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残響の世界  作者: maro
103/107

103話「光」

ゼビウス「ぐわああ、こんな下等生物に、

     余が…!」


ゼビウスの身体が崩れ落ちていく中、

脳裏に戦闘前の四天貴将との会話がフラッシュバックした。


◆ゼビウスの回想


オルフェ『し、しかしお言葉ですが、

     ゼビウス様。迎撃態勢に入れば、 

     我々の戦力は分散します。

     それよりも我々3人で

     倒しに行った方が

     確実ではないでしょうか?』


ゼビウス『……12000年前、

     余も同じことを考えた。

     親衛隊を3人向かわせたことで、

     城の警備は手薄になり、

     その結果、

     余は封印されることとなった。

     あの時の過ちを

     繰り返すわけにはいかん。

     黙って余の命令に従い、

     それぞれの持ち場につくのだ。』


◆回想終了


ゼビウス(結局伏兵はおらず…

     オルフェの判断が正解だった…

     余は12000年経っても…

     同じ過ちを繰り返…)


ゼビウスの身体は完全に消滅し、

胸にあったアビスオーブだけが地面へ落ちた。


◆戦いの終わり


キリヤ「…終わったか。」


イズナ「…みたいね。」


チームメンバーがヒビキのもとへ駆け寄る。


マシロ「…大丈夫?」


ヒビキ「…ええ。なんとか。」


ダイキ「長い闘いもこれで終わりっすね。」


キリヤ「だが、ここに至るまで

    多くの犠牲が出てしまった。」


ヒビキ「……。」


ヒビキは地面に落ちたゼビウスのアビスオーブを見つめる。


◆世界線の話


ヒビキ「みんな、思い出してくれ。

    ゼビウスが戦う前に

    言っていたことを。」


回想のゼビウス


ゼビウス『お前達人間を攫って操作し、

     人間のエネルギーを

     ここまで集めたのだ。

     あとはおまえ達を殺して

     アビスオーブを奪えば、

     この術は完成する。

     そうだ、お前達人類に

     封印された過去を消滅させ、

     別の世界として

     やり直すことができるのだ。

     ムー帝国が君臨する

     世界としてな!』


マシロ「まさか!」


ヒビキ「ああ、そのまさかだ。

    このオーブの力を使って

    世界をみんなが死ななかった

    世界線に変える。」


全員「!?」


ダイキ「で、できるんすか!そんなことが!

    も、もしそれができれば

    最高っすけど!」


マシロ「あのゼビウスみたいに

    オーブの力を操れるの…?」


キリヤ「…いや、できるかもしれない。

    レベル4まで到達したあいつは

    確実にアビスオーブと同調していた。

    その同調する力を使えば、

    このオーブを操作することも

    可能かもしれない。」


◆ヒビキの決意


ヒビキ「…俺はミオ、そしてこの戦いで

    亡くなったみんなを

    どうしても生き返らしたい。

    例え世界線が変わり、

    これまでの記憶が

    失われることになっても

    みんなには生きていて欲しい。

    でも、それには

    みんなの協力が必要だ。

    もしこの中で誰かひとりでも

    断る人がいれば、

    あきらめようと思う。」


キリヤ「ばーか!ここまで来て

    諦める奴がいるかよ。

    記憶なんかより、一般人含めて

    今まで失われた何十万人もの

    命の方が大事に決まってるだろ!」


マシロ「大切な人を失ったのは

    ここにいるみんなも同じ。」


ダイキ「ここまで来れたのは

    ヒビキさんのおかげっす!」


イズナ「誰もあんたに反対する人なんか

    いないわよ。」


ヒビキ「…みんな、ありがとう。」


◆世界線改変へ


ヒビキはゼビウスのオーブを両手で持ち上げる。


ヒビキ「今からこのオーブを使う!

    ただし、俺一人のオーラでは

    このアビスオーブと同調し、

    完全制御することはできない!

    みんな力を貸しくれ!」


チーム全員がヒビキへ手をかざし、オーラを送る。


ヒビキ「うおおおお!!!!!」


キリヤ「ふっ!このチーム最後の大仕事だな!

    だが、みんな安心しろ!

    ここまで来た俺達の絆は本物だ!

    例え世界線が変わったとしても

    きっとまた会えるさ!

    最後に、ヒビキ、ありがとな。

    お前のおかげで

    感情を取り戻せたぜ!」


光に包まれ、キリヤが消える。


ダイキ「俺は勇気をもらったっす!

    また会いましょう!」


光に消えるダイキ。


イズナ「あたしは諦めない気持ちを

    学んだわ、ありがとう。」


光に消えるイズナ。


マシロ「私は優しい心を学びました。

    きっとまたみんなで会いましょう!」


光に消えるマシロ。


ヒビキ「みんな、最後までありがとう。」


ヒビキも光に包まれ、消えていった。


煽り:光に包まれた世界。そして、世界は――

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