12話「レッスン」
──深渦浜海岸の戦いから3日後──
アクト・トレーニングルーム
ヒビキが黙々と腕立て伏せをしている。
イズナ「何やってんの、あいつ。
腕立て伏せ?」
マシロ「深渦浜海岸の任務が終わってから、
ずっとああやって一人で
トレーニングしてるんですよ。」
ヒビキ(俺は無力だ……。
あの時、俺にもっと力があれば……)
マシロ「……そういえば、
あれから3日経ちましたね。
Cチームが現場に派遣されたって聞きましたけど、どうなったんでしょうか?」
???「Hello!」
気づくと、イズナとマシロの背後に
化粧の濃い、ド派手な金色のスーツを着た色黒の男が立っていた。
イズナ「あ、あんた誰?」
カマル「私はCチームのカマル!
Dチームの子達、よろしくね〜ん♡」
(カマルのセクシーポーズ。ハートが飛ぶ)
イズナ・マシロ(こ、濃い……)
カマル「はっ!
あらやだわ、このお部屋……
辛気臭い!」
周囲に香水を噴射しまくる。
マシロ「あの、Cチームの方が
なぜこんなところに……?」
カマル「当然でしょ〜!
キリヤちゃんから頼まれたからよ!」
ヒビキ・イズナ・マシロ「!!!!」
ヒビキ「キリヤさん!生きてるんですか!?」
会話を聞きつけ、ヒビキが駆け寄る。
カマル「生きてるわよ〜ん。
ただし全治1か月の重症だけどね!」
ヒビキ「重症なのか……。
でも、生きててよかった……!
あのフェイクアビスはどうなったんですか?」
カマル「誰かが倒したみたいね。
あたし達Cチームが
海岸についた時には
キリヤちゃんが倒れてて、その近くに
“アビスエネルギー3000”のオーブが
落ちてたの。
それでキリヤちゃんを
病院に運ぶ時に頼まれたのよ……」
──カマルの回想──
カマルがキリヤを肩で支えて運んでいる。
キリヤ『あ……あいつらを……
Dチームのメンバーの
面倒を見てやってくれ……』
──回想終わり──
カマル「だから、ここに来たってわけ!
聞いたところ、あんた達……
リーダーほっぽり出して逃げたって
聞くじゃな〜い!
キリヤちゃんの指示でしょうけど、
リーダーに“足手まとい”だと
思われてるようじゃダメよ〜ん!
キリヤちゃんが戻るまで、
あたしがあんた達を
鍛え直してあげます!」
ヒビキ「そういうことでしたか。
俺も今回の件で力不足を
感じていたところです。
Cチームの方に
鍛えてもらえるなら……
願ってもない。
ぜひお願いします!」
マシロがイズナを見ながら言う。
マシロ「力不足は事実ですからね。」
イズナがマシロを見ながら言う。
イズナ「ま、しょうがないわね。」
カマル「決まりね!
Dチームのメンバーを
全員ここに集めてちょうだい。
ここであたしがあなた達を
鍛え直してあげます!
ただし……装!」
カマルの武器“鞭”が召喚される。
カマル「あたしのレッスンは厳しいから……
覚悟しておいてね♡」
(手をクロスし、にやついた顔で鞭を近づける)
ヒビキ・イズナ・マシロ「ゴ、ゴクリ……」
煽り:カマルの言う“レッスン”とは……!?




