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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第3章 交易都市

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063 殴り込み

 ニルヴァースの本部に急ごう、


 1度行ったことがあるから場所は分かる

 北東の港方面に向かうことにした。


 距離はここから2キロくらいか、急げば

 15分くらいで着くと思う。


「ブルードさん、酷い目にあってなければいいが、」


 走りながら悪いことを考えていまう、

 そんなにネガティブな思考ではないのだが、

 ブルードが暴れていたのなら

 おそらくは拘束されているだろう。


 考えてもしょうがないと思いながらも

 つい、考えてしまう。


 大通りの中をひたすら走り、港方面に

 進路を変えて、また走った。


 見えて来た。


 港には多くの帆船が停泊している。

 それを横目に俺はニルヴァースの本部前に

 たどり着いた。


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」


 息を整える。


 目の前にはニルヴァースの門番が2名が

 おれを怪しそうに見ている。


「何の用だ!」


 若いの門番が冷たい声で言った。


「ここはニルヴァースの本部だ、一般人が

 たやすく入れる場所ではないぞ!」


 もう一人の門番、おそらくエルフか?

 威圧的な感じで言ってきた。


 息を整えた俺は、


「ここに連れて来られた、魔族に用がある」


 2人の門番が顔を見合わせて


「なんだ、貴様知り合いか?」


 ヘラヘラした感じで言ってきた、


「そうだ、早く会わせろ!」


「ハッ、馬鹿か!こいつは!」

「会わせれるわけ、無いだろう⁉」


 そう言って、俺の胸ぐらをつかんで来た。


「早く帰れ!バーカ」

「あいつはこれからお仕置きの時間だよ、

 お前も痛い目を見たくなかったら、おとなしく

 家でクソでもして待っとけ!!」



 ブチッ

 あ、、切れた!!


「殺すぞ・・・」


 【負のオーラ】が凄い勢いで出ている、、

 

 もう、周辺が黒いオーラで覆われている、


 2人の門番がガタガタ震えている、、


「な、、なん、、だ、、」

「ヴォ、オェ~、、、や、、やば、」


 まだ意識があるらしい、


「なんだ、まだ気を失っていないのか?」


 少しは鍛えているみたいだから、そう簡単には

 気を失わないのかな?


 倒れこんでいる2人に言った


「捕まえている魔族はどこにいる?」


「、、、だ、だれ、が、、、」

「、、し、っしら、、ねぇ、」


「もう一度、聞くぞ、、どこにいる?」


 顔を近づけて聞いた。


「・・・ヴェ、、」

「ボィ、、、、グェ、、、」


 あ、泡を吹いて気を失った、、、

 2人ともズボンが濡れている、、

 

 臭、、いな、、


「もう、いいか、」


 そう言って鉄格子の門を蹴って開けた。


 ガッシャーーーン

 

 大きな音がする。


 簡単に壊れた、片方の門が倒れている


 まあいい、わざと大きな音を出したんだ、

 これで何名か、また来るだろう、

 そいつらにブルードの行方を聞けばいいだろう


 やはり、4人が大きな音に気付いてこっちに

 走って向かってきた。


「何事だ!!」

「おい、貴様ーー、何をした!」

「ふたりが倒れているぞ!」

「貴様がやったのか⁉」


 怒号が聞こえる、


 俺は無視して、中に入り歩いている。


「止まれ!!!!」


 一人が俺の行く手を遮るように前に立った

 中年の騎士だな、重そうな鎧を着ている。


「どけ!!」


 俺は睨み付けた!

 黒いオーラはずっと出ている、

 半径5メートルくらいの空気は黒く澱んでいた


「ウゥゥゥ、、、、ボェェ、、」


 中年の騎士は倒れこんだ、

 そして・・・

 目が白目になっている。


 弱いな、、

 それとも俺が強すぎるのか?


「おい、」

「なんだ、、、あい、つ」

「や、やべぇ、、、よ、、」


 少し遠巻きに様子を伺っていた3人が

 震えている、


 そっちを見て言う


「貴様らが捕まえた魔族はどこにいる?」


「こ、こい、つ、、魔族か?」

「わか、、らん、、」


「早く答えろ!!!どこにいる!!」


 大きな声で怒鳴った。


 あ、更に2人、気を失った、、


「おい、副隊長か隊長を呼んで来い!、、

 こいつはヤバい、、俺たち、、じゃ」


 残った1人が、更に応援に来た部隊に

 伝えていた。


 俺は残り1人に近づいていく、、


「止まれぇーー!」


 大きな声が聞こえた、


 20人くらいの部隊が向かって来ている


 全員が騎士の恰好だ、

 俺が以前、連行された時の部隊に見えた


「おま、おまえ、、3日前に来たやつ、じゃ?」


 誰??


 ああ、おそらく、あの時に俺を連行した

 獣人だな、、


 見覚えがある


 獣人は部隊を停止させた、これ以上は

 近づくな、、と合図している


「そうだ、ここにお前たちが捕らえた魔族を

 引き取りに来た」


「知り合いか?」


「そうだ、早く連れて来い!」


「それは、無理だ、今は、、」


「なぜ?」


「いま、、取り調べをしている最中だ、奴には

 窃盗罪と俺たちに対する暴行罪の容疑者だ」


「窃盗は冤罪だ、あの薬草は俺が渡した物だ、

 それに暴行罪はお前たちが無理やり、薬草を

 没収したからだろうが!!」


「そ、それは、、そうだが、、、

 それでもお前が薬草を渡した証拠がない」


「それはそうかもしれないが、貴様らには

 あの魔族が盗んだという証拠があるのか?」


「う、、盗まれた、、という証拠は、、」


「無いんだろうが!!」


「しかし、あいつは薬草の出所を言わなかった、

 あの商人も頑なに盗んでいないと

 言うだけで、、、だから、、、」


「それは俺が口止めしたからだ!」


 そう言って、俺は部隊の方に近づいていく


「これ以上、、何を話したらいい?、

 いい加減、早く連れて来い」


 俺は再び【負のオーラ】を放つ

 周辺は更に黒く澱んでいく、、、


「うぅ、、」


 その時、、、


 1本の矢が飛んできた、


 

 当たる!!

 

 

 俺は咄嗟にそう思ったが、、、


 矢が【負のオーラ】の中に入った瞬間に

 速度が落ちている、


 俺は持っていたひのきの棒で叩き落した、


 更に10本、矢が向かってくる、


 が、、【負のオーラ】に入った途端に

 矢の速度が遅くなっている。


 まるでスローモーションのように見える

 これって達人が見える境地か?


 そんなことを考えながら矢を全部叩き落す


「先に攻撃してきたのはそっちだからな」


 俺はそう言って、

 ひのきの棒を握り締めて、矢を打って来た

 部隊を見た。


 俺は20人いる部隊に走り出した。


「グェ!」

「アッ、ボァ」


 まずは先頭にいた2人に胴を狙って振り抜いた。


 2人は5メートル先まで吹き飛んだ。


 魔の森で鍛えた甲斐があった。

 まだこれくらいなら戦えるな、


 更に弓を持っている5人を狙って、

 ひのきの棒を振り抜いた。


 まだ10人以上は残っているな、


 どうしようか、全員倒すか?


「そこまでだぁ!!!」


 また誰か来たのか?


 あいつだ、今度は完全に見覚えがあった。


 赤い鎧を着た残念なエルフだ。


 たしか名前はマリーシャだったな、


「貴様、何しに来た!」


「お前たちが無罪の罪で連れて来た魔族を

 引き取りに来た、あと薬草を返して

 もらうために来た」


 俺は淡々と伝えた。


「貴様、ここがニルヴァースの本部と

 分かってて一人で殴り込みに来たのか?」


 殴り込み?

 ああ、そうか、たしかに殴り込みだな、


 現世で言ったら、警察署か自衛隊の基地に

 一人で行くようなものか、


 俺も異世界に来て人格が変わったか?

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