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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第4章 出航に向けて

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105 ブロックゴーレム

 もう一度、次は違う場所の岩を狙ってみる

 スリングショットを思いっきり引いて、

 パチンコ玉を放った!


 やはり岩を貫通している、

 威力は全く問題ないな・・・

 これなら北西の大陸でも使えると思う


 これに【負のオーラ】を上乗せすれば

 もっと威力がでるだろう。


「3カ所くらい当たったみたいですけど、

 反応はないですね」


 俺はマリーシャの方に振り向いて言った


「はい、

 当たれば呻き声ぐらいは聞こえると思います、

 即死でなければ、、、の話ですけど」


 マリーシャは自信なさそうに言う


「そうですよね、、、

 これは即死するほどの威力でしょうか?」


「威力は間違いないと思いますが、

 放っている玉は小さいので、

 よほどの急所じゃない限り、

 即死するとは私は思えないのですけど」


 と、なるとこの近辺にはブロックゴーレムは

 いないのかな?


「では、もう少し違う場所にしますか?」


「そうですね、

 もう少し町に近づけば、

 岩がたくさんあると思います」


 俺たちは更に廃墟の町に向かって進んだ


 所々に大きな岩があるので、

 一応はスリングショットで打っていった


 しかし、反応はないあなぁ、


 まあパチンコ玉はたくさん予備はある

 別に焦る必要は全くない

 ただ、このスリングショットの試し打ちを

 しに来ただけだから、


 そう思いながら、200メートル先の岩場に

 近づいて行った


 すると・・・


 明らかに何かが違う気配を感じた

 じーーっとこちらを誰かに見られている

 感じがする、


 殺気?

 牽制?

 観察?


 どれかは分からないが見られているのは確かだ!


 俺はマリーシャの方を見た、


 彼女も感じたらしい、、、


「いますね、、、間違いなく」

「はい、あの岩場のどこかにいます」


 小声で意思疎通をする


「どのあたりにいるか分かりますか?」


 一応、どの辺にいるかを聞いてみる


「すみません、

 あの岩場の中としか分かりません」


 さすがに分からないか、


 ならば全部を壊すまでだな、


「ではあの辺りの岩を打っていきます、

 動きがあったら教えて下さい」


「了解しました」


 そう言ってマリーシャは剣を抜いた


 俺はスリングショットを構えた

 今回も玉は10発入れている


 まずは手前の岩場から狙って打つ!


 ・・・・・


 反応は分からない

 マリーシャが何も言わないから、

 当たっていないということだろう


 もう一度打つ!

 手前にあった岩が崩れ落ちて行く


 更にもう一度打つ!


 色々な岩が崩れていく


 崩れた岩から『岩埃』が湧いてくる


 少し前方が見えにくくなったが

 構わず打つ!


 大きな岩が色々なところで崩れていってる

 我ながら凄い力を持ったものだ、


 ひたすらスリングショットを打つこと

 

 10回目


 !!!!


『ゴォオオオーーー!』


 聞こえた!


「います!前方斜め左側です!」

 

 マリーシャが叫んだ


 岩石が細かく砕けて空気中に

 舞い上がった粉塵で見えにくいが、

 何かが動いているのが分かる。


「ありがとうございます、

 倒しても良いですか?」


 一応聞いてみると


「はい、討伐証明は魔石ですけど

 そう簡単には砕けないと思います」


 それを聞いて安心した


 ブロックゴーレムは岩の擬態から

 手と足を出して立ち上がっていた


 岩埃が少しずつ収まって来たので

 姿がはっきり見える


 灰色のゴーレムの左手は完全に崩れている

 さっきの玉が当たったんだろう


 ブロックゴーレムはこちらに向かって

 歩いてくる、

 何かすこし可哀そうだけど、仕方ない


 俺はスリングショットを構えて

 ブロックゴーレムに向けた放った。


 距離が近いので外す心配はなかった


『ゴォォ・・・・』


 パチンコ玉が当たったブロックゴーレムは

 両足が崩れ落ち、頭から地面に倒れて行った


 土煙が上がった・・・


「どうやら倒せたようんですね」

 俺がマリーシャに聞くと


「はい」

 マリーシャは倒せた事を確認して

 持っていた剣を鞘に仕舞った


 倒したブロックゴーレムに近づいて行った

 周囲からは敵の気配は感じない


 ブロックゴーレムは大きく砕けている

 転がっている顔に近づいた


 本当にゴーレムにも目や口があるんだな、

 マリーシャは砕けた胴体の方を見ている

 どうやら魔石を探しているみたいだ、


「ありました!」


 マリーシャは地面に落ちている魔石を回収した、


「どうぞ」 


 その魔石を俺に渡して来たので、

 見てみると、、

 綺麗に赤く輝いている


「宝石みたいですね、高価なんですか?」


 俺は魔石を持って聞くと


「はい、

 貴族では宝石としての価値があり

 冒険者たち、特に魔法を使う時の『杖』に

 はめ込めば魔法の威力が上がります」


 なるほど、、だから魔石か、、


「この魔石は赤なので『炎』の魔法と

 相性が良いと思います」


「それならマリーシャさんの部下にいた

 魔法使いたちにピッタリなんですか?」


 俺が以前、ニルヴァースに殴り込み?に行った

 時に『ファイヤー』の魔法で攻撃されたことを

 思い出して言った


「あ、あの時は本当に、、」


「いや、嫌味に聞こえたらすみません、

 純粋にどれくらい能力が上がるかを聞きたい

 だけですから、、ね」


 俺が念を押して言うと


 マリーシャは顔を上げて、改めて魔石を見る


「そうですね・・・・

 この魔石の大きさ・・・・」


 少しマリーシャは言葉を選びながら


「おそらくは、彼らの『ファイヤー』なら

 2~3倍くらいの威力が上がると思います」


「2~3倍ですか、、、

 結構、優秀な魔石なんですね」


 俺は少し驚いた、

 高くて1.5倍くらいだと思っていた。


「これはかなりレアな魔石ですから、

 今倒したブロックゴーレムの魔石は

 通常のブロックゴーレムの2倍は

 大きいと思います」


 マリーシャは続けて言う


「今回のブロックゴーレム討伐の依頼は本来なら

 紫・赤級以上が対象ですから、

 それをこんなに簡単にゴーレムを倒せるのは、

 この中央大陸ではコウキ殿

 しかいないと思います」


「は、ははは、、、、、」


 うん、

 笑ってごまかそう、、、


 さてと、、、

 周囲にはブロックゴーレムはいなさそうだ、


 これだけだと物足りない、、、

 もう少しだけ探そうかな?


「マリーシャさん、もう少し探索しても?」


「はい、もちろん構いません、

 討伐依頼はこれで達成しましたので、

 問題ありません」


 ならば、龍族が作った廃墟の町でも

 見て行こうかな・・・


「あの廃墟の町に入っても?」


「それは私が一緒にいるので問題ありません」


「さすが、赤級ですね」


 赤級の特権はやっぱり凄いな、


「あの、コウキ殿は赤級以上の

 実力をもっていますので、自分の赤級なんて

 大したことが無いと思ってしまいます」


 ありゃ、、褒めたつもりだけど、

 また嫌味に聞こえたかな、、


「おそらくコウキ殿は金・虹級だと私は思います」


 金・虹か、、、

 たしか、、、

 虹はいないと冒険者ギルドの

 メリーさんが言ってたな


 今度、ギルドマスターに金や虹級の方たちの

 ことでも聞いてみよう


 時間もまだあることだから

 俺たちはかつて龍族が作った廃墟の町に向かった

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