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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第4章 出航に向けて

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088 地図はありますか?

「しかしこの時期に人族の大陸に行くなど

 よほどの理由があるんだな?」


 マグールが聞いて来た


「そうですね、、、何というか」


 俺が返答に困っていると


「ああ、分かっている、

 色々と事情があるんだろう、、

 詳しくは聞くつもりはない。

 ただ、無事に帰ってこいとだけ伝えておくぞ」


 カッコいい!デュラン、、、

 サラッとそういうセリフを言える男に

 俺もなりたいと思った


「しかし北西の大陸も複雑ですね、、

 北西の大陸の地図とかはここでは

 手に入らないですか?」


 俺が訪ねてみると


「地図は国家の重要機密情報ですから

 かなり難しいと思います」


 マリーシャが答える


「そうだな、、

 まだ各大陸の種族が疑心暗鬼の状態だ、

 どの大陸の地図も手に入れることは

 とても困難だと思う、、

 俺でさえ南東の故郷である魔族が住む

 大陸の地図は見たことが無い」


「そうなんですか、、」


「もちろん、

 私たちが住む鬼人族の地域の地図なら

 持っているが、それ以外の地域は

 ほとんど分からないからな」


「私もエルフが住んでいる南西の地図は

 見たことがありません。

 ある程度は頭の中に入っているので分かりますが

 詳しく地図にしているのは王宮の書庫でしか

 見れないと思います」


「そうなんですな、地図は重要機密なんですね」


 この世界では地図は重要な情報なんだ、

 やはり侵略戦争を繰り返している世界だから、

 少しでも自国の情報は秘密にしておきたいのだろう


 ふと思った


「それではこの中央大陸の地図はあるのですか?」


 俺は疑問に思ってことを聞いた


「中央大陸の地図も詳細な地図は無いだろう」


「はい、私も見たことはありません、

 せいぜいプロストンの町とこの南の街道、、

 あとはプロストンからの東西の街道くらい

 しか見たことはないです」


「ではこの大陸全部はまだ未開の地ってこと

 ですか?」


「そうだな、

 コウキはこの世界のことをあまり知らないから

 教えてあげた方がいいかもな」


「そうなんですか?」


 マリーシャが驚いている


 そうか、、

 マリーシャは俺がデュランに付けられた

 『迷い人』ってことは知らないな


「なんだ?コウキ、、

 マリーシャ殿には伝えていないのか?」


「ええ、まあ、

 出会ったのもつい最近ですし、、

 一応、一時期は敵対していたので、、」


「あの、、私は席を外しましょうか、、?」


 マリーシャが席を立とうとしたので、、


「いえ、良いですよ、、

 一緒に戦ったパーティーですから、、

 伝えておいた方が良いでしょう」


 俺が伝えると


「、、、あり、ありがとうございます」


 ま、また泣きそうになるので


「その、、大丈夫ですよ!

 そんなに深刻な話じゃないですから、」


 俺は極めて明るく伝える


 そして以前、、

 デュランが俺の正体を『迷い人』にした

 理由を話した


 ・・・・・・・・・・・・


 ダンジョン内での転移系のトラップを踏んで

 迷い込んだとか、どこかで転移の魔法が失敗

 して飛ばされたとかな、

 または違う世界からこの世界に

 神隠しで現れたなど、、、

 それを総じて、『迷い人』


「ではコウキ殿は違う世界から来た、、と」


 マリーシャが驚愕の表情だ、、


「あくまでも俺の推測だがな、、」


 デュランが言う


「まあ、俺の正体はそんな感じなんですかね」


 俺はあっけらかんとして伝える


 まあ本当の正体はゼウス様に言われて

 転生してきた中年の元パチンコ店長だけど・・・


「それで、、あの、、能力を持っている、、」


「ああ、そうとしか説明がつかないことが

 たくさんあるからな」


 これは俺のことで話が長くなるかもしれない


「そ、それより、この中央大陸は

 まだ未開の地が多い理由はなんですか?」


 俺は話を遮って話題をこの中央大陸の

 ことに戻した


「そうだったな、

 この中央大陸を巡って種族間での争いについては

 この前話したよな?」


「ええ、

 約100年前にこの中央大陸の争いは

 4つ大陸の代表者で停戦になったと、

 聞きました」


「その時にプロストンの町が出来た、

 本来この中央大陸には4つの町があったのだ、

 魔族は南東・龍族は北東・人族は北西

 エルフと獣人は南西に町と港があった。

 まあ戦争するための基地の要素もあったがな」


「そうなんですね」


「本来ならばこの中央大陸の中央を占領しようと

 各大陸の軍は進んだが、」


「もしかして『魔の森』が、、、」


「そうだ、、

 この大陸の魔獣・魔物が異常に強い!

 各種族でもかなりの損害が出たのだ、

 それで各国は中央は諦めて海岸線からの

 侵略になったのだ。

 この目の前の南につながる街道は

 元は魔族が築いた町につながっていた」


「それじゃあ、この街道をさらに進めば

 町につながっているんですね」


「ああ、今は廃墟だがな・・」


「廃墟?」


「そうだ、停戦の条件として各国が築いた町を

 放棄することが取り決められてな、、

 4つの町は全て廃墟になっている」


「もったいないですね、、」


 俺が呟くと


「そうですね、

 しかしもし町をそのままで残しておくと、、

 また戦争の準備を疑われますので、、

 ・・・・・・・

 私たちニルヴァースの任務の一部で

 廃墟になっている町の見回りもあります」


「我らも、魔族が建てた町には近づかないように

 しているのだ、これは協定で取り決められて

 いるからな」


 マグールが答えた


「ただ、、問題もあってな、、

 廃墟になった町が魔物たちの住処になって

 しまった負の部分もある」


 デュランが言った


「それで、冒険者たちには定期的に廃墟になった

 4つの町の巡回と魔物討伐も依頼している、

 ニルヴァースだけでは人手が足りない。

 だからプロストンの町には冒険者が多いのだ」


「なるほど、、

 それで中央大陸の中心部はやはり

 未開の地なんですね」


「そうだな、、何回かは各国の軍や

 冒険者たちも挑戦したとは思うが、、」


 デュランは考え込む


「はい、おそらくは魔の森を制覇した方は

 いないと思います」


 代わりにマリーシャが答えた


 この中央大陸の真北にプロストンの町

 東側に龍族と魔族の廃墟の町

 西側に人族とエルフ・獣人の廃墟の町

 中央は未だに未開の地


「中央大陸の南側には何かあるのですか?」


 残った南側に聞いてみると


「南側には高い崖がある、、

 船では上陸は絶対にできないと思う」


 そういうことなんだな、、


 待てよ、、龍族は飛べるんじゃないか?


「でもニルヴァースの隊長、龍族のヴァイン隊長

 なんかは空から偵察などができると?」


「普通は思うだろう、、だが出来ないらしい」


 マグールが答える


「俺も詳しくは知らないが、龍族でも相当

 能力がない限りは長時間の飛行は難しい

 らしいな」


「はい、私もヴァイン隊長から聞きましたけど

 長時間の飛行は龍族の中でも5人くらいしか

 いないみたいです、

 それに・・・」


「それに?」


「一度、龍族同士の会話で聞いたのは、、、

 この中央大陸の中心地を空から支配しようとして

 北東から龍族の大群が攻めたみたいですが、」


 ゴクッと息を飲んで


「全滅したみたいです、、、」


 また謎が増えたよ、、、

 いつか回収できるのか?

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