102話「かけら」
ゼビウス「ちい、仲間が戻って来たか、
こざかしい!
だが、ダメージを受け
未来視が使えなくなった
今の状態でもお前たちを
殺すことはわけないぞ。」
ゼビウスは嘲笑しながら空中へ跳び上がる。
片手を掲げると、上空に黒い球体が形成されていく。
ゼビウス「我が最終奥義アビスボールで
全員まとめて
消し炭にしてくれるわ!
くらえ!」
巨大なアビスボールが唸りを上げながらDチームへ迫る。
キリヤ「みんな!発だ!」
Dチーム全員がアビスボールへ向けて“発”を放つ。
光線がぶつかり合い、空間が震えた。
ゼビウス「こざかしいことを!
ならば、これでどうだ!」
アビスボールがさらに巨大化し、
Dチームの“発”を押し返し始める。
アビスボールはじりじりと距離を詰め――
ついに目前まで迫った。
キリヤ「うおおおお!!」
ダイキ「ぐぎぎぎぎ!!」
イズナ「ダメ、全員の力を合わせても
押される…!」
マシロ「このままじゃ、
このままじゃ全員やられちゃう!」
アビスボールが目前に迫り、光が視界を覆う。
ヒビキ「…ダメだ、もう終わりだ…。」
その時――
??「あきらめないで!」
ヒビキ「!?
その声は!ミオ!
一体どうして!?」
声の方向を見ると、
ヒビキの胸元――ミオのアビスコアの破片が淡く光っていた。
そこから透明なミオの映像が現れる。
ミオ「これは私の残留思念。
アビスオーブの破片を通じて
あなたに語り掛けています。
このオーブの最後の力を
あなたに送るわ。
最後まであきらめないで。」
ヒビキ「ミオ…ありがとう。」
ヒビキの瞳が強い光を宿す。
ヒビキ「うおおおお!!!!」
ミオの破片から流れ込む力がヒビキの“発”を爆発的に増幅させた。
その光はアビスボールを押し返し、ゼビウスの目前まで迫る。
ゼビウス「な!最大出力の
私のアビスボールが押される!?
そんな馬鹿な!!」
ヒビキ「うおおおおおお!!!!」
ゼビウス「があああああ!!!!!」
Dチーム全員の“発”が一つの巨大な光となり、
ゼビウスの身体を飲み込んだ。
煽り:光に包まれたゼビウス。
勝敗は如何に――?




