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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第3章 交易都市
43/44

041 アリーの宿

※パチンコの色から分かる信頼度

 (俺の個人的な見解です。)

   

   信頼度

 白=0~1%   ほぼ当たらない

 青=1~5%   ごくごく稀に当たる

 緑=2~10%  よく見るがほぼ当たらない

 紫=5~15%  これもよく見る、たまに当たる

 赤=20~50% 当たる期待が出来るが・・・

 金=50~90% これで外れると痛い

 虹=ほぼ100% 鉄板、滅多に見れない


 俺が受付のメリーさんから話を聞きながら

 脳内で考えた、パチンコの保留変化の色だ。

 色が白から虹まであり、虹色は鉄板で当たる。


 先ほどの冒険者ランクの色と一緒のような

 気がするが・・・気のせいかな?


 俺の身分証は白色だ、このネームプレートが

 白→青→緑と上がっていくのだろう。


 金色には憧れるな・・・パチンコ。スロットで

 金色は激熱である。少しでも打ったことが

 あるやつなら分かるだろう。


「頑張って冒険者ランクを上げてください」


 と笑顔でメリーさんに言われた。

 俺は冒険者のランクを上げに来た訳では

 ないが、、


「頑張って、まずは青色を目指しますよ」

 と答えた。


「今日はどうされますか?依頼内容はあちらの

 掲示板に貼りだされていますが・・、

 先に宿に行かれます?」


「そうですね、今日は色々あって疲れたので

 宿に行こうと思います」


「分かりました。掲示板は明日も朝から

 貼りだされています。依頼は基本的に

 早い者勝ちなので朝来るのがお勧めです」


 メリーさんに俺が宿泊する『アリーの宿』の

 場所を聞いた。


 どうやら宿はこの冒険者ギルドとは反対側に

 あるみたいだ。入口の大通りから左側にあり

 商業ギルドにも近いみたいだ。


 ついでに商業ギルドを見て宿に向かうこと

 にした。


 冒険者ギルドを出て、大通りまで戻ってきた。


 やっぱり冒険者ギルド側より商業ギルドの

 方が歩いている人達の服装が違うな、、


 こちらは商人やこの町に住む住民の人、

 裕福な服装、工房で働いているような

 作業着とすれ違う。


 街並みを見ながらも目的の宿を探した。


 少し歩くと、、あれが商業ギルドかな?

 こちらも冒険者ギルドと同じくらいの

 大きさだ。大きな看板が出ており、看板に

 『商業ギルド』と書かれている。

 

 ・商売をするなら商業ギルド

 ・特許申請受付可能

 ・労働者募集の受付

 ・職業訓練できます


 など書かれている。他にも色々と書いてある

 現世でいう市役所?ハローワーク?職業訓練所?


 また見にこよう・・・それよりも宿は・・・


 商業ギルドから500メートル先に進むと

 『アリーの宿』看板が見えた。通りを曲がり

 路地に入るとすぐに宿屋を見つけた。


 大きいな・・3階建てのレンガ造りであり

 1階はおそらくレストランをやっているみたいだ。


 入口から団体のお客さんが出てきた。若い

 男女で武器を装備している。なり立ての

 冒険者みたいだな。


 彼らを横目に俺も宿屋の中に入った。

 

 受付の女性と目が合う。


「いらっしゃいませ、ようこそ」


「すみません。今日は宿泊できますか?」


「予約はされていますか?」


「いえ、空き部屋があれば泊まりたいのですが」


「大丈夫ですよ、部屋は1名個室でよろしい

 ですか?あとは食事はいかがされますか?」


 宿の女性は続けて、


「夕食朝食付きなら銀貨3枚です。素泊まりなら

 銀貨2枚になります。食事はあちらのレストラン

 で提供されます。」


「それじゃあ、食事つきでお願いします」


「かしこまりました。前金ですが、

 よろしいですか?」


「分かりました」


 俺は前金で銀貨3枚を払おうとして・・・


「すみません。1週間の連泊とかはできます?」


「大丈夫ですよ、それですと・・・銀貨が」


「銀貨21枚ですよね」


「はい、お客さん計算が早いですね」


「金貨2枚と銀貨1枚でも大丈夫ですか」


 確か、銀貨10枚で金貨1枚のはずだ。

 これで大丈夫だと思うのだが・・


「は、はい。えーーと」


「銀貨21枚にしますか?」


「いえ、金貨2枚と銀貨1枚で大丈夫です」


 こちらの世界は計算が苦手なのかな?

 まあ、学校があるかも分からないからな。


 俺は革袋からお金を渡した、

 あとでお金を数えておこう。

 どれくらいあるか分からない。

 お金は俺の精神安定剤だからな。


「こちらが部屋の鍵になります。夕食は

 日没後から始まります。席は自由席なので

 お早めにお越しください。朝食は夜明け前

 くらいから食べれます。」


 そうか、、時計がないからか・・・

 時間は太陽の日の入りと日没で見るのか、


 そうだ、大事なことを忘れていた。


「あの、お風呂なんてのはありますか?」


「お風呂ですか、それは無いですね、超が

 つくほどの高級宿じゃないとさすがに」


「それでは、体を洗うのは、、」


「桶が置いてありますので、それに水を

 入れてみなさん体を洗っています」


「そうですか、、公衆浴場はこの町には

 ありますか?」


「この町にはないですね。人間が住む北東の

 大陸にならありますけど、、、

 近くに海もあるので、みなさんはそこで

 体を洗ったりもしていますので、」


「な、なるほど、海ですか・・」


 海で体を洗うか、、ベトベトになりそうだが、

 異世界だからありなのか?


 俺は案内された3階の部屋に向かった。


 すれ違ったお客はやはり冒険者が多いな、

 2食ついて銀貨3枚は安いのだろう。


 部屋に入った。ちょうど8畳くらいの広さ

 かな?ベッドと机・椅子が置いてある。


 相棒のひのきの棒を置いてベッドに座った。


 今日は飯を食べて早めに寝よう。それでも

 異世界の料理は楽しみだ。どんな料理だろう。


 お酒はあるのかな?別料金だと思うが

 久しぶりに飲みたい気分だ。


 俺はお金を調べた。


 残りは・・・えーっと

 金貨  2枚

 銀貨 20枚

 銅貨 35枚


 お金ではえーと、、日本円で¥43,500円だ。

 1泊3,000円だからあと10日は泊まれるな、


 今日から1週間分は支払っている。

 残金で半月は宿に泊まれる。それまでに

 お金を稼ぐ仕事を見つけねば。


 そう思いながら日没を向かえたので

 この異世界で初のレスタランでの食事に向かった。

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― 新着の感想 ―
最近の赤保留は普通に外れるね
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