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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第3章 交易都市

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055 カバンは必要

 さて、軽いお菓子パーティーだな。一人だけど。

 俺は【JC】でポイントに交換した端玉景品の

 お菓子を部屋の机に並べた。


 端玉景品のポイントは500P持っていたが、

 全種類を1個ずつ交換したので200Pに

 減っていた。


「久しぶりだな、あっちのお菓子は」

 俺はそこまで甘い物は食べないほうだ。嫌いでは

 ないが、好んで食べようとは思ったことがない。


 しかし久しぶりに見たお菓子にはやはり

 テンションが上がる。


 まずは一番高い50Pした「ミニカステラ」から


「うまいなぁ、やっぱり」


 一口食べただけで懐かしさを感じた。涙が出るほど

 の感動ではないがそれでも嬉しさが込み上げてくる。


 一度この異世界の人たちに食べさせてみたいな。


「どういう反応するんだろうな?」


 誰か口が堅く信頼がおけて、少しグルメな奴がいたら

 あげてみたいな、


 そんなことを考えながら「ミニカステラ」は楽勝で

 完食した。ミニといっても結構な量だ。

 4切れも入っている。一人では多い量だ。


 まあ現世では200円分のカステラだからな。


 結構お腹いっぱいだ、先ほどレストランで晩御飯も

 食べたからな。あとはカルパスだけ食べようか、


「うん、普通にうまい」


 長さ20㎝のカルパスだ。店で出していた物より

 ちょっと長い、おまけしたのか?


 ムシャムシャと食べ終わった。


「今日はこのくらいにしておこう」


 残りはコインロッカーにまとめて保管した。


 それでもこのまま【JC】交換を続ければ、景品の

 種類も増えてくるはずだ。目指すは日用品だ。


 トイレットペーパーや石鹸、シャンプーなんかも

 欲しい。他にも靴下や下着、櫛や髭剃りなんかもいる。


 まあおもちゃだけは・・・後回しにしてほしい。


 もちろん、この世界に来た当初の目的である

「幸福度」を上げるためには必要かもしれない

 とは考えたが、まずは身の回りを整えたいと思った。


 明日からはモンスター討伐を主に活動したいと

 思った。そこで何匹か倒した中の一部を【JC】で

 ポイントに交換して、景品の種類を増やすことに

 取り組もう。


「今日も疲れたな、さっさと寝るか」


 そう言って片付けをして、早めにベッドに入った。


「明日は平穏な1日でお願いします」


 無駄とは分かっていても・・・お願いした。


 ・・・・・・・・


 朝だ。


 まだ外は薄暗いが廊下が騒がしくなっている。


「もう朝食の時間だな」


 俺はのろのろと起き上がり、顔を洗って

 レストランに向かった。


 今日も20人以上がすでに並んでいる。

 目の前にいた4人パーティーが話している。


「今日はどうするんだ、リーダー?」

「今日は南側の川沿いで魔獣狩りだ!」

「本気?まだ早いんじゃない?」

「私たちは、まだ紫級になったばっかりよ」

「いや、他の緑級パーティー以上と合同で

 やれば危険も減るからな」

「なるほど」

「そういうことね」


 そうか、パーティー同士で組んで討伐依頼なんて

 のもあるのか?分け前は減りそうだけど、、


 そんな情報を聞いていたらレストランの

 ドアが開いた。みんな一斉になだれ込む。


 俺は一人だから安定のカウンター席でのんびり

 朝飯を食べた。


 朝のレストランも活気が凄い!

 みんな、一斉にご飯をかきこんで食べている。

 食べ終わった人は無駄話などせずに急いで

 支度をして冒険者ギルドに向かって行ってる。


 俺は朝飯くらいゆっくり食べたいけど、、

 周りに合わせて、早めに出発しよう。


 そうだ、今日は冒険者ギルドに行く前に

 カバンを買いに行こうと思っていたんだ。


 いちいちコインロッカーを出すのはめんどくさい。

 しかも一目につかないように今はしている。


 俺は宿を出て、冒険者ギルドに向かった。

 冒険者ギルドより更に東側には装備品が売っている。

 そこで鞄を買おう、


 まだ朝日が昇り始めたばかりだが、すでに

 いくつかの店は開いている。やはり朝から

 活動しているから、それに合わせて店も営業

 しているのであろう。


「えーっと、カバン屋、カバン屋さんは、、」


 あった!ガラス越しに見えた。


 カバン屋ではないが、カバンっぽいのは

 何点か置いてありそうだ。

 本来は鎧や盾、服などの販売店みたい。


 中に入り、カバンを探した。


「見つけた」


 ショルダーバックだ。これならこの旅人の服

 にも似合っている。鎧だと変だけど。


 白いカバン、中学生が持っている感じだ。

 布製だが丈夫だし、量も結構入るな。


 銀貨3枚、妥当な値段だな、


 即決で購入して、俺はすぐに装備した。


 よし、急いで冒険者ギルドに行こう。まだ

 討伐依頼が残っているかもしれない。


 店を出て急いで冒険者ギルドに向かった。


 中はやっぱり・・・・大混雑。


 特に依頼掲示板の前は人が多い。

 その周りもパーティーの仲間たちで

 賑わっている


「おはようございます!」

「うっわ、、ってメリーさん?」


 背後から急に声をかけられたので焦った。

 振り返ると笑顔が可愛いメリーさんだ


「昨日はすみませんでした。事情を知らずに

 依頼失敗だなんて決めつけてしまって、」


「ああ、いいんですよ。気にしないでください」


「今から、依頼を探しますか?」


「そうですね、何か討伐系の依頼でもあればと

 思っています」


「今日は、白級でも討伐依頼はあると思います。

 頑張って見つけてください」


「まぁ、そうですね、ちょっと人が多いので

 もう少し様子見て、から、、」


「ダメですよ、良い依頼はすぐ取られますから

 頑張って、取ってきてください!」


 えらく応援してくれるな、、、

 まあ可愛いから、頑張ってみるか、


「分かりました。行ってきます!」


「はい。では受付で待ってますね」


 しょうがない、覚悟を決めて人込みを

 かき分けて行くか、、、


 何度もつぶされそうになりながら、ようやく

 掲示板の前まで来た。

 何回足を踏まれたことか・・・


 さてと、、


 白級の依頼は???


 昨日と同じ清掃や採取はあるが・・・


 ・大ネズミの尻尾 1本(銀貨5枚)白級でも可


 あった!!!


「大ネズミか?」


 ネズミは分かるが、大ネズミか?まあいい。

 これは白級でも可と書いてある。


 これで行こう!


 他にもあるかもしれないが周りの圧が凄い。

 これ以上は探す気力になれない。


 早速、メリーさんがいる受付に行った。


「ありました?良いのは?」


「はい、まぁなんとか見つけました」


 俺はちょっとシワになった依頼書を見せた


「大ネズミですか?」


「はい、これ一応は白級でも可と書いていたので」


「そうですね、本来なら青級以上の依頼ですが

 おそらく達成の依頼料が安いので白級に下げた

 依頼ですね」


「そうなんですか?」


「素早い魔獣なので、倒すのが難しいんですよ

 それに似合っていない依頼報酬なので残っていた

 可能性が高いと思いますが、、」


「大丈夫ですよ」


「あと、失敗すると銀貨1枚になりますけど、」


 結構なペナルティを科しているな、この依頼

 嫌がらせの依頼じゃん、


 それでも折角取った依頼だ。やるしかない。


「良いですよ、望むところです」


「分かりました。あんまり無理しないで下さいね」


 そう言って依頼書を受け取った。


「さて、行くか!」


 俺は冒険者ギルドを後にして町の門に向かった。

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