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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第3章 交易都市

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050 白い女王

 ここはドワーフのビーグルの店だ。


 そのビーグルがカウンターから飛び出して来た。


「どうしたんですか?」


「ちょっとその木の棒を見せてくれ!!」


 顔が近い、鼻息が当っている。


「ええ、、、いいですよ」


 俺は相棒のひのきの棒を渡した。

 目が血走っている。すごい形相で俺の

 相棒を見ている。


「これ、、これは、、やはり、、、、

 いや、、、この形は、、、そもそも、、」


 何かブツブツ言ってる。

 そんなに凄い武器なのか?

 たしかに俺はこれでモンスターをたくさん

 倒したけど・・・


「お前さん、これを、、どこで手に入れた?」


 あ、答えにくいなぁ、、流石に『魔の森』で

 拾ったとは・・・


 でも嘘を言っても嫌だし、

 これから世話になるかもしれないから・・


「内密でお願いできますか?」


「もちろんだ!!」


「これは『魔の森』で拾った武器です」


「魔、魔、魔の森だとーーー!!」


 声がデカい、

 他に客もいないからいいけど。


「なぜ、、お前さんそんなところで、、、」


「まあ、色々とありまして、そこで見つけた

 相棒です」


「色々って、魔の森はここら辺の冒険者でも滅多に

 近づかない場所だぞ」


「でも納得した。なるほどな、魔の森でこれを

 見つけたのか、、」


 そんなに強い武器か?たしかにゼウス様が

 用意してくれた武器だから、弱いとは言わない

 けど・・・


「他の奴らなら、この棒の凄さなんて絶対に

 分からないだろう。俺も一目見ただけじゃ

 気づかなかったが、、」


 なるほど、、ドワーフなら分かるのか


「それでこの『ひのきの棒』はドワーフのあなた

 がそれほど驚く武器なのか?」


 俺は率直に聞いてみた。


「ああ、これはおそらく『神木』だな、、、」


「神木?」


 深い息を吐いて


「おそらく神様が育てた木だろう、凄い生命力が

 感じられる。これほどの逸材を見たのは、俺も

 生まれて初めてだな」


「そんなに強い武器のか?」


 うーん、少しビーグルは考えて答えた。


「強いかと聞かれると難しい、、ただ神の力を

 感じる武器だ、おそらくは光に弱い魔獣などには

 有効だとは思う、また結界などの魔法を使う

 媒体になれる品物だ。

 この木の棒を使いこなせる奴はそういないだろう、

 そうだな、、、神に認められた神官や神に近い

 神族なら、、ば、とは思うが、」


 神族?新しい種族だな?ゼウス系の一族か?


「この世界に神族なんているのか?」


「いや、見たことはない、伝説上の種族だ」


「なんだ、そうなのか、、」


 そうだよな、神族いれば俺がこの世界に

 来る必要なんてないしな、


「ただ、噂はある」


「神族の?」


「ああ、3年前に人族の大陸に現れた『白い女王』だ」


「白い女王⁉」


「知らないのか?」


「ええ」


「人族の大陸は4つの大国があるのは知っているな」


「ああ、たしか王国、神聖国、帝国、共和国だった

 か?それと何か国かの小国があるとは、、」


「その小国の中で、3年前に一つの国が独立した。

 その国を独立に導いたのが『白い女王』だ。

 今はまだ小国だが、その力は凄いらしい、、、

 いずれは4つの大国に並べる力を持つんじゃ

 ないかと言われておるそうだ、、」


「そんな凄い人物が神族だと噂されていると?」


「まあ、あくまでも噂だ、俺もこの中央大陸に

 入ってくる情報しか分からないからな。」


「そうか、、でもありがとう。貴重な情報だ」


「これくらいは冒険者でも噂になっていると

 は思うんだが?」


「俺はつい最近この町に来たばかりでな、

 世情には疎いんだ」


 それにしても「白い女王」か・・・

 どんな女王だ?想像がつかないな・・・


 ビーグルは俺にひのきの棒を返した


「それにしてもお前さん、こんな武器を

 持っているのに、まだいるのか?」


「まあ、今回の依頼している武器は遠距離で

 戦う武器だからな」


 俺はモンスターの討伐を目的にしていない

 からできることなら近接戦はしたくない。


「そうだな、分かった。2~3日後にまた

 来てくれ、時間を取らせたな」


「分かった、それじゃあ、よろしく」


 ビーグルの店を俺は出た。


 結構長い時間いたな、、陽が傾いている


 今日はこれくらいにして宿に帰ろう。


 それにしても今日は朝から大変だったな

 急にニルヴァースかいう騎士団に連行されて

 金策のために冒険者ギルドに行き、大金を

 ゲット、そして超大盛の昼食を食べて

 最後にドワーフの店で武器の依頼か、、


 充実した1日と言えるのかな、、


 こちらに来た時はモンスター狩りしか

 していなかったからな。


 少しづつ夕暮れになっていく街並みを

 歩いて、俺が宿泊しているアリーの宿に向かった。


 今日の晩御飯はなんだろうな?

 昨日はエールというビールに似たアルコールを

 飲んだが、冷えていないのが残念だった。

 今日はワインに挑戦してみよう。

 現世ではほとんど飲んだことは無いけど、

 

 そんなことを考えていたら宿に着いた。


 1階の受付は相変わらず混雑しているな。


 俺は鍵を受け取って部屋に戻り、一休みした

 後にレストランに向かった。


 今日のメニューは魚の炒め物だな、海が近い

 から魚のメニューが豊富なんだろうな、

 そうなれば白ワインだな。今日はお金も

 入ったし少し贅沢しても問題ないだろう。


 昨日、俺に給仕してくれた女性が白ワインの

 おススメを持ってきてくれた。


「今日は、朝大変だったみたいですね」

「まあ、ちょっとトラブルに巻き込まれたもんで」

「無事で良かったですね」

「ええ、今日も美味しご飯が食べれて良かったです」


 そんな他愛のない、話が楽しい。


 明日は冒険者ギルドに朝一番で向かい、

 依頼を受けてみよう。


 今日は早めの就寝をすることに決めた。

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