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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第3章 交易都市

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046 ドルマーク

 さてと、どうしようかな?とりあえず宿に戻って

 相棒のひのきの棒を取ってから、冒険者ギルドに

 顔を出そうかな?


 そう思って俺はニルヴァースの駐屯地から

 宿に向かって歩き始めた。


「待て!」


 この声・・・


 しつこい女だな。

 振り向くとやはり副隊長のマリーシャがいた。


 どうやら鎧は脱いだらしく私服で、ズボンと

 白いシャツだ。ショートヘアの金髪で

 改めて見るとやはり美人だ。


 でも性格はしつこいのかな?


「まだ、何か?」


 俺は呆れた感じで言った。


「うっ、、その、、済まなかった」


「はい?」


 急に謝罪をされて俺は驚いた。


「その、私の応対は確かに問題があったと

 思ったから謝罪をしたまでだ!」


 真っ赤な顔をしている・・・怒っているの?

 何?ツンデレですか?


「別に気にしていない。それでは」


 めんどくさいのでこれ以上は相手しないように


「それでも貴様ら人族に、我らが劣るとは

 思っていないからな!」


 それが言いたかっただけなのね。


「はい、はい」


 俺は振り返って宿に向かって歩き始めた。


 ・・・・・・・・・・


 宿に着いた俺はやはり目立っていた。

 混雑していたロビーに俺が入ると道が開いた。


 俺をチェックインした受付嬢の笑顔が

 引きつっている


「あのー、大丈夫でしたか?」


 俺は出来る限り明るく、周りに聞こえる声で


「ええ、大丈夫ですよ、ちょっと向こうが

 話を聞きたかっただけなので、

 特に何かあった訳ではありません」


「そうだったんですか?」


「はい、誤解も解けたので戻ってきました。

 これから冒険者ギルドに行こうと思います。

 その前に部屋に装備を取りに来ました」


「良かったです。それでは気を付けて

 いってらっしゃいませ」


 俺は部屋に戻り、ひのきの棒を持って

 冒険者ギルドに向かった。


 そうだ、手持ちの金を増やすために、ギルドの

 買取所でモンスターのアイテムを売るとしよう


 どこでコインロッカー出そうかな?


 ちょっと路地裏に向かった。周りに人がいない

 のを確認してコインロッカーを出した。


 中から素早くスライムの核とゴブリンの魔石

 あとは一角ウサギの角を数個ずつ取り出した。


 これくらいでいくらで売れるのだろう?


 俺はそれらを袋に入れて冒険者ギルドの

 買取所に向かった。


 今日は買取所は混んでいないな。

 カウンターには男性職員がいた。


 俺はカウンターに袋を置いた。


「すみません。これらを買い取ってもらい

 たいのですが?」


「はい。中を出してもらっていいですか?」


 俺はカウンターの上に先ほど取り出した

 モンスターのアイテム品を全部出した。


「これは・・・・中々の数ですね」


「そうなんですか?」


「これは、あなた一人で全部倒したんですか?」


「ええ、まぁ、、、でも何日に分けてですよ!」


 俺は慌てて言った。変に誤解されても困る


「しかし、中々上手に回収していますね。この

 角なんて今まで見た中で一番良い品ですよ」


「あははは、良い感じで倒せたので綺麗に角を

 取ることができたんですよ」


「いやいや、このスライムの核なんて傷一つ

 ついていないですよ、これは高く売れますよ」


 だんだん男性職員が興奮してきている、、、


「この魔石もいいですね!匂いはきついですが、

 ゴブリンは倒すのはやっかいな魔物ですから

 しかもこんなにあるなんて!」


「この牙!!見事な形、これは・・・」


 魔の森で倒した魔犬たちの牙だ。

 この牙でこの興奮だ。

 ボス戦で倒した『シェパード犬』の牙は

 本当に金に困った時に売ろう。


 ちなみに魔犬の名前は「ブラックハウンド」と

 いう名前だった。


 群れで行動しており、獲物を見つけると

 チームワークで倒しに来る、かなりやっかいな

 魔獣だと聞いた。これまでもかなりの

 冒険者が死んでいるらしい。


「少しお待ちくださいね。ちなみにこちらは全部

 買取でよろしいんですか?」


「ええ、よろしくお願いします」


「分かりました。期待してください」


 親指を立てる・・・

 男性職員の目がドルのマーク見えた。


 少しでも高い方がいいけど。

 まだコインロッカーの中にはモンスターの

 アイテムは残っている。


 今回の買取をお願いしたのはおそらく

 1/3くらいだ。


 時間がかかりそうなので、ギルドの依頼書を

 見に行くことを伝えた。査定が終わり次第

 教えてくれるみたいだ。


 さてと、依頼書はどんなのがあるのかな?

 この世界で初めて見る依頼書だ。


 掲示板の前には何名かが見ている。


 朝一番が混雑すると言ってたな、今はもう

 正午くらいだろう。


 普段の朝でどれくらい依頼書が貼りだされて

 いるか分からないが、

 まだ20枚近く貼りだされている。


 どれどれ・・・


 ・薬草採取 50本(銀貨5枚)

 ・毒消し草 20本(銀貨2枚)

 ・一角ウサギの肉1匹分(銀貨6枚~金貨1枚)

 ・建築作業員1日(銀貨6枚)

 ・下水道清掃1日(銀貨8枚)

 ・ドワーフ工房手伝い1日(銀貨5枚)


 なるほど、、いっぱいあるな。

 銀貨を1枚1,000円と考えると現世のバイトと

 対して変わらないな。

 金貨の仕事は無いな。朝で取られたかな?


 ちなみに一角ウサギの討伐は青級以上だ。


 とりあえず一通り見ていると

 先ほどの買取所の男性職員が来た。


「査定が終了しました」


「そうですか、、」


 なぜか男性職員が笑顔だ。


「とりあえず、ギルドマスターの部屋に

 行きましょうか」


「なんで???」


「まあ、とりあえず行きましょう!」


 腕を取られて昨日行ったロウケンの部屋

 に連行された。


 何かまた、やらかした・・・?


 階段を昇る途中で言われた。


「買い取り額が多いのですよ。そこで渡せば

 目立ちますから。ギルドマスターの部屋なら

 買い取り額も分からないでしょう」


 俺の目は今、おそらくドルのマークだ。

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