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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第2章 新たなる生活

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024 合わせ技

 特殊能力が使えます。覚えますか?

 はい/いいえ


 もちろん「はい」しかない。「いいえ」を

 押したことは無いが、スキルが消える可能性

 がある以上は押せない。どんなに酷いスキルでも、

 あればいつかは役に立つこともある。。かな?

 

 まあ、「はい」を押そう・・・

 文字が浮かび上がってくる・・・

 その時、目を閉じた。


 よくいると思う・・・


 パチンコではスーパーリーチの最後の瞬間

 (ボタン押す時、レバーを引く瞬間)

 スロットでは第3ボタンを停止して離す瞬間

 競艇場では第1ターンマークを周る瞬間

 競馬場・競輪場では最後の直線の攻防、ゴールの瞬間

 

 戦士たちは最後の瞬間、

 祈りを込めて目を閉じる時がある、


 それは怖くて見てられないから・・・


 10数えた・・恐らく浮かび上がっているはずだ。

 期待はしてはいけない。そう思って目を開けた。


 ???何だ、このスキル???


 【負のオーラ】 消費 MP2


 こ、これは、、、判断に難しい、、、

 今のところは完全な外れには見えない。

 だって【サンド】や【台パン】よりは上に見える。

 

 【負のオーラ】って、何?

 そのままの意味では分かるけど、スキルだよね?

 

 いや、止めよう。考えるのは。期待はしない。

 結果を見て冷静に判断するんだ。


 くそスキルでも大丈夫。

 俺には心強い武器、ひのきの棒という名の

 エクスカリバーがあるじゃないか。


 明日だ。明日使おう。敵はゴブリンがいいかな?

 人型に近い奴に試してみよう。


 【異世界生活17日目】

 おはようございます。少し眠りが浅いせいか

 ちょっと寝不足です。やはり昨日もらった

 スキルについて、どうしても考えてしまいました。


 まずは朝食を食べて、それから準備に取り掛かった。

 ゴブリンには干し肉・・3日前から使っている

 ちょっと匂いがキツイ、ゴブリンが何度も触った

 からだ。でもその方が良いかもしれない。

 

 なんとか爪で干し肉を持ち、玄関の扉を開けて

 玄関前に置いた。


 さっそく2匹のゴブリンが近づいて来たよ。

 

 まずは深呼吸

 

 そして俺は右手にひのきの棒を持ち、玄関前まで来た

 ゴブリンに左手を向けて呪文?を唱えた。


「負のオーラ」


 その瞬間、俺の体から黒い煙?いやオーラが出て

 いる。周辺に俺の黒いオーラが充満し始めた。


 俺は、俺は、


 なんだ、だんだんと怒りが沸いてくる。

 なんだ、この気持ち。

 イライラしてきた。

 だめだ。頭がクラクラする。


 俺はひのきの棒を握りしめて、ゴブリンに

 叩きつけた。


 ゴブリン2匹も反応が鈍い、俺の黒いオーラの

 せいなのか、動きが鈍くなっていたので

 1撃で倒すことが出来た。


 ただ俺も疲れている、なんだこのスキルは?

 すぐにステータスを確認した。MPはちゃんと2つ

 減っている。なぜかHPが少し減っていた。


 それ以上に精神的に疲れている。


 俺は考えた。このスキルはパチンコ店、

 いや、ギャンブラーたちのスキルではないか?


 

 「負のオーラ」の負とは・・・

 負=負け、分かった!!!!!

 つまり負けが込んでいる、客のオーラだ!!!


【負のオーラ】

 ※説明しよう。

 負のオーラとは大金を失っているギャンブラーが

 身につけるオーラである。特に男性に多い。

 パチンコ店では朝から同じ台で遊技して

 負けが10万円を超えた辺りから発動されることが

 多い。台についてあるチャンスボタンを押す時の

 力が通常の3倍以上になる。また貧乏ゆすりが

 激しくなることがある。それにより負のオーラを

 放っている「客」の両隣の席は空席に

 なりやすくなる。そのオーラを放つ人の隣では

 楽しく遊技ができない可能性が高い。

 公営ギャンブル場では、声が大きくなる。

 特に罵声が酷くなり、大きな声で喚くことがある。

 しかし危険性もある。このオーラを使うと

 パチンコ店では従業員、公営ギャンブル場

 では警備員に目がつけられる可能性が高い。


 

 また使いづらいスキルを俺も習得したな!!

 使いづらいわ!精神的にこれはキツい。

 1日に何度も使うと廃人になるわ!!

 頭がクラクラしたのは投資金額が増えて

 負けを冷静に考えた時にくるやつか?

 あの時に止めとけば良かった、と後悔した

 時にくる頭痛か??


 まあ、それでも使えないことは無い。精神力

 さえ鍛えれば・・・

 ただ、これは自分よりレベルが低いモンスター

 には有効かもしれない。逆に自分よりもレベルが

 高いモンスターには危険だ。目を付けられる

 可能性が高いからだ。


 【負のオーラ】は慎重に使用することを俺は決めた。


 まだ陽は高いな、ちょっと休憩してから

 いつも通り、レベル上げをして行こう。


 気持ちの切り替えは大事だ。そうやって

 一流のギャンブラー達は精神を整えてから

 戦場に戻るのだ。俺は自分に言い聞かせた。


 昼食後・・・


 少し考えて見た。

 もしかすると、【負のオーラ】を使いながら

 【台パン】をすると威力が増すのではないかと?


 更に思いついた。【サンド】で玉を出して、

 【負のオーラ】を使って投げつければ・・・

 

 禁断の技ができる。


 破壊力が上がる。


 現世では「出入り禁止」だ。

 弁償もついてくる。いやお巡りさんを呼ばれる。

 最悪、器物破損罪だ。収監される。

 損害が大きければニュースになる。

 

 でもここは異世界だ。

 

 役に立たないと思っていたスキルが・・・


 ギャンブラー万歳

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