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残響の世界  作者: maro
51/106

51話「暴露」

ゴゴゴゴゴ……!


デスパレス全体が不気味に揺れ始める。


アカリ「な、なに……急に……?

    地震……?」


倒れていたネイロスが、薄く笑いながら口を開く。


ネイロス「ふ……ふふ……。

     デスパレスは四魔貴将の力で

     維持されている。

     その最後の一人である

     私が倒れたことで――

     崩壊が始まったようですね。」


アカリ「……ということは、

    他のみんなも

    四魔貴将に勝ったってこと……?」


ハルオ「やったぜー!

    これで四魔貴将は全滅!

    アビスは終わりだー!」


ネイロス「お……終わり……?

     何を言っているのです。

     私達を倒したところで――

     ムー帝国の王である

     ゼビウス様がいる限り、

     アビスは不滅です。」


ヒビキ「何っ……!」


ネイロス「……人間は愚かですね。

     自分達が何と戦ってきたのか、

     知ろうともしない。

     いい機会です。

     最後に教えてあげましょう。

     あなた達が

     今まで戦ってきたのは――」


――場面はバルザムとヴェリシアの部屋。


バラバラになっていた四魔貴将の死体が、

黒い靄に包まれながら集まり、形を変えていく。


トウヤ「ん? なんだ……?」


キリヤ「四魔貴将の死体が……

    変形していく……!」


肉片は組み上がり、最終的に――


人間の男女の姿へと変わった。


それを見たマシロとダイキが絶叫する。


マシロ「お、お姉ちゃん……!」


ダイキ「お、おやじ……!」


――場面は再びネイロスの部屋。


ネイロス「人間です。攫った人間と

     オーブを融合させた存在。

     それが――あなた達の

     戦ってきた“アビス”なのです。」


ヒビキ「な……!

    じゃ、じゃあ俺達は……

    化け物じゃなくて……

    人間を……!」


アカリ「そ、そんな……」


アクトメンバーはショックで膝をつく。


ネイロス「ふ……ふふ……。

     いいですね、その絶望の顔……

     実にいい……。

     では最後に、もっと絶望する話を

     しましょうか。

     このデスパレスでの決戦は

     “ハンターとの決着”と

     銘打ちましたが……

     真の目的は、あなた達の

     戦力を分散させ――

     本拠地を襲撃することでした。

     今頃、我々の上位存在である

     “四天貴将”が……

     あなた方の本拠地を……

     襲っているはずです……」


全員「な、なんだって!!?」


ネイロス「……今から駆けつけても……

     もう遅い……

     せいぜい……

     絶望してください……」


そう言い残し、ネイロスは息絶えた。


ヒビキ「まさか……

    最初から狙いはアクト本拠地……!

    くそっ!」


ダイスケ「でも、みんな忘れてないか?

     本拠地にはAチームがいるんだぜ?

     四天貴将なんて、

     あいつらならイチコロさ!」


その瞬間、アカリの携帯が鳴る。


アカリ「はい、アカリです。」


アクト職員「た、大変だ……!

      本拠地が

      アビスに襲われている……!

      至急戻ってきてくれ……!」


アカリ「えっ……

    でも本拠地にはAチームが――」


アクト職員「Aチームは全滅した!!

      早く戻ってくれ!!

      ツー……ツー……」


アカリ「Aチームが……全滅……?」


アカリの顔から血の気が引く。


――場面はアクト本拠地。


ローブを纏った四人の影が、Aチームの亡骸を踏み越えながら最深部へ進む。


その最深部で、シグマが腕を組んで待っていた。


四天貴将「お前がこの本拠地のボスか。

     部下はすべて倒した。

     残ったのは戦力外のお前だけだ。

     大人しく、我々から奪った

     アビスオーブを返せ。」


右手を突き出す四天貴将。


シグマ「私が戦力外……?

    何か勘違いしているんじゃないか。

    “ボス”とは、

    一番戦果を上げた者が座る地位。

    そのボスが、

    部下より弱いだなんて……

    思っていないだろうね?」


四天貴将「なに……!?」


シグマの横に、四人のアクト幹部が姿を現す。

その中にはカガミの姿もあった。


シグマ「君達の相手は――

    我々Sチームがしよう。

    さあ、かかってくるがいい。」


煽り:ついに始まった頂上決戦。

   Sチームの実力とは――!

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