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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第2章 新たなる生活

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025 精神力は強い方です。

 ついに禁断の技を発明した。おそらくこの世界で

 この合わせ技を持っているやつはいないだろう。

 現世のパチンコ店にはそこそこいるが・・・


 【負のオーラ】との合わせ技。

 まずは、パチンコ玉で実践だ。

 【台パン】はゴブリンには使いたくない。

 スライムや一角ウサギもちょっと嫌だ。


 【サンド】のスキルを使い、銅貨4枚分の

 パチンコ玉を購入した。100玉分である。

 もったいない気もするが、まだお金は残っている。

 パチンコ玉はコップに入れた。100玉は

 片手では持てない。両手でも厳しい。

 

 それにひのきの棒も念のために必要だ。


 準備完了。


 勝負だ!俺は勢いよく玄関の扉を開けた。

 陽が暮れるまでの勝負。

 俺は外に出て獲物を探し始めた。


 しばらく家の周りを歩いていると、森の中から

 一角ウサギが出てきた。

 

 ゴブリンではないが良い。まずはこいつからだ。


 俺は【負のオーラ】を使い、黒いオーラを充満

 させていった。だんだんと・・腹が立ってきた。

 そして「怒り」がきた。「イライラ」してきた。


 よし、これを一角ウサギにぶつける。

 玉を握りしめた。力が入る。


 一角ウサギは黒いオーラを受けて動きが鈍い。

 距離は10メートル先くらいか?

 今だ!!


「くそがーー!」と叫び

 大きく振りかぶって、投げつけた・・・


 すげー

 ・・・投げた、俺がビックリした。

 

 一角ウサギは、数玉のパチンコ玉に体を

 貫かれて絶命していた。


 ショットガンだ。打ったことも見たこともないが

 俺の右手がショットガンになった。


 ただ、気が重い、瞬間的な力の増幅、つまり

 怒りは来るが、スキルの効果が切れると

 途端にやる気が出なくなる。やっぱり負けて

 いる時のオーラはだからか、

 俺はその場に座り込んだ・・・・

 

 これは一般人には向いていないと改めて思った。

 このスキルはパチンコや公営ギャンブルで

 いくつもの戦場を戦った「猛者」だけが

 使える技だ。


 そして俺も「猛者」であり、「猛者」を作り出す

 方でもあった。


 何とか連続で使えるようにしたい!

 俺の「猛者魂」に火が付いた!


 立ち上がれ!今、立たないでどうする?

 

 そんな時、森の奥の方からゴブリンを見つけた。

 しかも3匹。

 

 覚悟を決めた。向こうも、こっちに向かってきた。


 【負のオーラ】

 

 俺はもう一度、黒いオーラを出した。


 黒いオーラに触れた3匹のゴブリンは戸惑っている。

 先ほどまでは俺のことを獲物だと認識しているよう

 だったが、今は違う。明らかに戸惑っている・・・


 このシュチュエーション!!


 ・・・・・現世では・・・・・


 とあるパチンコ店の日常


 1500回転ハマり、10万円を使って1回も

 当たっていない俺、

 その俺の両隣の席は空いている・・・

 

 そこに3人、最近パチンコを覚えた

 若者ゴブリン

「あそこの台、開いてるけど」

「・・・どうしよう」

「打ちたいけど・・・ちょっとな」

 俺はその3人を睨みつける。

(良い度胸だ、確かに両隣は空いてるよ。

 でも俺は今かなり機嫌が悪いよ。

 俺の隣ですぐに当てようもんなら・・

 殺すよ。)


 足は貧乏ゆすり、ボタンを叩く音は激しい

 足は大きめに広げて、両隣に座りにくい

 ようにしている。


 そんな威嚇を放っている。

 

 座りたいけど、座りたくない。

 3人が戸惑っているのが分かる。


 ・・・・・・・・・


 今だ、俺は3匹のゴブリンの一番近いやつに

 目掛けて、パチンコ玉を投げつけた。

 距離は5メートル先くらいだから、

 おそらく何発かは当たるだろう。

 生死の確認は後だ。

 次は右側のやつに投げる、最後は左側だ!!


 3匹のゴブリンはどうなった?殺ったか?

 念のため、ひのきの棒を持った。

 大丈夫だ、動いていない。


 黒いオーラのスキルが切れた。

 どっと来る疲労感と喪失感・・・

 負けた時、ホールの出入り口に向かう気分だ。


 辛い、そう思いながら、それでも歩く

 とりあえず、家に帰ろう・・・


 家の中に入った瞬間、座り込んだ。

 気分は優れない。まあ分かってて、

 使ったスキルだ。


 ステータスを確認して見た。

 HPは少し減ってる。MPも4消費していた。


 後は精神力だ、こういう時は・・・・・


 「お金だ!」


 閃いた!そうだ!金・金・金・金・金


 革袋を開いて、金貨を手に取った。

 入っていた5枚の金貨を見つめる・・


 そう、まだ金はある。まだ勝負できる。


『戦い続ける限りは、死ぬまで負けは無い!』


 ギャンブラーが負けた時に思う格言だ。


 金貨を見つめていると精神力の回復が早い。


「よし、戦える」


 回復した俺は、もう一度戦いに向かうことに

 決めた。100玉有った玉は50玉に減っている。

 もう100玉分の購入をした。


 もったいないから後で回収しようかな?

 イヤ、止めておこう、特にゴブリンに使った玉

 は絶対に臭い。


 まだ銅貨は大量に残っている。大丈夫だ。

 この森から出る時にどれくらい使うか分から

 ないが、金貨だとおそらく2500発になるはずだ。


 この後・・・

 陽が暮れるまで、【負のオーラ】と【サンド】の

 合体技を繰り返した。


 精神が滅入る時には、家に戻り金貨を見る。

 金貨だけでは足りない時は20枚くらい

 入っていた銀貨も見る。


 現世の人が見たら、狂人と言われるであろう・・

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