
しかし、なかなか決まらない。
フェイクアビス「なめやがってぇ!
お前ら全員――死――」
フェイクアビスは4人を攻撃しようとした。
4人「お前はすっこんどけ!!!」
ドガァッ!!
4人の同時攻撃がフェイクアビスに直撃し、
フェイクアビスは壁まで吹っ飛び絶命した。
4人「ああああああ!!!!」
テツ「お、お前らのせいやぞ!
ワイの手柄がぁ!」
シノ「馬鹿言え!あたしの方が速かった!」
レン「いいえ、僕の方が
0.5秒早かったです。」
キリヤ(い、一体……何なんだ、
この連中は……!?)
煽り:サービスエリアに突然現れた
この6人の正体とは――!




