表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残響の世界  作者: maro
37/105

37話「試練」

◆凍りついた都市・ビルの屋上


シンは火炎放射器を肩に担ぎ、

下で戦うヒビキたちを無言で見下ろしていた。


シン「…………

   今回は僕の出番は無し、か。」


火炎放射器を軽く持ち上げ、

そのまま背を向けて立ち去る。


◆別の場所・建物の影


壁に張り付くようにして、

“カメラの頭部”を持つアビスがヒビキたちの戦いを録画している。


そこへネイロスのテレパシーが飛ぶ。


ネイロス(キシシシシ……

     今の戦い、記録したか?)


カメラアビス(はい、ネイロス様。

       しかと記録いたしました。)


ネイロス(キシシシシ……ご苦労。

     では、また別の刺客を送ろう。

     次の戦いも――

     余さず記録するのだ。)


カメラアビス(はい、ネイロス様。)


◆2日後・Dチームトレーニングルーム


Dチーム全員が目を閉じ、座禅を組んでいる。


その様子をゴウが腕組みしながら壁にもたれて見守っていた。


そこへアカリが入ってくる。


アカリ「おっすー!……って、あれ?

     みんな何してんの?」


ゴウ「この間のフェイクアビス戦で

   力不足を痛感したらしい。

   全員レベル3になるために

   精神世界の修行中よ。」


アカリ「ふーん。みんな努力家じゃん。

    デスパレス出現までに

    間に合うかしら?」


ゴウ「さあな。精神世界は

   “自分の能力を想像して戦う場所”だ。

   自分の持ち味に気づけなきゃ――

   いつまで経っても

   レベル2のままだろう。」


◆ヒビキの精神世界


そこは白い空間。


クオンが“ミオの姿”で立っている。


ヒビキ「ハァ……ハァ……」


クオン(ミオの姿)「もうおしまいですか?」


ヒビキ(くそっ……!

    わざわざミオの姿になりやがって……

    俺に精神的ダメージを

    与えるつもりか……!?)


クオン「私はあなたを映す鏡。

    この姿は――

    あなたが囚われているものを

    反映しています。

    さあ、試練の続きです。

    あなたの能力……

    “本当の武器”は何です?」


ヒビキ「俺の能力は……

    武器に属性を宿すことだ!」


ヒビキは雷を帯びた剣を召喚し、

クオンへ斬りかかる。


しかし――


クオンは残像となり、背後へ回り込む。


クオン「違います。

    それはあなたの能力ではありません。

    今までの戦いを思い出してください。

    あなたの持ち味は何だったのか。

    あなたの“武器”は――何です?」


ヒビキ「俺の……武器……?

    俺の武器って……

    一体……なんだ……?」


煽り:迷えるヒビキ。決戦の日までに

  レベル3へ到達できるのか――!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ