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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第3章 交易都市

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049 スリングショット

 美味しい昼飯も食べたし、ちょっと運動しないと

 腹が苦しい。食べたものを「リバース」すること

 だけは許されない。


 武器・防具の店を探そうか、冒険者ギルドの

 東側だったな、工房でもあるのかな?

 冒険者ギルドより先にはまだ行ったことが

 ないからな。


 一度冒険者ギルドまで戻り、更に先に進んで歩いた

 先の方は煙突からたくさんの煙が出ているな


 冒険者の姿も多いな、この辺りかな?

 俺は周りの店を見て行った。

 ・武器の店 剣と斧

 ・防具専門店 鎧

 ・杖と魔道具

 ・槍と棍棒の専門店

 ・盾と小手


 色々あるみたいだな、、


 でも今の俺に必要な武器・防具はなんだろう?

 武器は「ひのきの棒」だけだからな。これまで

 ほぼスキルを使って戦ってきたしな。


 武器はすぐには必要ないしな。防具も

 この「旅人の服」である程度は問題ないし、


 相談できる相手でもいれば良いけど、

 知り合いはいないからなぁ


 ちょっと考えよう、、、、、、


 俺のスキルは【パチンコ玉】が基本だ。

 それと【台パン】しかしこれはあまり威力がない。

 精神状態が悪ければそれなりに威力は

 出るかもしれないが、、、使うのは気が引ける。


 パチンコ玉の威力を発揮するのは・・・・

 この世界に銃は無いだろうし、

 そもそも銃にパチンコ玉を使えるのか?


 それに素手でパチンコ玉を投げるから

 あの【負のオーラ】の威力が増すのかもしれない。


 でもパチンコ玉の威力を更に強く出来るのなら、


 『スリングショット』だな。


 ただ、この世界に『スリングショット』が

 あるのか?


 似たようなものでも探してみるか、


 よし、方向性が決まった、

 まずは『スリングショット』を探してみよう。


 とりあえず近くの店に入ってみた。中は冒険者

 たちが多い、、ここの辺りは剣かな?

 長剣・短剣・ナイフかな色んな種類がある。


「剣もあこがれるけどな、、」


 ただ、剣を使ったことはない。そして扱える

 自信もない。他を見渡しても剣が圧倒的に多い


「次の店だな」


 次は隣の店に入ってみた。ここは弓かな?

 ボウガンみたいなのもあるな、種類は少ないけど

 高そうな品だと思う。木の箱に入っているもん。

 矢も豊富な種類だな、、、


「ここならスリングショットがあるかもしれない」


 少し探してみた、弓があるならと・・期待したが

 やっぱり弓とボウガンだけだな、


「次はどこを見ようかな」


 そう思い周りを見ると、向かいの店の看板に


 【武器のオーダーメイド受付ます】


 これだ!!


 これなら作ってもらえるかもしれない。


 店は小さいな、先ほどの店に比べて1/10以下だ。

 それでも、とりあえず入ろう。


 中は本当に狭いな、ただ壁には見たことが無い

 武器がたくさん飾っている。


「これはハンマーか?これは鉤爪だな、これは??」


「それはメイスだ」


「うおっ!!」


「驚かせたか?」


 背後から声を掛けられて驚いた、振り向くと

 背が低い、


 もしかして、、、ドワーフさん??


 俺は慌ててが、挨拶をした。


「初めまして、ちょっと武器を見に、、」


「そりゃ、武器を見に来たんだろ、駆け出しの

 冒険者か?オメーは」


 おっ、口が悪いな。イメージ通りだな、

 この辺の設定は相変わらず当たっている


「まあ、駆け出しではないですが、武器を探して

 いましてね」


「そうか、それは悪かったな。冷やかしかと

 思ったぜ」


 職人気質のドワーフは立派な髭を触りながら

 奥にあるカウンターの中に入った。


 カウンターの中から俺を見て


「で、どんな武器を、、、」


 ドワーフはじーっと俺を見ている。

 俺を頭から靴まで黙って見ている、、、


「えーーっと、、どうかしました??」


 俺と目が合い、ふーっと息を吐いた後


「お前さんを駆け出しと言ったのは失礼だったな

 相当強いな、お前さん?」


「そう思いますか?」


「ああ、こんなに強えー奴に出会うのも

 久しぶりだ。お前さんは人族だろう?」


「ええ、人ですね、、」


「龍族や魔族の長ならお前さんクラスの奴も

 おるかもしれんがな。お前さんの強さは

 ちょっと異質な強さだから、パッと見じゃ

 分かるやつはほとんどいないだろう」


 へぇー、そうなんだ。まあ実際にニルヴァース

 の隊長「ヴァイン」やおそらくギルドマスター

 は俺が強いのはバレている。

 また魔族のデュランたちは俺が『迷い人』という

 ことと『魔の森』で生活をしてたという点で

 強さは分かっていると思う。


「それでお前さんは何か武器を探しているのか?」


「ええ、ちょっと特殊な武器なんですが、、

 『スリングショット』って知ってますか?」


「なんだ、、その、スリリングなんとかは?」


「スリングショットです。これくらいの玉を飛ばす

 武器なんですが」


 俺はパチンコ玉を見せた。


 ドワーフはパチンコ玉を手に持って見ている

 感触を確かめ、重さや、強度も確かめているな


「こんなものは初めて見たぞ、不思議なものだな

 それで、これを使った武器を欲しいのか?」


「ええ、なければ作ってもらっても良いかと

 思って」


「どんな感じの武器だ?」


「まあ弓に近い感じですね。これが弓でいうと

 この玉が矢になるので」


「なるほど、、、、これを弓の弦で飛ばすと、

 ただ弦だと丸い玉は無理だな」


「なので、ゴム、、は無いか、、なにか伸びて

 縮む、、布みたいなものがあればと、」


 この世界に流石にゴムは無いだろう。どうやって

 伸縮する物を説明したら良いだろう。


 俺も悩むとドワーフも考え込む。


「ううーむ、これを飛ばす道具、、、、伸縮する

 物質か、、、」


 お互いに「ウーン」という声が何度も

 聞こえる。


 ダメだ。思いつかない。ゴムの木でも探すか?

 とは考えてもゴムの作り方なんて知らんし。


 ドワーフも諦めたのか


「ダメだ。少し考えさせてくれ。ちょっと一晩

 立てば何か思いつくかもしれんしな」


 おお、さすが、俺とは違い諦めていなかった


「良いんですか?無理して、、」


「バカ野郎!!ここで諦めるたらドワーフの

 恥だ!!」


 フーっと息を吐いて、、


「そうだな、ちょっと考えをまとめたいから

 2~3日くらい待ってくれ」


「分かりました。また来ます。俺はコウキと

 言います」


「おう!俺はこの店の店主、ビーグルだ」


「では、また来ます」


 そう言って店を出ようと、、した時、


「ちょっと、待ったーーーーー!」


「え?」


「その、、、その木の棒か?それを見せてくれ!!」


 なんだ、この鼻息!!!

 これただの「ひのきの棒」だけど・・・

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