111 船酔いしますか?
じとーっとした目でマリーシャは俺を見ている
何で俺がアタフタしてるんだ?
浮気を疑われているみたいな感じだけど・・・
でも美人のエルフさんからしてみれば、
隣にいる女性より他の女性を目で追いかければ
気分は良くないかもしれないな
「俺が使えそうな日用品は
どの辺りにありそうですか?」
こんな時は話を変えるのが一番
マリーシャに場所を聞いてみた
「そうですね、人族が使う日用品は・・・」
マリーシャが店内を見渡して
「ちょっと待っててくださいね」
近くにいた店員に場所を聞いてくれる
広大な店内だ、おそらく俺が生きてきた中で
一番か二番目に広い店だと思った。
広さで一番驚いたのは「IKEA」に
初めて行った時だったかな
「どうやら人族が使う日用品は中央辺りに
あるみたいです」
「ありがとうございます、
では行ってみますのでマリーシャさんも
ゆっくり見て周ったら良いと思いますよ」
まぁ、場所が分かれば一人で見て周れる
マリーシャもゆっくり買い物した方がいいだろう
「そうですね、、
分かりました。私も普段使う日用品など
見て来ますね」
マリーシャはエルフだから、俺が人族として
使う日用品とはおそらく違うのだろう、
「それでは買い物がお互い終わりましたら、
入口付近に屋台のカフェがありますので、
そこで待ち合わせをしましょう」
露店のカフェがあるのか・・・
海外ではドリンクの屋台なんてあるみたいだけど
日本では見たことはないなぁ
「分かりました」
そう言って俺は店内の中央に向かって歩いていった
マリーシャは店内の右側に向かって歩く
あっちがエルフのコーナーみたいだな
中央に向かって歩く途中、色々な商品を見て周る
「これは?獣人用のコップか?」
あきらかに大きいコップが並んでいる
俺の頭より大きいコップだよ
獣人用のコーナーはあきらかに俺たちが
使う日用品より一回り大きいな
おそらく様々な種族に対応した商品が
この店にはあるんだろうな
歩き進むと、どうやら俺たち人間が使うコーナーに
着いたみたいだな
フライパン・お皿・コップなどの食品を扱う棚
タオルやブランケットも置いてあるな
とりあえずは一通り見て周った
欲しい商品はとりあえずカゴに入れていこう
近くの通路でカゴを見つけたので、
欲しい物を片っ端からカゴに入れていく
後で買い忘れで、また買いに来るのは面倒くさい
「まずはタオル・・・おっとブランケットも」
「お皿は4・5枚くらいでいいか」
「コップも買って、、、
フライパンも小さいのを一つ
鍋もあるかな?
これくらいの大きさで良いだろう」
「歯ブラシは・・・この世界にはないよな
でもこれは、糸ようじだよな、、
これでいいか、、」
「あとは石鹸・シャンプーってあるのかな?
髪の毛用・・・はないか・・・
やっぱりこの世界は水拭きってことか」
石鹸やシャンプーは無いけど、
ある程度は手に入れれそうだな、
カゴは一つじゃ足りないので二つ目を持ってきた
両手のカゴに商品をたくさん入れた。
「すみません、支払いはどこでするんですか?」
「はい、支払いカウンターは更に奥に進むと
ありますので、そちらでお願いします」
お礼を言って俺は支払いカウンターに向かった
結構な量を購入している
お金は足りるとは思うけど・・・
値段を見ずにカゴに商品を入れていったからな
カウンターでは俺が持ってきた商品を3人の
店員が計算してくれる
レジなんてないからなぁ、、
手計算で計算するんだ、
『そろばん』なんて物もないだろうなぁ
俺が作ろうかな?
そんなことを考えていたら俺が持ってきた
商品はきれいに袋に詰め込んでくれていた
「全部で金貨1枚と銀貨8枚になります」
思った以上に安かったな
俺は支払いを終わらせると、マリーシャと
約束した出入り口にある屋台のカフェに
向かった。
店の外に出ると左側に屋台が並んでいる
通りにはテーブルと椅子もある、
ちょっとお洒落な屋台だな、
この雑貨店の雰囲気に合わせた屋台なのかな?
出ている屋台の席を見て周ったけど
マリーシャはまだ来ていないみたいだ。
ならば俺は先に何か飲み物でも買って待って
いよう。
屋台のメニューを見ると
・フルーツ系
・お茶系
・牛乳系
の3種類だな、
お茶と牛乳はホットがあるみたいだ。
俺はお茶に牛乳を混ぜたホットミルクティー
みたいな飲み物を注文した。
まさか、
異世界に来て女性の買い物待ちをするとはなぁ
現世でも妻とは買い物に行ったこともあったけど
まさかエルフ女性の買い物を待つとは・・・
そんなことを考えながらミルクティーを
飲んでマリーシャを買い物を終わるのを待っていた
しばらく待っていると
「お待たせしました!
もしかして結構待たれましたか?」
マリーシャが走ってこっちに来た
「大丈夫ですよ、そんなに待っていませんから」
「本当ですか?
それでもお待たせして申し訳ございません」
マリーシャも両手に大量の商品を購入
したみたいだ。
マリーシャも俺が購入した商品の多さに驚いている
「お互い、大量に買ったみたいですね」
俺が言うと
「お恥ずかしいです、
でも中々ゆっくり買い物なんてしていなかったので
この際まとめて買おうと思いました。
気が付いたらカゴがいっぱいになってました」
マリーシャは少し顔を赤くして言った
「一緒ですよ、俺も欲しい物を値段も見ずに
カゴに入れましたから」
そう言って俺はマリーシャに席に
座るように促した
「何か飲みますか?」
「はい、
私もコウキ殿が飲んでいる牛乳入りの
お茶を飲もうと思います」
マリーシャが答えたので俺は席を立った
「あ、自分で・・・」
と答えたが、俺は屋台にいた店主に
注文してきた
「良いんですよ、
俺ももう一杯もらおうと思っていましたから」
しばらくすると店主がミルクティーを
2杯持ってきてくれた
「今日はこの後はどうされますか?」
「さすがにマリーシャさんは一度、
宿舎に戻った方が良いでしょう?
今日はたくさん買い物をしたので、
これで解散にしましょう」
「分かりました。
では明日の予定はありますか?」
明日か?特に予定はないなぁ
「そうですね・・・
明日は冒険者ギルドに一度顔を出そうかと
何か情報があれば聞いておきたいと思います。
その後はナズモさんの店に行って
何か良い薬がないか聞いておこうと、」
「薬ですか?」
「ええ、まぁ、
その・・・長い船旅は生まれてなので
船酔いの薬なんてのがあれば、
と思っています」
自分が船酔いする体質かどうかは
船に乗って見ないと分からないけど、
持っていることに越したことは無い
「船酔いでしたら、エルフの薬もお勧めです
南西の大陸で取れた良い香りの葉を
混ぜ合わせた薬で頭もスッキリします」
おお、生薬かな?
漢方っぽいのかもしれない・・・
良い香りの葉、、、ハーブのことかな
エルフは植物の造形には詳しいからな
おススメならば是非持って行きたい
「その薬は売っているのですか?」
「明日、案内しますね」
明日の予定が一つ増えたな
よっくり進行してすみません。気長に読んでくれてら( ^ω^)・・・




