090 美味しい朝食
久しぶりだな、、、
レベルアップは、
たしか前回はトレントを倒した時だったよな
レベルは「14」に上がった
レベル 14
HP 88(+7)
MP 50(+5)
やはり今回は新しいスキルは覚えていない
前回【JC】を覚えているしな
まだ【JC】の景品も???がついてあり
端玉景品しか見れていない
これも早く解放したいとは思っている
次に俺はステータス画面のスキルを確認する
レベル2 【サンド】
レベル7 【台パン】
レベル9 【負のオーラ】
レベル11【コインロッカー】
レベル11【冷蔵コインロッカー】
レベル13【JC】
改めて見ると・・・
パチンコ店のスキルばっかりだな、
たいして役に立たないと最初は思っていたが
なんとか現状ではこのスキルで
生き延びられているな
んんん・・・
スキルの所がピコピコと光っているな
押してみるか、、、
点滅している部分を押すと
・パチンコ (スキル6)
・競馬 (スキル0)
・競艇 (スキル0)
・競輪 (スキル0)
・オートレース (スキル0)
・???
「これは、、、」
もしかして、、、?
覚えれるスキルが増えたっていうことか?
たしかに現在はパチンコ系のスキルのみだ
ここから先は競馬・競艇・競輪・オートレース
も覚えることができるのか?
しかしパチンコは店長として働いていたから
使い方も分かるが?
競馬や競艇のスキルってなんだ??
ムチ?手綱?プロペラ?エンジン?
よく分からないな、、、
というか分かるやつなんていねぇよ!!
まぁ、
それでもマイナスにはならないだろう
サンドも負のオーラもそれなりに使えるからな
コインロッカーなんて無いと今はかなり
困るからな
俺はステータス画面を閉じた
もういい、深く考えるのは止めとこう
あまり過度な期待をせずに自然体でいこう
そう思い俺は部屋にあるランプを消した
今はゆっくり寝ることにしようZZZZZ
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
「ふぁぁぁぁぁーーーっと」
ぐっすり寝たな、、
昨日は大変な1日だったからやっぱり
疲れがたまっていたのかな?
ゆっくりベッドから身体を起こして
背伸びをしていると、
テントの外から
「おはようございます。マリーシャです。
もう起きてられますか?」
俺はその声の方に向かって
「はい、起きています。
何かありましたか?」
「いえ、魔族の方から朝食の準備が
出来たから様子を見てきて欲しい
と言われたので、、」
「ああ、そうですか、
すみません。すぐに行きますので」
結構な時間、寝ていたんだな
起こしに来てもらうまで寝ていたんだな。
急いで顔を洗い、靴を履いてテントの外に出た
「おはようございます」
テントの外でマリーシャが待っていた
相変わらずの美人だと思う。
ニルヴァースの副隊長をしていた時の
とげとげしさが完全に無くなっていた
「すみません。お待たせしました」
俺が頭を下げると
「気にしないでください。
それよりゆっくり休めましたか?」
「ええ、お陰様でかなりゆっくり寝れました。
体調も全く問題ありません」
「それでは朝食の場所に案内しますね」
そう言ってマリーシャは集落にある
大きなテントに案内してくれた
30人くらいは入れる大型のテント内には
たくさんのテーブルと椅子があり、
中では魔族たちが朝食を食べていた。
このテントはこの集落の食堂って所だろうな
テーブルの奥の席に案内されると
デュランとバイガクの2人が朝食を食べていた。
「おはよう」
デュランが俺に気付き挨拶をする
「おはようございます」
「昨日はゆっくり休めたか?」
「はい。
久しぶりに寝坊するくらいゆっくり寝ました」
「ハハハ、それは良かったよ」
「あれっ?マグール・ブルードさんは?」
「あの2人は完全な二日酔いだ、、、
いや、、2人だけじゃないな、、
半数近くはまだ二日酔い状態だな、、」
デュランは肩をすくめて言った
「そ、それは、、なんと言ったらいいか、、」
「いや、たまにはハメを外して楽しまないと
いけないからな、昨日のお酒は俺が指示した
ものだから、
良い息抜きになったよ」
そんな話をしているとマリーシャが
俺と自分の分の朝食を持ってきてくれた
「あ、、すみません。鳥に行ってもらって」
「いえ、良いんですよ、
それよりあったかいうちに頂きましょう」
持ってきたのはクリームスープとパン
あとは牛乳とサラダだ。
スープとパンからはほのかに湯気が出ている
出来立ての朝食だと分かるな、
このレベルは少し高いビジネスホテルの
朝食に見えるくらいのクオリティだ。
「あいかわらず美味しいですね」
俺が正直に言った
「私もそう思います。
このレベルの朝食を出す宿などは
中々無いと思います」
俺がプロストンの町で泊まっているアリーの宿の
朝食も悪くは無いが、この魔族の集落の朝食は
本当に美味しいと思った
「そう言ってもらえると励みになるな、
朝食はこの集積地では一番大事にしているからな」
「そうですね、
朝食はデュラン殿のこだわりですから」
バイガクが言った
「そうなんですか?」
「まあ、そう言われるとこだわっている
かもしれないな、、
朝食はこれから働く我らにとっては一番
大切だと思ったからな、
晩飯が質素でも朝食だけは美味しい物に
こだわりたいと思っている」
う~ん、、素晴らしいな、、、
現世では朝食などほとんど食べていない
俺には耳が痛いな
「私もそう思います!
これから訓練と言う時には美味しい物を
食べた方が訓練も身になると思います!」
マリーシャも朝食の重要性を語り始めた
2人は責任者でもあるからな、、
部下の体調管理などにも細心の注意をしている
のだろうな、、
管理職の大変さは俺も知っているが
この2人はレベルが高いと思った
そんな朝食談義をした
その後、朝食を食べ終えた頃に
「コウキはこの後にはもう町に戻るのか?」
デュランから聞かれたので
「そうですね、
この後にプロストンの町に討伐依頼の
達成の報告と討伐品の買取をお願い
しようと思っています」
「分かりました。私はすでに準備は出来ています」
マリーシャは用意はすでに終わっているみたいだ
とは言っても俺も特に準備するものはない
テントにひのきの棒を取りに戻るくらいだ。
「すぐ出立するか?」
「そうですね、、、
デュランさん達は今日は町には向かわない
のですか?」
「残念だが、今日はこの前来た船の交易品の
確認をしなければいけないからな」
「そうですか、、名残り惜しいですが」
「ああ、またいつでも遊びに来てくれ、
マリーシャ殿いつでも歓迎するぞ」
「わ、私もですか?」
「ああ、いつでも来てくれ、
色々あったかもしれないが、
もうそれは過去のことだ」
そう言ってデュランとマリーシャ、
そして俺と握手をして別れを済ませた。
その後、俺はテントにひのきの棒を
取りに行き魔族の集落の出入り口で
マリーシャと合流した。
「それじゃあ、行きますか?」
俺がマリーシャに言うと
「はい!」
そしてマリーシャは集落の魔族に向かって
「ありがとうございました!」
大きな声で集落の魔族たちに感謝を伝えた
何かいい感じで終われて良かった、、
少しだけ幸福度も上がったんじゃない?
俺はそう、心の中で思った




