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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第4章 出航に向けて

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112 緑級

「ふあぁぁぁぁーーーっと」


 今日もよく寝たなぁ・・・

 昨日はマリーシャと一緒に長旅に備えて

 買い物を大量に行った


 宿に戻ってからは、食料品は冷蔵ロッカーに

 衣服や日用品はコインロッカーに収納していった


 昨日はさっそく貴族街で購入した下着を着てみた

 やっぱり高いだけあってか着心地は悪くない


 パンツもシャツもシルクのような肌触り?

 要するに現世で来ていたシャツと

 そこまで変わらないと感じていた。


 今日もマリーシャと宿のレストランで待ち合わせ

 をしている。

 昨日よりも更に遅い時間にしてほしいとお願いした

 ので、レストランに行くにはまだ早いかもしれない


 昨日、朝食会場にいた冒険者たちに絡まれるのも

 面倒くさいからね、


 少し身支度をゆっくりした

 廊下からは声は聞こえない。

 俺は廊下を出て階段を下りるとすでにほとんどの

 冒険者はいなかった。


 レストランの前にも今日は人はいないね。


 レストランに入るとすでにマリーシャが

 朝食を食べていた


「おはようございます」


 俺が背後から声を掛けると


「お、おはようございます」


 少し驚いたようにマリーシャが挨拶をした


「驚かせましたか?」


「い、いえ、先ほどまで、

 色々な冒険者に声を掛けられていたので

 返事をするのが面倒くさくなってました」


 なるほど・・・

 俺が来る前に、

 たくさんの冒険者に声を掛けられたみたいだな

 それでウンザリしたんだろう


「それは申し訳なかったですね、

 もう少し早く来れば良かったです」


「そんなことはありません!

 ただ、私が目立つみたいですから、」


 そりゃそうだろうな、

 この町の治安部隊の副隊長、

 そして美人エルフの魔法騎士だ

 男性だけではなく女性からも声を掛けられるだろう


「やっぱり冒険者の時だと

 声をよく掛けられたんですか?」


「そうですね、一時パーティーを組んでいた時は

 それほど声はかけられなかったのですが、

 ソロで冒険者をしていた時は、パーティーの勧誘

 などしつこく声を掛けられる時もありました、

 ニルヴァースに入隊してからは一切なくなった

 のですけど、、、」


 今のマリーシャは私服でここに来ている

 冒険者が集まるこの宿に頻繁に来ているから

 周りも冒険者に戻ったと思っているかもしれない

 (まあ実際は謹慎中らしいけど・・・) 


「まあ、マリーシャさんは美人ですからね、

 普通の男性なら声を掛けて来るでしょうね」


 俺は思ったことを伝えると


「それは喜んで良いんでしょうか?

 見た目で声を掛けられるのはエルフとしては

 屈辱でしかないんです。

 特に人族の男性はエルフの女性のルックスしか

 見ていないような気がします・・・」


「そうかもしれませんね、、

 俺もマリーシャさんを美人だと思ってますから」


 俺が申し訳なさそうに言うと


「あっ!その誤解しないでください!

 私はコウキ殿から美人だと思って

 いただけるのは非常に嬉しいです!」


「ん?そうなんですか?」


「は、はい、、

 そのコウキ殿には下心がないというか、、

 いやらしさを一回も感じたことが無いです」


 これは褒めてもらっているんだろうか

 もしかして枯れている??・・俺・・


 たしかに頭の中は40代のおっさん

 でも体は20代だ、性欲くらいは


 そういえばこの世界で性欲がなくなって

 いたかもしれない・・・


 今度やっぱり『娼館』でも行ってみるか、

 現世でもほとんど行ったことは無いけど


「まあ、パーティーメンバーをそういう目で見ると

 やりにくい可能性がありますので、」


 俺はマリーシャに返答すると


《それは、それでちょっと寂しいですけど》


 ????

 マリーシャが小声でボソッと何か言ってる


 まあ気にせず朝食にしよう

 今日もいつものモーニングセットを注文して

 美味しくいただいた。


 俺たちは朝食を食べ終わり、

 冒険者ギルドに向かった。


 冒険者ギルドに着くと、冒険者たちは忙しく

 出立の準備をしていた。


 中はそれほど混雑していない。

 朝のピーク時間は過ぎたのだろう


「おはよう♪・ご・・ざいます、、」


 受付にいたメリーさんが元気?なく?

 挨拶をしてきた


「おはようございます?」


 俺が挨拶を返すけど?


「おはようございます」


 俺の隣にいたマリーシャが凍るような

 挨拶をしていた。


 何・・何・・この二人??

 仲が悪いのかな?


「行きましょう!コウキ殿、

 ギルドマスターに会いに!」


 俺の腕を取って、マリーシャが2階に

 行こうと急かしている


「え、、ええ、、ではメリーさん、、

 また後で」


 2階上がる階段を昇る途中、

 メリーさんの優しい顔が・・・

 見なかったことにしよう


 約束はしていないけど、ギルドマスターは

 いるのだろうか?


 とりあえずロウケンの部屋をノックすると


「入っていいぞー!」


 部屋の中から声が聞こえた


「失礼します」


 俺が部屋のドアを開けると


「おお!そろそろ来る頃だと思っていたぞ!」


 ロウケンは席を立ちあげった出迎えてくれた


「ちょっとコウキ、

 お前さんの冒険者証を貸してくれないか?」


「はい、これですよね」


 俺が冒険者証を渡すと


「じゃあこれが、新しい冒険者証だ」


 俺が渡した冒険者証を新しい冒険者証に

 変更していた


「えっ??」


「えっ、じゃない、、新しい冒険者証だ」


 俺に新しい冒険者証を手渡す


 色は『緑色』だ


「これって、まさか昇級したってことですか?」


「そりゃあ、そうだろ、

 いつまでも『青級』のままで、マリーシャと

 同じパーティーって訳にもいかないだろう」


 まあ、昇級するのは構わないが、


「これで緑級になったからって、

 面倒は嫌ですよ」


 俺はロウケンに念を押しておく


「分かっている、

 でも緑級になれば人族の大陸でも少しは

 役に立つかもしれないぞ」


 そうなのか?


「たしかに緑級になると連帯保証人などが

 必要なくなりますからね、

 また宿によっては緑級以上じゃないと

 宿泊させてくれない所もありますから、

 昇級は『徳』する部分も確かにありますね」


「損する部分は?」


「ギルドマスターからの強制命令を聞くこと、

 特にモンスター襲来に関する場合ですね」


「モンスター襲来とは?」


「スタンピートだ!」


 スタンピートとは

 英語で「暴走」「突進」「殺到」を意味し、

 動物の群れの集団パニックや、

 人々が熱狂して一斉に行動する様子を表す言葉


 異世界定番の100%あるあるだ!!!

 スタンピートかぁ・・・


 ここで活躍して一躍『ヒーロー』ってことに

 なる伝説的なイベント!


「起こるんですか!!スタンピートが!!」


 俺が興奮してロウケンに聞いた

 おそらくこの世界に来て一番興味が湧いてる


「ど、どうしたんだ、、そんなに興奮して?」


「いやいや、、起こるんですか?

 スタンピートが!?」


「いや、、起きないよ・・・そんなもの」


 ロウケンが冷静に切り返す


「ええ、だって、、」


「コウキ殿、スタンピートは今まで起きたことは

 ありません。伝説上1度だけ、この中央大陸で

 起きたって記述はあるらしいのですが、」


 俺のイベントが・・・

 せっかくフラグでも立ったのかと思ったが

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