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残響の世界  作者: maro
45/105

45話「武神」

ヴェリシアは怒りに震えながら叫んだ。


ヴェリシア「翼の光で私の蛇を

      全滅させるなんて……

      でも無駄よ!

      私の蛇は無限に湧いてくるッ!」


再び壁の穴から、黒い蛇が洪水のように溢れ出す。


キリヤとマシロへ迫る蛇の群れ――


マシロ「――聖界セイントバリア


光が弾け、二人を中心に半径10mの光のドームが展開された。


結界に触れた蛇は、蒸発するように消えていく。


ヴェリシア「なっ……私の蛇が……!?」


マシロ「この結界は“悪しきアビス能力で

    作られたもの”を拒絶します。

    あなたの蛇は、

    もうここには入れません。」


ヴェリシア「なんですって……!」


マシロ「――解呪ディスエンチャント


光のシャワーが降り注ぎ、

石化していたエリカとマコトの身体が元に戻る。


エリカ「あれ……?私、石になったはず……」


マコト「石化光線を食らったのに……」


マシロ「味方にかかった悪しきアビス能力を

    解除する技です。

    蛇は私が抑えます。

    今のうちに――

    ヴェリシアを倒してください。」


キリヤ「任せろ!」


ヴェリシア「おのれ……!

      私の悪夢を邪魔するなんて……

      まずはお前から殺す!」


蛇のように伸びた腕がマシロへ襲いかかる。


キリヤ「させるかよ!」


キリヤの刀が伸びた腕を斬り落とす。


切断面は蒸発し、ヴェリシアはすぐに再生した。


キリヤ「お前の相手は――俺たちだ!」


マコト、エリカ、キリヤの三人が武器を構える。


ヴェリシア「ええい、小癪な!

      なら、まずはお前達から

      始末してやる!」


頭の蛇と両腕が触手のように伸び、

三人へ高速の連撃を仕掛ける。


マコト(速い……!)


エリカ(でも、どこかに必ず隙がある……!)


キリヤ(その一瞬を逃さなければ……!)


三人は攻撃を避けながら、隙を探る。


そして――その瞬間は訪れた。


三人(今だッ!)


マコト「月輪斬げつりんざん!」


エリカ「ネイルクロー:金の爪!

    金狼牙きんろうが!」


キリヤ「一閃!」


三つの技が同時にヴェリシアへ――


パリーンッ!


全員の武器が折れた。


武器の折れた部分は石のように変色している。


ヴェリシア「ふふふ……

      私の体は“硬質化”できるの。

      どんな武器も通らないわ!」


硬質化した触手が三人を殴り飛ばす。


マコト(武器が壊れるほどの硬さ……)


エリカ(どうやって倒すの……!?)


倒れた二人の横で、キリヤだけがゆっくり立ち上がる。


口に溜まった血を吐きながら、静かに言った。


キリヤ「二人とも下がってろ。

    こいつは――俺が仕留める。」


ヴェリシア「仕留める?

      あっはっはっは!

      さっき返り討ちにされたのを

      忘れたのかしら?」


キリヤ「今のままじゃ無理だ。

    だが――

    レベルを上げれば話は別だ。」


ヴェリシア「なに……!?」


キリヤ「レベル3――武神。」


光が走り、キリヤのスーツが武者の鎧へと変化する。


キリヤ「刀剣変化――斬鉄剣。」


刀が別の形へ変わり、空気が震える。


ヴェリシア(格好と刀が変わった……?

      でも、全身を

      硬質化しておけば――)


ヴェリシアは全身を石のように硬質化させる。


キリヤ「――一閃・断」


キリヤの刀が振り抜かれる。


一瞬、何も起きない。


ヴェリシア「はははは!

      何も起きないじゃない!

      硬質化して損――」


その言葉の途中で――

ヴェリシアの身体が真っ二つに割れた。


ヴェリシア「な……硬質化したのに……

      どうして……」


キリヤ「“空間ごと”斬った。

    俺の斬鉄剣に――

    斬れないものはねぇ。」


ヴェリシア「ば……ばかな……」


ヴェリシアはそのまま絶命した。


◆場面転換:右の通路


ヒビキチーム

(ヒビキ、ジョウ、アカリ、カオリ、ダイスケ、ハルオ)が右の扉を開ける。


そこにはジェインが待ち構えていた。


ジェイン「来たか、小僧。

     お前が来るのを待っていたぞ。

     そこに転がっている

     “先客”の次は――お前だ。」


ヒビキ「先客……?」


壁際を見ると――

傷だらけのシンが倒れていた。


ヒビキ「シ、シンさん!!!!」


煽り:シンでさえも――!

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