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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第4章 出航に向けて

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070 魔族の帆船

「色々と世話になったな、

 ブルードからある程度、話は聞いている」


 デュランが歩み寄り握手をした


「大した事ないですよ、

 それに俺も1晩泊めて頂いた借りを

 返せてよかったですから」


 そう返答した


「それにしてもニルヴァースの本部に

 殴り込みをするとは恐れ入ったぜ!」


 デュランの後ろにいた頭に3本の角

 バイガクと握手をした


「そうですね、結果的にそうなって

 しまいました。あんまり大事にはする

 つもりはなかったんですが、、」


「でもこちらとしては助かった、おかげで

 今日の出航に予定通り間に合ったからな」


 デュランの後方には大きな荷物が

 船に積み込まれていく


「ところで、ブルードさんは?」


「ああ、いまは船の甲板にいるだろう。

 出向前の最後の確認作業をしている所だ」


 もう着いて仕事をしていたのか?

 俺は来るのが早すぎたと思っていたが、


 そうだ!!忘れていた


「デュランさん、これをブルードさんに

 出航前に渡してもらえますか?」


 そう言って俺はコインロッカーから

 持っていた毒消し草を全て取り出した。


「これは、毒消し草?」


「ええ、必要だと聞いたものですから、

 本当は加工して渡した方が良いとは

 思っていたのですが、昨日はちょっと

 ありまして、渡しそびれていました。」


「助かるが、、いいのか?」


「構いませんよ、探せばまだあると思いますから」


「その代わり、と言ってはあれですけど、、」


「なんだ??

 ああ、代金だな、分かっているさ」


 デュランはお金を出そうするが、、


「いやいや、お金はいいです、

 ただ、、」


「ん?お金じゃ、ないのか?」


「はい、是非!この船を見させてもらって

 いいですか?」


「なんだ⁉そんなことか?」


「その、、こういう船は初めて見るし、

 それに帆船の中がどうなっているのか

 知りたくて」


「ああ、出航するまで好きなだけ見て

 行ってくれ、バイガク、案内を頼めるか?」


「任せてください!」


 そう言ってバイガクは自分の胸を叩く


「すまないが俺は手続きとかあるので、

 案内はバイガクがするけど、良いか?」


「はい!!ありがとうございます」


 デュランは港に隣接する建物に向かった

 俺はバイガクと一緒に、間もなく出航する

 魔族の帆船を見学させてもらえることになった


「コウキ、ちょっと待ってくれるか、

 もうすぐ荷物の積み込みが終わるからな」


「はい、全然構いませんよ」


 荷物を積み込んでる様子を眺めていた

 バケツリレーのように手渡しで、

 帆船に荷物を積み込んでいるな


 力持ちが多いのだろう、両肩に荷物を

 乗せて運んでいる。


「じゃあ船内を案内しよう、

 船内は荷物だらけだが、色々と案内するぞ」


「よろしくお願いします」


 バイガクの後に付いて、

 帆船に架かる橋を渡って甲板に着いた


 甲板には船員たちが荷物を船内の倉庫に

 運んでいる、

 甲板には高さ50mくらいの大きなマストが

 4本立っていた。

 今は停泊中だから黒い帆は畳んでいる


 帆船の帆が黒いのは海賊船に見えるなぁ

 やはり魔族の帆船だから、黒いのかな?


「この帆船は魔族の大陸で1番大きい船だ」


「豪快な船ですね」


「まあな、たくさんの荷物を積み込むために

 結構な予算を使って造船した船だと聞いてる」


 そう言ってバイガクは帆船の船内を案内

 してくれた。


 船内の居住空間

 操舵・航海操作を行うコックピット


 どれもアニメの知識しか知らない俺には

 全てが感動レベルだ。


 居住空間は簡易的なハンモックもあれば

 個室の部屋もある、個室は魔族の中でも

 王族や族長クラスなどが泊る部屋らしい


 食堂もあり、シャワー室も完備していた

 1度航海に出ると魔族の大陸まで

 最低でも1週間以上はかかるみたいだ。


 最後に船首部分を見せてもらった。

 ちょうどそこにはブルードがいた。


「おお、コウキじゃないか⁉」


「ブルードさん、お疲れ様です」


「ブルード、出航の準備はどうだ?」


 バイガクが出航の確認をした


「はい、間もなく完了します」


「そうか、

 あとは無事に魔族の大陸まで到着する

 ことを祈るだけだな」


「ああ、そうだ、ブルード

 あとでデュランさんが毒消し草を

 持って来ると思う、どこかに

 保存できるようにしておいてくれ」


「手に入ったんですか?」


「ああ、コウキがな」


 バイガクがそう言うと


「そうか、、ありがとな、、」


 ブルードが頭を下げた


「気にしなくていいですよ、

 本当は昨日渡す予定だったが忘れてました」


 そんな会話をしつつ、俺は帆船を下船した


 ちょうど橋を渡っていると、、

 デュランが船員?いや船長と話をしている


「帰りの航海は十分に気を付けてくれ、

 特に最近は海賊船が横行しているみたいだ。

 後はクラーケンの情報も出ているからな」


「分かりました。南東の大陸が見えるまでは

 24時間体制で360度の見張りを付けて

 周辺の警戒をしていきます」


「頼んだぞ、今回も貴重な食料の他に

 回復薬と毒消し草が積み込んでいるからな」


 2人は最終の打ち合わせだな、

 デュランが俺たちが下船するのを見て


「どうだった?」


「いやぁ、壮観でしたね、帆船に乗船したのも

 初めてですから、見るもの全てに感動しました」


「そうか、それは良かったよ、

 コウキには今回は本当に世話になった。

 船の見学だけじゃなく

 俺たちの大陸に来る時はいつでも言ってくれ

 格安で部屋付の乗船を約束する」


「そうですね、、いつか魔族の大陸にも

 行ってみたいですね。その時は

 よろしくお願いします」


「ああ、約束だ」


 俺はこれで魔族の大陸に行けるようになった。

 いつか必ず行ってみよう


 そういえば


「先ほども海賊が出るって?言ってましたけど、」


 俺はデュランに聞いてみた


「ああ、最近な、、、

 この中央大陸の周辺で海賊行為が

 発生しているらしい、、

 あくまでも噂だがな、、」


 デュランは少し不安そうに言う


「しかし、さすがに魔族の船を襲うとは

 考えにくいと、、思いますが、」


 バイガクがデュランに伝えるが


「まあな、たしかに今までは魔族の船が襲われる

 ことなんては無かったがな、、

 ただ、今回のクラーケンの襲撃といい、

 少し不安な部分があるんだ」


「それは、、そうですね、、」


「任せてください、海賊はともかく、、

 クラーケンやオクトパスは我々は

 何度も戦ったことがありますから」


 船長が胸を張って言った


「そうだな、あんまり船員を不安にさせるのも

 良くないからな」


 そう言って船長はデュランと握手をして

 帆船に乗り込んで行った


 まもなく出航か、、


 俺とデュラン、バイガクとブルードが並んで

 帆船の出航を見届ける


「帆を上げろーーー!!」

「出航するぞーーー!!」


 帆船の4つのマストから帆が張られていく

 船員がロープをうまく登っている姿を見る


 帆には・・・

 『Ω』のようなマークが描かれていた、


「あのマークは??」


「ああ、あれが南西大陸に住む魔族たちのマークだ」


 オメガのマークか、、

 たしか、、意味は「完全」とか「究極」って

 意味だったかな?

 

 さすが魔族のマークだな、、と思った

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