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元パチンコ店長の異世界奮闘記  作者: ナガタエモン
第4章 出航に向けて

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097 値段高騰

 金貨300枚ゲット!

 これで北西の大陸に行く資金は出来たけど


 俺がマリーシャの方を見ると


「まずは、乗船チケットの購入をしましょう。

 私への分はその後でいいですから」


「そうですか・・・ではそうしますね」


「まあ、まずはチケットを手に入れないとな」


 ロウケンが言うには


「値段を釣り上げて来る可能性もあるからな、

 今は非常事態だから船を出す方も

 危険を伴うから仕方のないことだが、」


「まあそうでしょうね」


 どれくらいのチケット代金になるかは

 交渉次第か・・・


「それでは早速、

 港のチケット売り場に行ってきますね」


 俺が席を立つと


「私もお供します、チケットの値段交渉も

 手伝えるかもしれませんから」


 マリーシャも一緒に立ち上がって言った


「それは助かりますが、、

 良いんですか?」


「はい!構いません!

 少しでもお役に立てるのならば」


 そうだな、、ここはマリーシャに甘えよう


「それではお願いします」


 買取査定をしたファールさんが


「コウキさん、今回はありがとうございました、

 冒険者ギルドも資金が豊富じゃないので、

 助かりました!」


「そうなんですか?」


「まあな、本来ならこの町には未到達の

 森やダンジョンが存在している、

 冒険者たちには絶好の場所なんだが、

 今は人族の大陸で戦争が起ころうとしている、

 冒険者たちの中には戦争に参加して

 稼ごうとする奴らも多いからな」


「ええっーと?

 冒険者が戦争に参加するんですか?」


「ああ、お前さんが言いたいことは分かる

 それは『冒険者』ではなく『傭兵』だと、

 それでも依頼がある場合は受けても良い

 ことになっている」


 冒険者が戦争?

 ちょっと間違っていると思うけどな・・・


「普段であれば冒険者が戦争に参加することは

 ないんですけど、今回は神聖国がお金に

 糸目を付けず兵を集めているんです。

 やはりお金払いが良いと冒険者たちも割り切って

 戦争に参加しているんだと思います、

 今回の戦争には残念ですがエルフもおそらく

 何名かは参加していると思います」


 マリーシャが事情を教えてくれる


 たしかに冒険者たちはその日のお金を

 稼ぐのに必死だ。

 依頼を失敗すると罰金も発生する


 戦争に参加してはいけない!

 と俺が反対するのもおかしいかもな


「それでも今回はコウキの持ってきた

 ツインリザードの爪のお陰で、

 この冒険者ギルドも少しは資金に余裕

 ができそうだ」


 そう言ってもらえて何よりだ、


 俺とマリーシャは冒険者ギルドを出て

 港方面に向かって歩いた


 しばらく歩くと港が見えて来た


 今日もたくさんの船が停泊している


「こちらの船は私たちの国、エルフの商船ですね

 あちらに停泊しているのは龍族の商船です」


 エルフの船に龍の船か、、


 龍族の帆にはわかりやす龍のマークが

 描かれている、

 エルフの商船の帆には「木」が描かれている


「人族の船はこちらより北側に停泊しています。

 乗船チケットもそこにあると思います」


 マリーシャが率先して案内してくれる

 俺はマリーシャの後ろを歩きながら、

 停泊している人族の船を見て行く


 人族の船はエルフや龍族、それに俺が見た

 魔族の船よりはどれも一回り小さいかな?

 それでも100人くらいのお客さんは

 乗船できる船が多いと思った


「あそこですね、チケット売り場は・・・」


 おお、あそこだけ人が多いな

 外でたくさんの人?

 冒険者が待っている感じだな


 俺たちの横を通り過ぎる冒険者が


「高すぎだぞ!足元見やがって!」

「まあ、今回の戦争は一攫千金だからなぁ、

 でも俺たちみたいな緑級クラスじゃあ

 貴族がスポンサーでもつかないと厳しいよ」

「紫級の奴らでも金貨200枚は無理って

 言ってたもんなぁ・・・」

「ここで地道に稼いだ方が良いよ」


 そう言って通り過ぎていく


「やはり貴族などのスポンサーがついている

 冒険者が優先されているみたいですね」


「そうみたいですね、、、

 でもそれだと北西の大陸では

 貴族の下で戦争をしなければ

 いけないということですよね?」


 今回、俺が北西の大陸に行くのは戦争で

 稼ぐために行く訳ではない

 戦争を「止めに行く」のが目的だ、

 さすがに貴族のお金で行く訳のはダメだ


「当然そうなると思います。

 また戦場でもどこに配置されるか分からないので

 かなりの危険が伴うと思います」


「そうですよね」


 (自力で行って戦争を止めないと)

 俺が小声で呟くと・・・


「えっ???」

 マリーシャが驚いて声を出す、


「いや、なんでもないです」 


 聞こえたかな?


 マリーシャは俺が北西の大陸に行く

 目的を知らないと思う

 ロウケンや魔族のデュランたちにも

 北西の大陸に行くと言っただけであって、

 理由は伝えていない


 チケット売り場の前にいた大勢の冒険者

 たちがぞろぞろと帰っていく

 大半はチケット購入を諦めたのだろう


「どうやら入れそうですね」

「ええ、思った以上に早かったでですね」


 中に入ると1組の冒険者たちが

 チケットの値交渉をやっている


「もう少し安くならないか?」

 この冒険者パーティーのリーダーらしき

 人物が交渉している

「さすがに4人で金貨100枚は無理です」

「そこをなんとか、、、

 狭い部屋で構わないから、、」

「そう言われても、、、

 今は商船が多いので客室がもう無いんですよ」


 ・・・・・・

 マリーシャに小声で聞いてみる

「やっぱり商船は厳しいみたいですね」

「そうでしょうね、基本は商品や貿易品を

 積み込む船ですから、客室の数が限られて

 いると思います」

「今は客船は出ていないんでしょうか?」

「申し訳ございません、私もその辺りまでの

 事情は分からないです」

「そうですよね、それは聞いてみます」


 ・・・・・・


「もういい!違うところで買うからな!」


 どうやら諦めたみたいだ。

 チケット売り場にいる男性も肩をすくめて


「それが良いと思います」

 と言い放った・・・


「ちくしょう!行くぞ!お前ら!」


 そう言って俺の横を通り過ぎて行った

 ドアが激しく開く音がする


「お待たせしました。乗船チケットの購入ですか?」


 先ほどの男性が明らかに俺ではなく

 マリーシャの方に聞いている


「はい、

 人族の大陸に行く船のチケットはありますか?」


「あの、、失礼ですが、、

 ニルヴァースのマリーシャ副隊長ですよね?」


「ええ、そうですが」


「それでしたら、、

 ここでチケットを買うよりは、

 町に滞在している侯爵家に言えば

 すぐに手配できると思いますが?」


「私が行くのであればそうかもしれません。

 しかしチケットが必要なのはこちらの

 コウキ殿です」


 そう言って初めてチケット売り場の男性が

 俺の方を見る


「こちらの方のチケットですか?」


「はい、値段はいくらですか?」


 男性は俺を見た後に


「金貨250枚になりますけど、」


 こいつ俺を見て値段を釣り上げやがったな


 先ほど外ですれ違った冒険者は金貨200枚

 って言ってたからな


 これがあからさまに人を見て値段を

 変える奴か・・・


 その顔、よく覚えておこう

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