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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第4章 出航に向けて

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101 痛い視線

 アリーの宿に帰って来た。

 昨日は魔族の集積地で宿泊したからたかだか、

 1日ぶりだけど、なぜか久しぶりの気がするよ、


 そう言えば宿代を支払わなければならない


 宿の受付で

「1週間分を追加で支払いたいんですが?」

 そう言って俺は金貨2枚と銀貨1枚を出した


「分かりました。ええーっとコウキさんですね

 ありがとうございます。

 では更に1週間のお取りしますね」


「よろしくお願いします」


 そして自分の部屋の鍵を受け取り

 部屋に戻った。


 やっぱり落ち着くな・・・

 ベッドに横になってしばらくゴロゴロした。


 外は暗くなってきている

 晩飯のことを考えよう。


 乗船チケットを金貨200枚で買ったけど

 先ほどマリーシャと山分けした

 金貨50枚が手元にはある。


 これで贅沢な晩御飯を考えたけど、出かけるのも

 面倒くさいな、ここは久しぶりにアリーの宿の

 レストランで晩御飯にしよう。


 1階に下りてレストランに向かうと


「カンパーーイ!!」

「今日は頑張ったぞーー!」

「ねぇ!私のエールはまだー!」


 それなりに盛り上がっているな、

 中に入ると色々な冒険者パーティーたちが

 お酒と飯を楽しんでいる


 俺はいつものカウンター席に座り、

 おすすめのチキンステーキとパン

 それに白ワインを1杯ほど飲んで

 レスタランを後にした、

 相変わらず安くて美味しいと思う


 量は「デカ盛り野郎」の店には勝てないが

 質は本当に良いと思う、そして安い!

 だからこそこの宿にたくさん冒険者が

 いるのだろう、


 部屋の戻り、昨日と今日で聞いて話を整理する

 謎はいくつかある


 ・北西大陸の情報関係では

 神聖国という国(戦争を始める準備)

 神聖国への入国はかなり厳しい(地理的にも)

 白い女王の国(共和国と同盟の噂)

 様子見の王国?と帝国?

 地図の入手は不可(簡単な地理は教えてもらおう)


 ・中央大陸

 魔の森の中央には何が?

 空から攻めた龍族が魔の森で全滅に近い状況?

 廃墟の町にはモンスターがいる?


 今、知りたいのはこれくらいかな?

 いつか謎の回収も出来たらいいけど、、


「はぁーー、先が思いやられるな」


 大きくため息をつきながらベッドに横になる


 明日の予定は買い物ぐらいだけど・・・

 そうだ!

 ドワーフの「ビーグルの店」に行ってみよう

 スリングショットの状況が知りたいしな、


 少しでも装備を良くして北西大陸に

 向かいたいからな、


 よし、体を洗ってさっさと寝よう

 悩んだ時は寝るのが一番!


 そう思い早めの就寝の準備を始めた


 ・・・・・・・・・・


 早朝、


 廊下から聞こえる足音で目が覚めた、

 冒険者の朝は早い、

 どんなに遅くまでお酒を飲んでも

 こいつらは朝はしっかり起きて

 冒険者ギルドに向かっている。


 レストランでマリーシャと待ち合わせをしている

 俺の予想ではマリーシャはもう来ていると思う。


 彼女はそういう女性だ、

 絶対に遅れて来るようなエルフではない。


 俺も急いで身支度を整える


 1階のロビーに下りるとレストランの前には

 多くの冒険者が並んでいる


 ゆっくり進んでいるから開店したばかりだろう

 俺も列に並んでいると


「おい、見たか?」

「ああ、ニルヴァースの副隊長だろう?」

「マリーシャ副隊長だ、、、美しい、、」

「彼女は私の憧れです」


 やっぱりバレているよな・・・


「でも、珍しいな、、なんでこんなとこで

 朝食を取っているんだ?」

「さぁ、でもここの朝食は安くて美味いからな」


 レストランの中に入ると、

 カウンター席は1人を除いて空いている・・・


 どうしようか?

 ここで声を掛けると目立つけどな、

 みんながマリーシャの方をチラ見してやがる


 こういう時は俺は1席空けて座ることにする

 隣に座る勇気はない、


「あ!おはようございます!」


 俺は1席空けて座ったのに・・・


 マリーシャが自分のお盆を持って

 俺の隣に移動してきたよ、、、


 普段なら、

 今までモテたことが無い俺は超嬉しいけど、


「お、おはようございます」


 俺は、、、挨拶するしか出来ない


 カウンター席の後ろから声が聞こえる


「あいつ、誰だ?」

「知っているか?」

「なんでマリーシャ様と一緒に食べているの?」

「なんだよ!あいつは!有名な冒険者か?」


 そうなるよねぇ、、


「あの?どうかしましたか?」


 マリーシャが俺の顔を覗きこんでくる

 近い!近い!


「いえ、なんでもありませんよ、

 それより急いで朝食を食べましょう!」


 こうなれば早くここを立ち去るのが良い


「分かりました、

 早く食べるのは慣れていますので大丈夫ですよ」


 朝食を何を食べたのかを思い出せないくらい

 口の中に詰め込んだ、


 現世でも早飯だったので、苦にはならないが、

 後ろの席からくる、鋭い視線を気にしながら

 朝食を食べるのはもう嫌だ!と思った


 最後の牛乳を一気飲みした俺は、


「食べ終わりましたから、先に出口で待ってますね」


 俺はマリーシャの方を見ると


「私も食べ終わりました、行きましょう」


 やるな・・・

 早食いでは負けたことが無い俺だったけど、

 彼女も中々出来る!


 一緒に食べ終わった以上、

 一緒にレストランを出るしかない


 周りの厳しい視線を無視して、

 俺たちはアリーの宿の外に出た。


 まだ朝日が眩しい時間だ、


「今日はどうされますか?」


 マリーシャが俺に聞いて来たので


「そうですね・・・

 まずは俺が武器の注文をしている『ビーグルの店』

 に行こうと思います」


「分かりました」


 そう言って俺たちはビーグルの店に向かった


 ビーグルの店は冒険者ギルドの東側にある

 途中、冒険者ギルドを横切るとすでにたくさんの

 冒険者達で大混雑だな


「寄らなくても良いんですか?」


 マリーシャが聞いて来たが


「今は大混雑ですから、

 どちらにしても明日には行くので

 今日は行かなくていいでしょう」


「そうですね」


 俺たちはビーグルの店に向かった

 しばらく歩くとビーグルの店に着いた。


 早朝だが、ビーグルの店は開いている

 早速、店に入る


「いらっしゃい!」 


 カウンターの奥の方から威勢のいい声が聞こえる


「すみません、コウキです」


 奥からビーグルが表れた


「おお、お前さんか!」


 俺を見たビーグルが、

 隣にいるマリーシャを見る


「な、なんで、エルフの副隊長がここに?」


「私は今、コウキ殿とパーティーを組んでいます。

 今日はニルヴァースの副隊長として来た

 訳ではありません。冒険者として付き添いです」


「そ、そうか、、ならいいが、、」


 なんだ?知り合いなのか?

 2人の間に少しの緊張感がある


「2人共、お知り合いですか?」


 俺が聞いてみると


「いえ、今日会うのが初めてだと思います」

「俺もそうだ、ニルヴァースの副隊長としては

 知っているが、、話すのは初めてだぞ」


「そうですか、何か因縁めいた物を感じたので」


 俺が思ったことを口にすると


「それはエルフはドワーフが苦手だからです」

「それはドワーフはエルフが苦手だからだ」


 うう~む、同じ答えだった

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