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残響の世界  作者: maro
46/105

46話「透明」

ヒビキ「シンさん、しっかりしてください!」


ヒビキは倒れたシンに駆け寄り、その身体を支えた。


ヒビキ(あのシンさんが……

    こんな傷だらけに……

    一体何があったんだ……!?)


シン「ヒ……ヒビキ君……

   奴の……能力に……気をつけろ……」


ヒビキ「え、能力って……?」


ジェイン「フフフ……」


腕を組んでいたジェインが、不気味に笑った次の瞬間――


その姿がふっと消えた。


全員「!!!!!

   き、消えた!?」


ブシャァッ!!


ハルオの身体から突然、血飛沫が上がる。


ハルオ「ぐあああああ!!」


続けてカオリの身体にも斬撃が走る。


カオリ「きゃあああ!!」


ジョウ「どういうことだ!?

    仲間が何かに攻撃されてる……!?

    まさか、さっきの野郎……

    目にも止まらねぇ速さで

    高速移動してやがんのか……!?」


その時、どこからともなく声が響いた。


ジェイン「フッ……高速移動などではない。

     我がアビス能力は――

     “透明インビンシブル”。

     自身の体を完全に

     透明化できる能力だ。」


全員「!!!!」


ジョウ「なにっ……完全に透明化だと!?」


ジェイン「さよう。

     ゆえに貴様らは――

     我の攻撃を防ぐことも、

     避けることも不可能!」


次の瞬間、ジョウの身体から血が噴き出した。


ジョウ「ぐあああ!!」


ヒビキ「ジョウさん!!」


その光景を見たヒビキの脳裏に、18話の記憶がよみがえる。


カマル『あ、あたしに気づかれずに

    背後にまわるなんて

    なかなかやるじゃな〜い。』


ヒビキ(まさか……あの時も……

    こいつが透明化して

    カマルさんを……!)


ジョウは膝をつきながら、歯を食いしばる。


ジョウ(くっ……見えねぇ攻撃……

    確かにこれは対処しようがねぇ……

    実質、無敵の能力……!

    だが、この能力……

    絶対に何か弱点があるはずだ……!)


その瞬間、ヒビキの身体にも斬撃が走った。


ヒビキ「がはっ!!」


ジョウ「ヒビキ!大丈夫か!」


ヒビキ「え、ええ……なんとか……

    気配を察して急所を外すのが

    精一杯です……

    一体どうすれば……」


ジョウ「これほどの能力だ……

    きっと“使用できない時間”が

    あるはずだ。

    その隙を突くぞ!」


その言葉に、透明のジェインが笑う。


ジェイン「フッ……なかなか鋭いな。

     確かに我が能力は

     通常10秒しか使えず、

     一度使えば

     1分のインターバルが必要だ。

     ――だが。」


ジェインの声が部屋中に響く。


ジェイン「ここは“デスパレス”。

     貴様らを殺すためだけに

     作られた空間。

     この部屋に張られた結界により――

     我は“無制限”に

     透明化できるのだ!」


ジョウ「なにっ……無制限だと!?」


ダイスケ「ぐあああああ!!」


また一人、血飛沫を上げて倒れる。


ヒビキ「む、無制限に透明化……

    そんなの……どうやって……」


絶望がチーム全体に広がる。


ジョウ「野郎……まさかこんな罠を

    張ってやがったとは……

    やってくれるじゃねぇか……


ジョウはゆっくりと立ち上がり、

アクトメンバーの前に出て右拳を突き出した。


ヒビキ「ジョウさん……?」


ジョウ「――なら、こちらも“奥の手”を

    使わせてもらうぜ。」


煽り:ジョウの言う“奥の手”とは――!?

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