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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第4章 出航に向けて

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099 4人で話し合い

「ヴァイン隊長!!!」

 俺よりマリーシャが驚いている

 そりゃ、そうだよな、

 何でこのタイミングで会うんだよ


「どうしたんですか?

 何か重要な話をしているなら、

 また別の機会にしましょうか?」


 とりあえず俺は驚いているマリーシャの

 代わりに話す


「いやいや、全然大丈夫だよ。

 今ここにいるのは本当に偶然なんだよ」


 ヴァインは笑顔で答える


 俺は疑うような顔でロウケンを見ると


「本当だぞ!

 ヴァインがここに今、来たのは偶然だ!

 そしてお前さんたちが原因でもあるんだぞ」


「はあ?!」


 俺たちが原因って?何で?


「お前さんたちが今日、

 あんなにツインリザードの爪を持って来るから

 職員が色んな所に宣伝をしまくっているんだ!」


 ああ、そういうことね


「そういうことだよ、

 ニルヴァースの本部に居たら、冒険者ギルドから

 ツインリザードの爪が早い者勝ちで購入が

 出来るという知らせが来たのでね、

 気になって、ここに尋ねて来たんだ」


「そ、そういう事だぞ」


 ロウケンは汗を拭きながら言う


「なるほどね、、、

 なぜ冒険者ギルドが討伐が非常に難しい

 ツインリザードの爪を持っているかが

 気になったけど・・・

 そういう事だったんだね、ロウケン♫」


「クソ、、、

 お前さんたちの帰って来る

 タイミングが・・・悪い・・・」


 ロウケンはツインリザードの爪を

 持っている事をヴァインには誤魔化していたんだ


「なんか、、悪かったですね、、、」


 俺は素直に謝る


「まあ、しょうがない、

 こいつが急にここに来るとは

 俺も思っていなかった。

 それに買取した職員たちが、

 こんなに早く各方面にツインリザードの爪を

 宣伝するとは思っていなかった」


「そうですね、、早すぎでしょう、、、」


「それで、職員たちを叱っちゃダメですよ、

 ロウケン」


 笑顔を浮かべてヴァインが言う


「分かっている、、バレてしまった以上

 ヴァイン、、

 分かっているとは思うが、、、」


「分かっているよ、

 今回のツインリザードの爪はマリーシャが

 狩ったことにするんだね」


 ヴァインが言うと


「わ、私ですか!!」


「そう、あなたの手柄です」


「し、しかし!」


「ええ、一人でツインリザードの討伐は無理

 なのは分かっています。

 あいつらは群れで行動することが

 多いので一人で討伐は現実的ではありませんね、

 だから私がこっそり協力したと

 いうことにしましょう」


 良いのか?

 俺がロウケンの方を振り向くと


「それが一番良いだろう、、

 お前さんは目立ちたくないんだろう?

 ならばこの方法が一番良いと思うぞ」


 俺は次にヴァインの方を振り向くと


「前回、君に迷惑を掛けた事をこれで

 全部を返せたとは思っていないよ、

 ただ少しは迷惑を掛けた分が返せるかな?」


 やっぱりこの隊長は良い人だ!

 いや、良い龍族の方だ。

 

 俺がヴァインに向かって頷くと


「マリーシャ副隊長もいいですね?」


「はい!かしこまりました!

 それがコウキ殿の望みなら喜んで引き受けます」


 マリーシャが笑顔で答えた


「では、お言葉に甘えてよろしくお願いします」


 俺も笑顔で答えた


 部屋にいる4人は中央にあるソファーに座る


「それで、お前さんたちは北西の大陸に行く

 乗船チケットは買えたのか?」


 ロウケンが聞いて来たので


「ええ、無事にチケットは入手しました。

 出航は来週になると思います」


「そうか、まあ色々面倒くさいことが合ったと

 思うがそれは聞かないことにしよう」


「それは助かりますね」


 俺がマリーシャの方を見ると


「大丈夫ですよ、穏便に済ませてきましたので」


 澄ました顔でマリーシャは言った


「そ、そうか、、それならばいいな」


 ロウケンは少し苦笑いだ


「そういえば、

 北西の大陸のどこの場所に着くのだろう?」


 俺がふと疑問に思ったことを呟いた

 チケットにも行先は北西の大陸としか

 書いていないしな?


「それは中央大陸から行く船は全て

 共和国に行くので行く先は書いてないのだと

 思いますね」


「そうなんですか?」


「コウキ君も知っていると思うが、

 人族が住む北西の大陸は神聖国や王国

 また帝国などがあるけど、

 権力者が変わると方針がころころと変わるからね、

 だから貿易する側としても信用ができない訳だ、

 その点で共和国はまだ方針が合議制だから

 ある程度は信用できる。

 だから他の大陸から行く船は全て共和国の港に

 着くようになっているんだ」


 なるほど・・・

 たしかに絶対的な権力者が1人だと

 そいつの気分次第で方針が変わるからな


 中小企業の社長が代替わりをして

 方針が変わるのは俺も目の当たりにした

 当事者だからな、、

 その点についてはすぐに理解できる


「おそらくだけど、共和国から船を乗り換えれば

 王国や帝国には行くことができると思うよ」


「そうなんですね、」


 神聖国は山に囲まれた内陸国という事は

 以前マリーシャに聞いていた

 入国するのもかなり面倒くさい国と

 だけは覚えている


「共和国に入国する場合は冒険者ギルドの

 身分証でおそらく大丈夫だろう、

 ただ・・・」


「ただ?」


「王国や帝国は分からないな、

 以前は大丈夫だったが、今は戦争前だからな

 どうなっているか?分からない」


 ロウケンが教えてくれた


「やっぱり神聖国は?」


「入国審査の厳しさはこの世界で1番難しい

 だろうな、俺でも入国できるか分からない」


 冒険者ギルドのギルドマスターでも難しい

 のなら、俺なんて絶対無理だよな


「お前さんと俺はまだ人族だから可能性がない

 訳ではないがな」


「そうだね、私だって龍族代表じゃなければ

 入国するのは難しいと思うよ」


 ヴァインは以前、神聖国に行ったことがあるのは

 マリーシャに聞いていた


「それは少しマリーシャさんに聞きました。

 やはり変な国なんですか?」


「変?、、まあ他の方から見れば変だろうね、

 教皇を中心に国民の全員が『神』を

 崇めているけど、『神』を信じていない方や

 神聖国が崇めている『神』以外を信仰している

 方たちからしてみれば異教徒と呼ばれて

 迫害の対象になるような国だからね」


「それはまた極端な国ですね」


 そう思いながら現世にもたしかに宗教国家は

 あるしな、一概には否定するわけにもいけない

 それに俺も『ゼウス様』に会っているからなぁ


「とりあえず、神聖国に入国を考えている

 お前さんに出来る、俺からのアドバイスは

 『神聖国の崇めている神を信仰しています』

 と言うことだ、これしか出来ない」


 そういうことになるよね、、、

 俺が偉い立場ならば、もう少しなんとか

 なるかもしれないが・・・


「そうするしかないよね、、

 まあ嫌かもしれないが、それが一番手っ取り早い

 とは私も思うね」


 ヴァインも消極的だが同意はしている


 北西の大陸に行くだけでも大変だったのに

 チケットを手に入れた後でもまだまだ

 面倒くさいことが続きそうだね

今年一年ありがとうございました、

2026年もよろしくお願いいたします。

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