表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第4章 出航に向けて

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

79/110

076 パーティーでの初依頼

 ギルドマスターの部屋を出て、1階に下りて来た。

 早朝の混雑は収まっているな、

 今ならゆっくりと依頼の掲示板を

 見ることが出来そうだ。


 掲示板の前まで来たが、

 やはり「青級」と「緑級」クラスの依頼が多いな、

 「紫級」もあるが、「赤級」は見当たらない。


 やはり依頼料が高いから依頼が少ないのかな?

 俺の見立てにだと


 ・白級=銀貨5~8枚

 ・青級=銀貨8枚~金貨2枚

 ・緑級=金貨1枚~5枚

 ・紫級=金貨3枚~9枚


 こんな感じだな、報酬は、

 金貨1枚が現世で1万円と考えると、

 4人パーティーを組む場合は最低でも金貨2枚

 以上じゃないとこの世界での生活は厳しいな


 ここから赤級の依頼料は最低でも

 金貨5枚以上だと考える。


 なるべくなら金貨150枚以上は稼ぎたい、

 一番高い依頼をとりあえずは探して受けるか、、


 そう思い掲示板の隅から隅まで探してみたら、


 ・ウッドタートルの甲羅(金貨8枚)紫級以上

 ・ツインリザードの爪(金貨10枚)紫級以上


 どうやらこの2つの依頼が一番高そうだ、


 さて、

 どちらにしようか?


 タートルは「亀」だよな・・

 リザードというからこっちは「鰐」だよな


 やはり「亀」の方が簡単そうな気がするけど、

 動きは鈍そうだしな、、


 「鰐」はやっぱり現世でも人を襲ったりする

 動物だからな、、


 ここはウッドタートルで行こうとは思う

 ただマリーシャの意見も聞いた方が良いだろう


 俺は2つの依頼書を持って

 2階のギルドマスターの部屋に向かった。


 部屋ではロウケンとマリーシャが待っていた


「決まったか?」


 ロウケンが聞いて来た


「ええ、

 高額な依頼は少なかったのですが

 一応は2つほど見つけたので、

 マリーシャさんの意見も聞いたうえで

 判断しようと思いました」


 俺がマリーシャを「さん」付けで

 呼んでいるのをマリーシャは納得していない

 表情だが、、


「今日、すぐに呼び捨ては無理ですよ、、」

「そうですが、、」


「それよりどちらが簡単ですか?」


 俺は持ってきた依頼を2人に見せた


「これは、、そ、そうだな、、」

「そ、そう、ですね、、かなり難しい依頼だと

 私は思います」


 2人は余り乗り気ではない返事だ


「そんなに難しい依頼ですか?」


「そうだな、、

 この依頼は普通なら4~5人でパーティーを

 組んで挑む依頼だ、

 タンク役、アタッカー役、魔法か弓などの遠距離

 そして回復役だな、

 それをお前たちは2人で挑むからな、、」


「そうですね、私も普段なら最低でも3人以上で

 挑む依頼とは思います、、

 ただ、、あなたの能力があれば確かに

 達成できない依頼とは思えないです、、

 不安はありますけど、、」


 うぅーむ、、いわゆる「消極的な肯定」って

 感じだな、


 良くこんな感じあったな、、

 店長会議や幹部会議の時に合った

「どちらかとういえば賛成です」

 とか

「とりあえずやってみて判断しよう」

 みたいな感じだな、、


 でもこれで会社は前に進んで行くものだ

 絶対的な『賛成』なんてほとんどない。


 何かしらの「リスク」は付き物だ!


「ではどっちの依頼がリスクが低いと思います?」


 俺はどちらかの依頼は受けるという

 ことを前提に話を進める


「そうだな、、2人で受けるなら、、

 うーーん、、、、」


「わ、私は『ウッドタートル』の方が

 まだ倒しやすいと思います。

 昔1度、戦ったこともありますので!」


 マリーシャが言った


「そう、だな、、俺もどっちかの依頼を

 絶対に受けるというならマリーシャと

 同意見だな」


 ロウケンも頷いて同意している


「ならば、『ウッドタートル』でいきます」


 そう言って俺はウッドタートルの依頼書を

 ロウケンに渡した。


「大丈夫か?討伐失敗すると金貨2枚の

 罰金もあるが、、」


 ロウケンは確認してくる


「それは、払い、、」


「それは大丈夫です、失敗したら私が払います!」


 マリーシャが先に言った


「いやいや、そこは、、」


「それくらいの覚悟です。お願いします!

 もし失敗だった場合は私に支払わせて下さい!」


 俺に顔を近づけて言ってくる、、

 何度も言うが、

 普段なら美人に迫られるのは嬉しいはずだけど


 何か違うな、、


「分かりました、

 でも『俺、失敗しないので』、」


 どっかの決め台詞を言ってみた


 が、、


 やはり無反応ですね、、


「は、はい!!

 私も精一杯頑張ります!!」


「分かった、ではこの依頼の申請を許可する

 討伐期限は明日の夕刻だぞ!」


「大丈夫です、今日中に終わらせますよ」


 そう言って俺はロウケンの部屋を出て行く

 マリーシャも遅れて俺の後を付いてきた。


 1階に下りると、やはり目立つな、

 俺は青級、マリーシャはニルヴァースの副隊長で

 赤級だ。不釣り合いなのは分かっている。


 少しざわついているがそれを無視して俺は

 冒険者ギルドの外に出た。


「あの、すぐに向かわれますか?」


 冒険者ギルドの出入り口で

 マリーシャが聞いて来た。


「はい、時間がもったいないので」


 俺は振り返り返事をすると


「わ、分かりました、すみませんが、、

 町の門で待ってて頂けますか?

 すぐに支度をしてきますので、」


 そうだった、彼女は丸腰だった!


 俺はひのきの棒とバックを持ってきている


「分かりました。では門の前で待っていますので」


「すぐに向かいます!

 他に何か必要な物はありますか?」


「??いいえ、大丈夫ですよ、多分」


「わ、分かりました、では、すぐ行きます!」


 そう言ってマリーシャは走って

 ニルヴァースの本部に向かって行った。


 俺はプロストンの町の門に向かって歩いた


 門の前で待つこと、10分くらい、、


 マリーシャは大きなリュックを背負って

 走って来た、


 あれ?確か、マリーシャは俺のコインロッカーを

 知っているはずなんだが?


「はぁ、はぁ、はぁ、すみません、

 お待たせして、はぁ、はぁ、」


 かなり息を切らしている


「いや、そんなに待っていないから、

 いちいち頭を下げる必要なんてないので」


「しかし、はぁ、はぁ、

 手伝うと言っているのに迷惑をかけているので」


 この堅物は、頑固だな、、

 まあ悪い奴じゃないとは思えてきた、

 ただ真っすぐすぎて周囲が

 見えていないんだろうな、

 俺も偉そうなことは言えないけどね。


「それで、そんな荷物を持ってきたのは?」


「こ、これは、その、、もしウッドタートルが

 見つからなかった時のための食料や

 宿泊用の寝袋などを持ってきました」


「なるほど、、

 ウッドタートルは見つけにくい魔獣

 なんですか?」


「そうですね、川辺に行けばおそらくは

 出会える魔獣だとは思いますが、

 ここよりかなり南にある川での生息が

 一番出会える確率が高いと思います」


 ここから南側の川か、、、


 おそらくは、俺が「魔の森」から脱出した時に

 歩いたあの「川」だな、、


 あの時は出会わなかったが、かなり強い

 巨大カエルがいたな、、


 あれとはあまり戦いたくはないな、、

 一応、世話になったからな、


 また、あそこに行くのか、、

 そう思いながら南に進路を向けて歩き始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ