27話「無駄」
キリヤ「……あいつの召喚可能な武器の数は、
無限だ。」
ヒビキ「む、無限!?
でも、武器の種類って有限ですよね?
いくら多くても無限までは――」
キリヤ「あいつは自身のオーラの範囲内で、
“自分が考えたオリジナル武器”を
召喚することができる。
その意味で無限と言ったんだ。」
ヒビキ「自分で考えた……
オリジナル武器……!?」
◆ルシウス vs シン
ルシウスは相変わらずシンの攻撃を回避している。
ルシウス(くっ……相変わらず速い!
だが、避けているうちに
攻撃の癖も見えてきた……
次の攻撃が来れば――)
シンの槍攻撃をジャンプでかわす。
ルシウス「そこです!!」
回避と同時にエネルギー弾を放つ。
直撃したシンは地面へ吹き飛ばされた。
ドゴォン!!
ヒビキとキリヤが駆け寄る。
瓦礫の中からシンが立ち上がる。
ヒビキ「大丈夫ですか、シンさん!?」
シン「いてて……攻撃、食らっちゃったか。
でも妙だ……
さっきからあいつ、攻撃する前から
“常に回避動作”を取ってるような…。」
ヒビキ「あいつは“思考を読む能力”を
持ってるんです!
だからシンさんが
どの武器で攻撃するか、
全部読まれてるんです!」
シン「……なるほど。そういうことか。
なら――」
シンはルシウスの前へ歩み出る。
シン「ここからは“オリジナル武器”で
攻撃する。僕の思考、
読めるなら読んでみるといい。」
ルシウス「なにっ!?」
◆オリジナル武器①:セパレートランチャー
シン(次はセパレートランチャーで攻撃する)
シンがそう考えた瞬間、
見たこともない形状のランチャーが召喚される。
ルシウス(な、なんだそれは!?)
シンが発射。
ルシウス「聞いたことない武器だが、
所詮は一発!
こんなもの避ければ――」
言い終える前に、
弾丸が空中で無数に分裂した。
ルシウス「!!!!」
分裂した弾丸が全方向から襲いかかり、
ルシウスに全弾命中。
ルシウス「がはっ!!」
シン「セパレートランチャーの弾は
途中で分散するよ。
読めなかったの?」
ルシウス(読めるかぁ!!)
◆オリジナル武器②:サンダーロッド
シン「じゃあ次はこれ。」
シン(次はサンダーロッドで攻撃する)
ロッド型の武器が召喚される。
ルシウス(また知らない武器……
なんなんだそれは!)
シンがロッドを振る。
ルシウス「空振り?
何も起こらないでは――」
その瞬間、雷がルシウスの頭上に落ちた。
ルシウス「がががががが!!!」
シン「サンダーロッドは“振った先の対象に
雷を落とす”武器だよ?
知らないの?」
ルシウス(知るかぁ!!)
◆オリジナル武器③:設置型兵器
シン「じゃあ、そろそろトドメにしようか。」
シン(すべての設置型武器で攻撃する)
ルシウス「ええい!!!
さっきから思考が
意味不明すぎるんだよッ!!
“設置型”って何だ!?
どこに!? 何が出る!?」
シン「こういうこと。」
シンは一瞬でルシウスの周囲を駆け回り、
ミサイル型の設置兵器を10個並べた。
ルシウス「!!!!!!」
シン「発射。」
次の瞬間、
多種多様なミサイル、ビーム、弾丸が一斉に放たれ――
すべてルシウスに命中。
爆発。
ルシウスは黒焦げになり、倒れた。
シン「君の能力、無駄になっちゃったね。」
煽り:天才のセンスは、
凡人には理解できないもの。




