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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第4章 出航に向けて

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098 需要と供給

 平然とチケットの値段を250枚で言って来た

 これは俺が言ってもいいのかな?

 俺が一歩、受付カウンターに進むと


「先ほど、

 チケット代金は金貨200枚と聞きましたが?」


 マリーシャが片手で俺を止めて強めに

 受付の男性に聞いた


「え?そうでしたっけ?

 すみません、

 金貨250枚で間違いないですけど、」


 こいつ平然と嘘を付く


「そうですか、、人族は乗せる方を見て

 平然と乗船チケットの料金を変えるのが

 どうやら平気みたいですね?」


「どうゆう意味ですか?」


 おっと、

 受付の男性がマリーシャを睨んでいる


「そういう意味です。

 あなたの今の対応は種族会議に質問状を出して、

 人族代表の意見を聞くことになるでしょうね」


「クソ、汚れたエルフ風情が、、」


 受付の男性が小声で呟いた


 その瞬間!!!


 俺が切れた


 ブワっと辺りが黒いオーラに包まれる


「コウキ殿・・・」


 マリーシャがその場に座り込む


「おい!

 今、なんて言った?」


 俺が受付の男性に近づいて言う


「へ、、へ、、へへへ、、、」


 受付の男性はよだれを垂らしている


「おい!

 聞いているだろう?

 今、なんて言った?」


「す、、す、、」


 何か言おうとしているが、

 目の焦点が合っていない、


 これは、、、

 マズいね・・・

 怒りを収めて、【負のオーラ】を消していく


「おい、何か言えよ」


 俺が冷静に問い詰める


「す、すみましえん、、、、」


 受付の男性のズボンはビショビショだ


「俺に謝ってどうするの?

 お前はバカですか?謝る相手も分からないの?」


「ほんとおおに、すみましん」


 これで良し、、


 と思って振り返ると

 マリーシャが座り込んでいる


 俺は慌てて、

「すみませんでした、つい頭に血が上って」


 慌ててマリーシャに手を差し出す


「いえ、

 私のために怒ってくれたので嬉しかったです。

 ただ今回は急だったので

 驚いて座り込んでしまいました、

 まだ修行が足りないですね」


 マリーシャが俺の手を取り立ち上がる


「さてと、

 それで改めて聞きますけど、

 乗船チケットはいくらですか?」


 男性職員は真っ青な顔で


「すみません、金貨200枚になります」


「そうですよね、

 それが本当に現在の正しい値段ですか?」


 マリーシャが厳しい声で問いただす、


「は、はは、はい!間違いありません。

 ほ、本来ならば金貨10~20枚程度ですが

 げ、現在は北西の大陸は非常に危うい状況

 でして、、、

 そ、その客船や商船のほとんど高貴な方々が

 押さえていますので、値段が高騰しています」


 どうやらそれは本当らしいな、

 需要と供給のバランスが崩れて値段が

 高騰するのは現世でもあったから仕方ない


「それにご存じかとは思いますが、

 なんでも『魔族』による海賊行為がありますので、

 危険があります。船を持っている会社が

 出航をためらっている部分もあります」


 たしかそれは聞いたな、

 魔族が海賊をしているという証拠はない

 みたいだが、疑われているから

 今、この町で魔族の活動が制限されている

 とデュランから以前聞いた、

 俺も冤罪とは思うが、証拠がない限りは

 冤罪を晴らしようがない


「それは魔族かどうかはまだ決まっていません!

 軽はずみなことは言わないようにして下さい」


 マリーシャがビシッと言う


「は、はい!」


「それでは、コウキ殿、、、」


「では金貨200枚です。

 これで乗船チケットを手配してください」


 そう言って俺は受付のテーブルに

 金貨200枚を置いた、


「わ、分かりました、

 すぐ用意しますので、少しお待ちください」


 受付の男性は椅子を飛び上がり、

 金貨は隣の職員に渡して、受付の奥に行った


 少しやりすぎたかな?

 まあ、ああいう奴にはいい薬になったと思う


 今後俺が来た時はVIP対応になるかな?


 俺とマリーシャはチケット売り場の中にある

 椅子に座って待つことにした


「もう、すぐに北西に行かれるのですか?」


 マリーシャが聞いて来たので


「そうですね、出航日が次第ですけど

 早めには向かうつもりです」


「そうですか、、、

 また、、、

 この町に戻って来られますか?」


 それは考えていなかったな、

 今回は急遽、

 ゼウス様に言われて戦争を止めに

 行くだけであって、

 その後については何にも考えていなかったな、


「まあ、

 おそらくは戻ってくるとは思いますが

 目的を果たしたとして、、

 いつこの町に戻るか、

 までは考えていないですね」


 まあ、嘘を付く必要もないので

 今思っていることを素直に伝えた


「そうですか、、、」


 なんか深刻そうな雰囲気になっている

 まるで仕事で上京する田舎の青年と

 幼馴染の女の子みたいな感じ?

 いや、例えが昭和くさいか?


 でもなんか良い例えが無い・・・


 と考えていたら、

 奥から男性職員が飛び出して来た、


「申し訳ございませんが、、、」


「えっ?まさか?

 チケットが無いとか?」


 俺が訪ねると


「いえいえ!乗船のチケットはあります。

 ただ、出航日が早くて1週間後になると

 思いますが・・・」


 なんだ、、ビックリした、


「それで良いです、

 明日に出航って言われても、

 まだ準備が出来ていないので、逆に助かります。

 1週間あれば余裕で準備できますから」


 俺がそのように伝えると


「かしこまりました。それではこちらが乗船

 チケットになります。出航日は1週間後の

 夜明けになると思います。前日にもう一度

 来ていただければ、停泊中に船内に

 予め荷物を先に乗せることが可能です。」


 それは助かる?

 いや、俺の場合はコインロッカーがあるから

 乗せる荷物は無いな、

 ただ出航前に船内を見れるのは楽しいな


「分かりました。では前日に伺うと思います」


「かしこまりました。お待ちしております」


 来店した時との対応が全然違う職員になっている

 先ほど裏に行った時に履いていたズボンは

 履き替えたみたいだけどね


「では、行きましょうか?」


 俺がマリーシャに言うと


「は、はい」


 マリーシャは少し上の空だったみたいだ


 俺たちはチケット売り場を後にした。


「さてと、

 これから一度冒険者ギルドに戻りますか?」


「そうですね、

 ギルドマスターも気にしていると思いますので

 それが良いと思います」


 俺は手に入れた乗船チケットを鞄に仕舞い

 冒険者ギルドに向かって行った


 冒険者ギルドに着いた頃には

 陽が傾き始めている


 結構、時間が掛かったな、

 冒険者ギルドには本日の依頼を受けた

 冒険者たちが帰って来る頃だろう、


 冒険者ギルドに入った俺は、

 受付にいたメリーさんに軽く会釈をして

 2階の階段を上がった


 ロウケンの部屋の前でノックをすると


「入っていいぞー」


 声が聞こえたので


「失礼します」


 マリーシャと一緒に室内に入ると


「やあ、3日ぶりだね」


 そこにいたのは・・・

 ニルヴァースの隊長「ヴァイン」だった

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