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残響の世界  作者: maro
23/105

23話「違和感」

CチームとDチームは、3階、4階と入院者や病院関係者を救助しながら上階へ進んでいた。


一方その頃――


キリヤとイズナは6階で大量のゾンビに囲まれていた。


キリヤ「はあ、はあ……大丈夫か、イズナ?」


イズナ「はあ、はあ……

    ええ……でも倒しても倒しても

    きりがない……

    それに、傷が……」


巻かれた包帯が血で赤く染まっていく。


キリヤ「俺も傷口が開いてきた……

    ちくしょう、病み上がりに

    容赦ねぇな、こいつら……!」


ゾンビの群れに押され、二人は廊下の窓際へ追い詰められる。


キリヤ「こいつら全部倒して進むのは

    無理だな……

    なら、これでどうだ!」


キリヤは刀で窓ガラスを叩き割る。


キリヤ「窓から飛び降りる!

    そうすれば、こいつらだって――」


????「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ……

     無駄ですよ。」


ゾンビの奥から、ローブをまとったアビスが姿を現す。


ネクロマンサー「私はネクロマンサー。

        この病院には

        私が結界を張りました。

        したがって――

        中から外へ出ることは

        不可能。」


キリヤが窓の外へ刀を突き出すが、


見えない壁にぶつかり、金属音が響く。


キリヤ「……なるほどな。

    お前がここのボスかよ。

    怪我人相手に襲撃とは、

    随分といい性格してやがるな。」


ネクロマンサー「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ……

        弱った相手から叩くのは

        戦術の基本では?

        まあいい。

        あなた方をゾンビで

        追い回すのにも飽きました。

        ここで――お死になさい!」


ネクロマンサーが攻撃を放とうとする。


キリヤとイズナは目をつむり、死を覚悟した――。


ヒビキ「――レベル2、斬!」


轟音とともに巨大な衝撃刃が走り、

ゾンビの群れを一気に切り裂いた。


キリヤ・イズナ・ネクロマンサー「!!!!!!」


屍の向こうに、マスクスーツ姿のヒビキが立っていた。


ヒビキ「間に合ってよかった。」


その背後には、CチームとDチームの全員が揃っている。


ジョウ「おうおう、お前がここのボスかぁ?

    俺たちの仲間を襲いやがって……

    覚悟できてんだろうなァ!?

     ああん!?」


一瞬でゾンビが全滅して焦るネクロマンサー。


ネクロマンサー「くっ……

        ゾンビが全滅とは……

        多勢に無勢。

        ここは一旦引くしか

        ありませんね。」


ネクロマンサーは反対側の廊下へ逃走する。


ジョウ「待て!」


暴走天使に乗り、ジョウが追いかける。


ヒビキはキリヤへ駆け寄る。


ヒビキ「大丈夫ですか、

    キリヤさん、イズナさん?」


キリヤ「ああ、なんとか……

    さっきの奴が結界を張ったらしい。

    あいつを倒さなきゃ脱出できない。

    みんなで追うぞ。」


ヒビキ「はい!」


CチームとDチームは一斉にネクロマンサーを追う。


ジョウ「オラオラ! もう追いつくぞ!」


ネクロマンサー「くっ……速さでは

        バイクに勝てませんね。

        なら――これでどうです!」


ネクロマンサーは階段を駆け上がる。


ジョウ「ちくしょう、

    バイクじゃ階段は無理だ……

    だが、走りゃ追いつける!」


ジョウはバイクを降り、階段を駆け上がる。


他のメンバーも続く。


ネクロマンサーは階段を登り切り、屋上へ逃げ込んだ。


ジョウ「屋上か! 行き止まりだぜ!」


ジョウたちが屋上へ向かう中――

トウヤだけが走りながら、考え込む。


トウヤ(違和感……

    そう、違和感だ。

    ここに入る前から感じていた……。

    もし奴が結界を張った本人なら、

    結界を解除して窓から逃げればいい。

    それをせず、わざわざ行き止まりの

    屋上へ行くということは……

    つまり――)


トウヤ「はっ!

    みんな!! これは罠――」


叫んだ瞬間、

CチームとDチームはすでに屋上へ出ていた。


ルシウス「正ッ解ッ!!」


屋上に立つルシウスが高らかに叫ぶ。


その隣には巨大な球体。


次の瞬間――


全員のスーツのアビスオーブが

磁石のように球体へ吸い寄せられた。


全員のスーツが強制解除される。


全員「!!!!!!!!!!」


ルシウス「くっ、くっ、くっ……

     結界はこのために

     張らせていたのですよ。

     スーツを奪えば、

     あなた方はただの人間。

     さあ――始めましょうか。

     地獄のショーを!!」


煽り:スーツを奪われた合同チーム。

   勝算はあるのか――!  

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