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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第2章 新たなる生活

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029 脱出に向けて

 【異世界生活25日目】

 おはようございます。今日は朝から活動的に

 動きます。もうあと7日でこの家ともお別れ

 です。少し名残惜しいですが、脱出のために

 今日から森の散策です。

 この森の名は「魔の森」

 油断したら死ぬでしょう。

 現在のレベルは11ですが、森のモンスターが

 どれくらいのレベルか分かりません。

 まずは油断せずにゆっくりと散策します。


 俺はまだ外が薄暗い前に朝食を済ませて、太陽

 が少し顔を出したのを確認して外に出た。

 ボス犬の戦利品を確認していなかったな、

 家の近くで死闘をしたボス犬の死体を見た。


 多少傷んではいる、死体をみると「鋭い牙」

 が抜け落ちている。おそらくこれが

 戦利品だろう。俺は2本の牙をポケットに

 入れて、死体に手を合わせた。


 よし、まずは朝日が昇る東側からの散策だ。

 

 森の中に入り、木の隙間から様子を伺いながら

 先に進んだ。途中で一角ウサギには遭遇

 したが、こちらのレベルが高いのが分かって

 いるのだろう、襲ってはこない感じだ。


 進む途中の所々でパチンコ玉を落としていった。

 そう・・「ヘンゼルとグレーテル」作戦だ!

 これは昨日の夜に思いついた。

 帰る時に拾っていけば玉も無駄ではない。

 なるべく土の所で落とすようにして、

 進んで行ったが・・・30分ほど進んだ時


「獣?」

 魔獣のような声が聞こえる。

 最初の夜に来たオーク系かな?

 しかも複数体だな・・・


 少し迷ったが、引き返そう・・・

 今はまだ無理をする時ではない。


 30分ほど奥に進んだ道を、パチンコ玉を

 回収しながら30分かけて家に戻った。


 東側に向かうのは保留だな、まあ残りを

 調べてからだ。


 次は西側に向かう。太陽が昇ってくる

 反対の方向だから進みやすい。


 こちらも先ほどと同様の方法で散策を

 開始した。西側は東と違いゴブリンとの

 遭遇が増えた。まあレベル差があるのか?

 襲ってくる感じではない。


 目が合っても

 ゴブリンは森の奥に逃げ込んでいく。

 20分くらい進んだだけで、ゴブリン

 10匹と遭遇したが全員同じだ・・・


 待てよ・・・「罠」の可能性がある。

 ゴブリンを舐めてはいけない。何かの

 アニメが言ってた。


「あいつらは賢い」


「今日は危険だ!」「止めとけ!」

 頭の中でそう、分かっててもパチンコ屋に

 向かっていた俺、そして負けて帰る・・

 男には引けない戦いがある、という

 訳の分からない理由をつけて、


 これはパチンコとは違う・・・

 命がかかっている。

 

 引き返した。

 

 冒険者なら行くかもしれないが

 俺はまだ冒険者じゃない。依頼なんてない。


 これで「東」と「西」の危険性は分かった。


 まだ陽は上がったばかりだ。正午までには

 時間がある、次は・・・南だ。


 体力があるうちに早めに見て行きたい。


 南側の森に入っていった。


 改めて体力があるうちに南側に行って良かった。

 20分くらい歩いた所で、上り坂になっている

 のが分かった。山に向かっているようだ・・


 モンスターはいない、スライム、一角ウサギを

 少し見た程度で、襲撃イベントはない。


 ただ上りがきつい・・結構な登りだ。


 それでも進んで行った。もちろんペースは

 落ちる・・ただあまり息を切らせば、

 襲われた時が危ない、何度も呼吸を整えて

 進んで行った。さらに30分くらい進んだ時、

 開けた場所に出た。森を抜ける感じだ。

 

 山頂か?いや違う・・


 崖だ。目の前に50メートル?高さ5階建て

 くらいの崖が立ちふさがった。

 

 周りこめる感じは無い。左右にかなり長い崖

 が行く手を阻んでいる。

 この崖を登れれば、町や村などの所在が分かる

 かもしれないが、崖を調べても登れそうにない。


 相当な距離をこの崖に沿って歩けば、

 どこかで登れる可能性もあるが、

 どこまで続いているか分からない。

 

 一旦、引き返すことにしよう。

 陽がちょうど真上に来た。正午だろう。


 帰りは下り坂なので行きの半分の時間で家に

 着いた。一度、昼食で休憩しよう。


 念のために昨日の夜に覚えた、新しいスキル

 【コインロッカー】に果物を入れていた。

 その果物を取り出して食べてみた。味に

 変化なし。ロッカーにも異常はない。

 スキルの実験には成功した。


 最後に北側だ。こちらには期待できる。

 南側は登って行ったから、北側は下りだと

 思っている。下りだと海の方向に行ける

 かもしれない。


 ここは中央大陸で交易をしていると

 初心者マニュアルで書いてあった。

 すると海には交易で必要な町があるはずだ。


 まずは町に行き、この世界での拠点と

 安全を確保しないといけない。

 

 昼食が終わり、新たに果物をコインロッカー

 に数個保管して、北側の森の中に進んで行った。


 予想通り、北側は下りだ。緩やかな下りを

 快適なスピードで進んで行った。森の木が

 少ないお陰でモンスターも見つけやすい。

 見つけたモンスターもスライムが多く

 こちらを襲う感じではない。


 しばらく進んだ・・・


 すると、進む方向の先は明るくなってきた。

 

 なにかある!!


 思わす走り出した。


 森を抜けると・・・


 川だ。

 

 川幅は5~6メートルの浅い川だ。


 この川に沿って下れば、おそらく海か

 町、村は見つけれる可能性は高い!


 俺の生存確率がかなり上がる!!


 だが・・・


 問題があった。そう甘い世界ではないな・


 川の向こう側に、俺の嫌いに生き物

 ベスト5に入る生物がこちらを睨んでいた。


 巨大な「カエル」である。

 

 しかも3匹。。。

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