39話「天啓」
Dチームを乗せたワゴン車が、静かにデスパレスへ向かって走る。
◆車内
ヒビキ(……結局、俺は決戦の日までに
レベル3になれなかった。
アイゼル戦のあと、Dチームは
それぞれ別任務に回されて
一緒に戦う機会もなかった。
……みんなはレベル3に
なれたんだろうか?)
ヒビキは不安を押し隠しながら、車内の仲間たちの顔を見渡す。
◆デスパレス周辺
ワゴン車が立ち入り禁止区域に到着し、Dチームが降車する。
警官が駆け寄ってくる。
警官「アクトDチームの皆さんですね。
どうぞ、こちらへ。」
キリヤ「助かります。」
警官に案内され、封鎖区域の奥へ進むと――
すでにCチームが待機していた。
ジョウ「おう、Dチームも来たか!」
トウヤ「残るはBチームだけだな。」
そこへアカリ率いるBチームが到着する。
アカリ「おまたー!」
ゴウ「遅れてすまねぇ! ガハハハハ!」
◆合同ミッション開始前
トウヤ「全員揃ったようだな。
今回のミッションは
B〜Dチームの合同作戦だ。
初顔合わせのメンバーもいる。
まずは簡単に
自己紹介しておこう。」
ジョウ「いるかぁ?そんなの。」
トウヤ「連携する時に
名前がわからないと困るだろ!」
ユウタ「じゃ、じゃあ俺から!
Cチーム新人のユウタっす!
よろしくっす!」
マコト「同じくCチーム新人のマコトでーす!
よろしく!」
カオリ「Cチーム新人のカオリです。
よろしくお願いします。」
ダイスケ「Bチームのダイスケだ!
よろしくな!」
ハルオ「同じくBチームのハルオです!
よろしく!」
リサ「Bチームのリサよ。よろしくね。」
トウヤ「ありがとう。
これで名前は把握できた。
それでは――
デスパレスに入ろうか。」
◆デスパレス内部
内部は不気味なほど静かで、一本道が続いている。
しばらく進むと、通路が3つに分岐した部屋へ到着した。
全員「!!!!」
マシロ「通路が……3つに分かれてますね。」
アカリ「ねえ、どれ行くの?」
トウヤ「四魔貴将は“決着をつける”と言った。
恐らくこの先の3つの通路に、
それぞれ1人ずつ待ち構えていると
思われるが、問題は――
どうメンバーを振り分けるかだ。」
ゴウ「あみだくじでもするか?
(めんどくせぇが)」
マコト「全員で1つずつ回って倒すとか?
(卑怯っぽいけど)」
トウヤ(いや……相手の能力次第では、
病院の時みたいに
一網打尽にされる可能性もある。
こういう時は――)
トウヤ「エリカ、オラクルフォンだ。
“どう進むべきか”
天啓を聞いてくれ。」
エリカ「え〜、あたしの能力?
まあいいけど!」
エリカ「レベル3――
煌星!」
スーツがギャル風の衣装に変化する。
エリカ「神と繋がる携帯電話
(オラクルフォン)!」
天使の羽が生えたスマホが手に現れる。
エリカ「天啓!この分かれ道、
どう進めばいいか教えて!」
スマホの画面が光り、文字が浮かび上がる。
◆オラクルフォンの表示
以下の3チームに分かれて、それぞれの道を進むべし。
左の通路
・ダイキ
・イズナ
・トウヤ
・ゴウ
・リサ
真ん中の通路
・キリヤ
・マシロ
・エリカ
・マコト
・ユウタ
右の通路
・ヒビキ
・ジョウ
・アカリ
・カオリ
・ダイスケ
・ハルオ
アクトメンバー全員が画面を覗き込む。
ハルオ「3チームに分かれて進めって
書いてありますね。
このオラクルフォンって
何なんです?」
エリカ「質問の答えを100%の精度で
表示してくれる能力よ。
会ったことない相手の情報は
聞けないとか制限はあるけど、
“選択”に関しては
絶対に間違わないの。」
トウヤ「そうだ。俺たちCチームは、
この能力に何度も救われてきた。
天啓を信じて、
3チームに分かれて進もう。」
アクトメンバーは天啓の通りに3つのチームへ分かれる。
アカリ「それじゃ、ここから別行動ね!
四魔貴将を倒したら、
またここで合流しましょ!」
アクトメンバー全員「おう!!」
煽り:3つの通路へ分かれたアクトメンバー。
その先に待ち受けるのは――!?




