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残響の世界  作者: maro
53/105

53話「遺言」

ヒビキ達を乗せた潜水艦が、アクト本拠地へ到着した。


そこは――

壁はひび割れ、天井には大穴が空き、

建物全体が今にも崩れ落ちそうなほどの壊滅状態だった。


ヒビキ「シグマさん!!」


司令官室を探すが、シグマの姿はない。


Dチームは急いで本拠地の奥へ進み、

普段は立ち入り禁止の“最深部”へと辿り着いた。


そこで――ようやくシグマを見つけた。


シグマは腹に大穴を開け、血まみれのまま壁にもたれかかっていた。


その周囲には、Sチーム全員の亡骸が横たわっている。


ヒビキ「シグマさん!!」


ヒビキが駆け寄ると、シグマはかすかに目を開けた。


シグマ「ヒ……ヒビキ君か……

    四天貴将が……

    本拠地に攻めて来た……

    我々幹部は応戦したが……

    敗北した……」


ヒビキ「しゃべらないでください!」


シグマ「ヒビキ君……あとは……

    君達だけが……希望だ……

    私が死んだら……

    参謀のアサギリに会え……

    これからすべきことは……

    彼が教えてくれる……」


ヒビキ「シグマさん!!」


シグマ「最後に……四天貴将の一人に……

    気をつけろ……

    奴の能力は……ま……き……

    …………」


そのまま、シグマの身体から力が抜けた。


ヒビキ「シグマさぁぁぁぁん!!!!」


ヒビキはシグマの亡骸を抱きしめ、声を張り上げた。


――場面は変わり、アビス本拠地。


倒されたはずの四天貴将――

グラビ、マグナ、オルフェ、そしてノクティアが歩いていた。


グラビ「やばい連中だったが……

    なんとか勝てたな。」


マグナ「ああ。すべては

    ノクティアの能力のおかげだ。

    彼女がいなければ、

    我々は全滅していた。」


オルフェ「しかし、ハンター共は倒し、

     アビスオーブも回収しましたが……

     裏切り者のレガトゥスは

     見つかりませんでしたね。」


マグナ「本拠地を隅々まで探したが……

    奴はいなかった。

    奴め、一体どこにいる……?」


――場面はアサギリの執務室。


電話が鳴る。


アサギリ「はい、アサギリです。

     ……え、シグマさんが……?

     ……わかりました。

     君達に会いましょう。

     ……場所は――そこで。」


電話を切ったアサギリは、棚の写真立てに目を向ける。


そこには、シグマとアサギリが肩を並べて笑っている一枚のツーショット写真が飾られていた。


アサギリ「シグマさん……

     遺言通り、彼らに

     アクトの真実を話しますね。」


煽り:アサギリが語るアクトの真実とは――


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