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残響の世界  作者: maro
13/105

13話「見る力」

トレーニングルームには、

カマル、ヒビキ、イズナ、マシロ、ダイキが集まっている。


カマル「さて、みんな集まったかしら?」


ヒビキ「あれ?シマさんは?」


マシロ「……シマさんはシグマさんに

    辞表を出して、組織を辞めました。」


カマル「なら、ここにいる4人で

    全員ってことね。

    じゃあレッスンを始めるわよ。」


カマルは右手で束ねた鞭を、パチン、と左手のひらに叩きつける。


カマル「レッスンその1、“見る力”について。

    どんなにスーツが頑丈でも、

    強いアビスから攻撃を受ければ——

    即死することがあります。

    これは、ご存知かしら?」


ヒビキはヨコが死んだ瞬間を思い出し、静かにうなずく。


カマル「戦闘の基本は“見る力”をつけること。

    見る力がなければ、

    相手の攻撃を受け、

    場合によっては死ぬことだってある。

    これは戦う以前の問題よ。

    だからレッスン1では、あなた達に

    “見る力”をつけてもらいます。」


ダイキ「動体視力を鍛えるってことっすか?」


カマル「んー、ちょっと違うわね。

    ここで教えたいのは

    “目を意識して対象を見る”

    ということ。

    まあ、実際にやってみたほうが

    早いかしら。

    これからみんなを攻撃するから、

    避けてね〜ん♡」


カマルが笑顔で言った瞬間——


バシバシバシッ!


Dチーム全員が吹き飛び、壁に叩きつけられる。


ヒビキ「かはっ!」


ヒビキ(見えなかった……!

    攻撃されるとわかっていたのに、

    何も見えなかった……!)


カマル「今、みんなを

    鞭で3発殴ったんだけど……

    見えてたかしら?」


ヒビキ(3発!?

    今の一瞬で全員に3発も……!?)


ダイキ「……1発だけ。

    1発だけ見ることができたっス。」


カマル「あら、ダイキちゃん優秀じゃな〜い!

    攻撃が来る前、どうしてた?」


ダイキ「カマルさんが鞭で攻撃するって

    わかってたので、

    鞭を意識して見てました。」


カマル「いいわね〜。

    でも、それだけじゃ足りないわ。

    必要なのは、

    まず“自分の目を意識すること”。

    そして、目を使って

    “相手の動き”“武器の動き”を

    見ようと意識すること。

    そうすれば、スーツがその意識を

    汲み取って動体視力を

    自動でアシストしてくれるの。」


ヒビキ・イズナ・マシロ・ダイキ「!!!!!」


ヒビキ「スーツにそんな機能が……。」


カマル「わかったら、はい集合〜!

    もう一度やるわよ!

    今度は“目を使って相手の動き、

    武器の動きを見る”ことを

    意識してみてね!」


全員がカマルの前に集まる。


カマル「行くわよ〜!」

    その瞬間、ヒビキは自分の“目”に

    意識を集中させた。


さらに、カマルの動き、鞭の軌道を“見よう”と意識する。


ヒビキ(見える……!

    カマルさんの動きが

    スローモーションみたいに見える!

    これなら……!)


ヒュンヒュンヒュンヒュン!


ヒビキはカマルの攻撃を次々と回避する。

そして、合計4回の攻撃を避けきった。


周囲を見ると、他の3人も同じように回避していた。


カマル「Good!まさか教えて1回で

    全員できるようになるなんて

    思わなかったわ〜!

    カマル感激〜♡

    実戦では、この感覚を

    絶対に忘れないようにしてね!

    それじゃ、レッスンその2

    行くわよ!」


煽り:見る力——それは“意識”すること!

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