085 剥ぎ取りの成果
川にはツインリザードの死体が
たくさん浮かんでいる。
しかし全部が浮かんでいる訳では無い
おそらく何頭か川に流されている
そんなに川の流れが強いわけではないが
それでも川の深い所に浮いていた
死体は川下に流されているだろう。
現在見えるだけでは10~15頭くらいか?
「もったいないことをしたかな?
もう少しちゃんと狩っていれれば、、」
少し残念そうな俺を見て
「そ、それでも大量ですよ!
これだけあれば金貨100枚以上はあります!」
マリーシャがフォローしてくれる
「それにもうすぐ陽が暮れます、、
これ以上は危険だと思いますが、、、」
なるほど、、
俺が更に追加で討伐するのを、、
遠まわしで止めているんだろう、、
「それに途中にはウッドタートルの
甲羅も置いてある、
夜になると危険だから、早めに
剥ぎ取って俺たちの集積地に戻ろう」
デュランがそう言った
「それにマグールさんが心配です、、」
「えっ?」
「そうだな、、
コウキは知らないことだが、、
ここに来る途中でゴブリンの集団に襲われたんだ
マグール達が俺たちを先に行かせるために
防いでくれているんだ」
「そんな!!
じゃあ、早く戻った方が、、」
「大丈夫だ、
マグールたちはそんなに弱くない、
ゴブリン共の群れなどに殺られる鬼人族はいない」
そうだよな、、
「ただ、夜になると向こうに有利になる
かもしれないからな、、」
「ならば急ぎましょう!」
ブルードがツインリザードの死体を
川から引き揚げ始めている
「そこに並べてください、
剥ぎ取りは得意なのですぐに取り掛かります」
そう言ったマリーシャが剣で
ツインリザードの死体から今回の目的の品
である爪を剥ぎ取ってくれた
剝ぎ取ってくれた爪は俺がコインロッカーを
召喚して中に詰め込んでいく
デュランとブルードは川からツインリザードを
引き上げてくれた
「よくこれだけのツインリザードを1人で
倒したもんだな、
俺達でもこれだけを相手にするのは難しいぞ」
「1人じゃないですよ、
マリーシャさんもいましたので」
俺はコインロッカーに仕舞いながら否定するが
「いえ、私はほとんど役には立っていません
倒したのはコウキ殿1人のお力です。」
と言われた、、、
川に浮かんでいたツインリザードは
全部剥ぎ取りを完了した
「本当は肉とかもご馳走なんだがな、、」
デュランがもったいなさそうに言う
「ならば1~3頭分くらいの
肉を持って帰りますか?」
「いいのか??」
デュランが言う
「良いですよ、俺には冷蔵ロッカーもあるので
入るだけ持って帰りましょう、、
ただ全部は入らないと思いますので、、」
「ヨッシャーー!!
今日は肉が食えるぞ!!」
ブルードが相当喜んでいる
「ただ、あっちのツインリザード亜種の肉は
食べない方がいいかも知れませんね」
「なんでだ??」
ブルードが聞いて来たので
「あれはおそらく毒を持っていると思うので
あの亜種は肌の色からしても猛毒を体内に
持っている感じがするので、、」
「たしかに、、そうだな、、」
デュランが亜種を見て呟く
「それに戦っている時は毒のブレスを
大量に吐いて来ましたので、」
俺は戦った時のことを伝えると
「そうだったのか、、
じゃあ無理して食べるのは止めといた
方がいいな」
ブルードは残念そうだが諦めた
「ではこの亜種は、爪だけにしておきますか?」
俺が問いかけると
「そうですね、、、、
4本の足からの爪と、、、」
そう言いながら、マリーシャが
ツインリザードの亜種の周りを見ている
「あとは、、牙、、
背中の鱗が良いと思います」
「鱗ですか?」
「はい、ツインリザードの鱗は防具にも
使われます、、あとは貴族や商人たちの
中ではカバンの材料になります」
なるほど、、
たしかに現世でも鰐皮の財布やカバンなんて
あったような気がしたな、、、
確かに金持ちが好きそうな感じだよな
マリーシャがテキパキと亜種の解体を
してくれる、
俺もこの世界に来て耐性が付いたみたいで
平然と解体を見ることが出来ている
現世では「屠殺」なんて見たことがないからなぁ
コインロッカー、冷蔵ロッカーには入れれるだけ
とにかく詰め込んだ、
「このぐらいが限界か、そろそろ戻りますか?」
俺がそう言うと
「そうですか、、少しもったいないですけど
もうすぐ夕暮れになるので仕方ありませんね」
「そうだな、欲を出しても良いことはないからな」
マリーシャ・デュランも同意してくれた
「残したこのツンリザードの死体は明日には
無くなっているのだろうか?」
俺は疑問を聞いてみた
「まあ、おそらくはこの周辺にいる
魔獣たちの餌になるだろうな?」
「じゃあ、明日には残っていないと、、」
「無いだろうな、、」
「私も明日にはほとんど残っていないと、、」
「そうですか、、」
残念そうな俺に
「なんだ、まさか明日またここに来ようと?」
デュランが聞いて来たので
「まあ、ちょっともったいないかな、、と」
「そうかも知れんが、、まあ明日には骨も
残っていないと思うぞ、、、」
俺も貧乏性だな、、
まあ、また狩れば良いか、、
「じゃあ、戻りますか?」
「そうだな、陽が暮れるまでには街道に出よう」
「分かりました。コウキ殿、
体調は大丈夫でしょうか?」
マリーシャが聞いて来たので
「問題ありませんよ、それよりマリーシャさんの
方が疲れているんじゃないですか?」
「私は問題ありません、ニルヴァースの
訓練でも鍛えられていますから、」
笑顔でマリーシャが答えた
ニルヴァースの訓練ってそんなにハード
なんだろうか?
まあ治安部隊だから、
それなりの訓練はしているとは思うけど、
「それにマリーシャ殿は元とは言え、
赤級の冒険者だ、これくらいなら少し休憩すれば
回復するのだろう」
デュランが側で教えてくれた
そうだったな、元冒険者だもんな、
基礎はしっかり出来ているんだろう
「よし!それじゃあ少し走りながら戻るぞ」
デュランが先頭に来た道を戻って行く
後ろから、俺とマリーシャ、ブルードが
続いて行った。
もうすぐ完全に陽が暮れるな、、
少し暗い中を走っていくと、、、
1キロ先くらいから灯りが見える、、、
おそらく川辺で焚火をしている灯りだ!
「あれは、、、?」
俺がデュランに走りながら聞くと、
「おそらくマグール達だな、、
焚火をして、俺たちを待っていてくれている
みたいだな、、」
「じゃあ戦闘は?」
「おそらく終わっているだろうな
心配しなくても大丈夫だ、
無事だから焚火をしているんだろう」
俺たちは焚火の方に向かって急いだ
「デュラン殿!!!
大丈夫ですかーーー!」
これはマグールの声だ、
「ああ!!大丈夫だ!!
ちゃんとコウキも連れて帰って来たぞ!」
デュランが大声で応えると
「おおーーー!!」
「よっしゃーーー!!」
「さすがリーダーだぜ!!」
周りにいた鬼人族が歓声を上げている
そして鬼人族と俺たちは合流することが出来た
デュランの周りに鬼人族たちが集まる
「よし、、話は後だな、
お前たち!!今日はご馳走だからな!!
ただ、もうすぐ陽が暮れる!!
急いで俺たちの集落に戻るぞーー!!」
デュランがそう全員に伝えた。
遅くなりました。下手な文章ですが、、
この4日間でフォークリフトの免許を受けていました。




