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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第2章 新たなる生活

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21/110

020 これって本当にスキルなんですか・・

 レベルが上がった!!

 何か久しぶりの達成感。やったよ!俺。


 ガッツポーズをした。


 嬉しさが込みあがってきた。こんなことは

 死ぬ前にパチンコで大勝した時以来だよ・・・


 玄関の扉を閉めた。いくら加護の力でモンスター

 が入れないのは分かっているが、精神的に良くない。


 よしは昼食だ。ステータスの確認はそれからでもいい

 と思った。流し台から食料の干し肉とパンを

 持ってテーブルに置き、椅子に座った。また

 食料が入っていた木の箱の中にコップを見つけた

 ので、樽から水を汲んで用意した。


 さて昼食も食べ終わったので、ステータスの確認だ。

「ステータス、オープン」唱えると画面が現れた。


 レベル 2

 HP 33(+3)

 MP  8(+3)

 特殊能力が使えます。覚えますか?

 はい/いいえ

 

 HPとMPは上がってる。+3がどれくらいか

 分からないが成長の証である。

 問題は特殊能力だ・・覚えますかって?

 魔法か?初期能力なら簡単な攻撃魔法?

 いや・・ゼウス様は俺が魔法を使うのは前世の

 能力が引き継ぐらしいから無理っぽい。

 じゃあなんだ??パチンコ店店長って何の

 能力をもらえるんだ?考えても答えが思いつかない。


 まあ無いよりマシなはずだ。今より悪くはならない

 だろう。俺は「はい」を選んだ。


 ステータス画面の特殊能力の項目に文字が浮かんだ。


 その文字は・・・・・・・・・・・


 【サンド】


 俺は置いてあったひのきの棒を床に投げつけた!

「何だよ!サンドって、えーーーーサ、サンド?

 サンド??いやサンドってあのサンド??」


 パチンコに行く人なら分かる。お金を入れてパチンコ

 ならパチンコ玉・スロットならコインが貸し出す

 機械の名前だ。

 サンド=正式名称「球貸機たまかしき


 パチンコ台とパチンコ台の間にあるから

 サンドという。パチンコ店の店員や少し

 遊んだことがあるお客さんなら分かる用語だ。

 知らない人の方が多いかもしれないが・・


 俺、異世界に来て初めて覚えたスキルは【サンド】

 こんな奴いねえよな!!俺ってスゲーな!!


 絶対ゼウス、ぶん殴ってやる。


 どっと疲れたよ。テーブルに顔を埋めた。

 それでも切り替えは早い方だ、そうだな。

 しょうがない。気を取り直して、【サンド】の

 スキルを理解するところから始めよう。

 もしかすると何か役に立つかもしれない。ここは

 異世界だ。使えるものと決めつけるには早い。


 俺は「サンド」と唱えた。この方法で大丈夫だろう。


 すると、目の前に本当に【サンド】が出てきた。

 よく見る黒色のタイプだが、ちょっと大きい。

 違うのはパチンコ玉とメダルの一体型だ・・・

 異世界使用だと思うことにした。

 (スマート式の場合は絶対無いとは言いきれないが)


 説明書などはない・・・だがおそらく使い方は分かる

 『お金投入口』と親切に書かれている。


 俺はテーブルの上にある革袋を開けた。今日の夜に

 でも調べようと思っていたこの世界のお金だ。


 革袋を開けると3種類の硬貨があった。金・銀・銅

 だな。異世界では鉄板の硬貨だ。

 革袋中には100枚くらい入っている。銅と銀が多い

 金貨はおそらく3~5枚だと中を見て分かった。

 結構、気前良く用意してくれた。

 俺は素直に感謝した。


 俺は悩んだが、まずは銅貨をサンドに入れることに

 した。これが良い感じになれば・・・・


 パチンコ玉が25玉出てきた・・・


 ただそれだけだった・・・

 

 出てきたパチンコ玉を俺は真剣に見た。


 普通のパチンコ玉だった・・・


 これがスキルか、、ってなるかぁーーー


 何だよ、ちょっとは期待したよ、スゲー玉が

 出てくるとか、魔法が付与されているとか・・

 玉に刻印がないかまで調べたよ。

 大手ホールなら自分の店名をいれている所も

 あるよ、でも出てきた玉には何も無い。


 25玉って、銅貨1枚は100円の価値か?

 パチンコ台もないのにパチンコ玉買ったよ。

 まあ店舗では借りてるんだけどな!!

 でも今はそんなことはどうでもいい!!

 何に使うんだよ!!


 分かりやすい「突っ込み」と「怒り」を込めて

 一人で喚き散らした。

 

 銅貨は100円、銀貨は1000円、金貨は10000円以上

 ってところか、お金の価値は。

 まだ町に行っていないから、相場が分からない

 が町の宿代などで更に硬貨の価値は分かるだろう。

 

 まあそれだけが分かれば、入れた銅貨も無駄

 ではない。パチンコ玉はあとでスライムにでも

 投げてみよう。

 それにしても金が必要なスキルって、

 普通はMPだろう、MPを確認したが減って

 いなかった。いつかMP使うスキルが欲しいな。


 昼食も終わり、俺は再びスライム狩りを開始した。

 家の周りを周っては、スライムを見つけて玄関に

 おびき寄せてひのきの棒で殴打する。

 これを陽が暮れるまで繰り返した。


 集団でのスライムは運が良かったのか、遭遇は

 なかったので安心して1匹ずつ片づけていった。


 ちなみにパチンコ玉を投げてみたがが、

 大きなダメージを与えたようには見えなかった。

 効いていない、わけではないとは思うが・・・


 スライムを倒していると、倒した場所にビー玉

 みたいな「玉」を拾った。恐らくスライムの「核」

 だろう。何か使えるかもしれないからしっかり

 回収した。見つけたのは10個くらいかな。


 日が暮れるころには俺のレベルは3に上がっていた。


 スキルは期待をするのはもう辞めようと思う。

 所詮はパチンコ店長・兼パチンカスである俺は・・・

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