第17話:『皇帝の決断、国王の英断』
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数日後、号外が配られた。
「帝国は全面戦争により北の魔族の殲滅、そして<結界防壁>による隔離に成功した。戦争に協力した功績を称え、亜人奴隷の解放、アルケシア王国との不戦協定、さらに国交樹立を宣言し、和平交渉を開始する」
玉座の間に響いたその宣言は、これまでの帝国では考えられないほど衝撃的なものだった。冷酷で知られた皇帝が、国の進路を真逆へと転換するなど――誰も予想してはいなかった。
だが、その裏にはアクスが示した方針がある。そしてノアは、その①から④までを、完璧以上に実行してみせた。さすが万能。
(……改めて思うけど)アクスはアークのソファに寝転がりながら、内心でため息をついた。
(4従士の戦闘能力、マジでヤバすぎるんだよな。一人で国ひとつくらい、余裕で滅ぼせるだろこれ)
冷静に考えれば、一番危険なのは従士たちですらない。
アークを瞬時に作り上げ、あの魔王虫ですら「ただの素材」としか見ていないノア――。
そのノアを部下に従えている自分自身こそが、一番ヤバい存在なのだ。
「……自重、しなきゃな」天井を見上げながら、小さく呟いた。
この世界は、あの神が大切に育ててきたもの。無暗に暴れて壊す気は、アクスにはなかった。
アルケシアに隣接する国々は、ザルグラードを除けばすべて友好国。帝国さえ国交を樹立すれば、周囲は平和で繋がる。
「いやー、平和だねえ……」のんびりと呟いたところで、ふと脳裏に浮かぶ。
――あ、まだエルフの国が残ってたっけ。
奴隷解放の話を持ち出せば、多少は会話できるかもしれない。……その前に矢の雨で射殺される可能性の方が高そうだが。
こうしてアクスはしばらくの間、アークで過ごすことになった。
以前との違いは明らかだ。モフモフが二倍になり、かしまし娘たちが増え、日々は一気に賑やかになった。
助け出したエルフの少女たちは、最初こそ怯えていたが、今ではすっかり環境に馴染んでいる。
肉食の料理も、意外なほどあっさりと受け入れ――むしろ「おいしい!」と笑顔で喜ぶ始末だ。
アクスや、街の人間に扮した美従士たちが交代で少女たちを案内し、買い物や遊びを体験させる。
「もしかしたら、この街のどこかに彼女らの未来が転がっているかもしれない、選択肢はクルーだけじゃないさ」
そんな思いを胸に、ささやかな日常を与えていた。
最近では、少女たちが小さなワガママを言うようにもなった。少し面倒ではある。だがそれは、心を許し、環境を受け入れた証。
「……ま、元気でいてくれるなら、それが一番だな」笑いながら肩をすくめる。
無邪気に走り回る子供たちを見ていると、不思議と心が安らぐのだった。
そんなある日――ノアから報告が入った。
「アクス様、一件ご報告がが……」
嫌な予感が背筋を走る。そしてアクスは悟った。
(……こういう時の予感は、大体当たるんだよな)
「アクス様、国王から指名依頼が」
(はい来ましたー。だと思いましたー。あのイケオジ国王め、次は何させる気…ん?)
「国王個人から?王国からではなく?」
「はい、いわゆる国王勅命というやつです。」
「おいおいマジで何させる気だよ…絶対面倒なやつじゃん…」
まぁ後から聞いて後手に回るよりは先に聞いた方が面倒が少ない。アクスは自分から何かするのは面倒なのであまりしないが、人から頼まれると断れない、というか人から頼られる事自体は吝かではないのだ。
ギルドに顔を出すとパルマが声を掛けてくる
「アクスさーん、丁度探してたんですぅー。」
そのままギルマスの部屋に連れていかれる。いつものパターンだ。
「よぉアクス、久しぶりだな!」ギルマスはニコニコしながら手を掲げる。散々疑われて模擬戦まで仕掛けられた頃と比べたら随分と馴れ馴れしくなったもんだ。
「何が久しぶりだ、毎度面倒な依頼押しつけやがって」そういうアクスも初対面時の丁寧な態度は面影も無く、悪態をつくように対応する。が、ギルマスはこちらの方が気楽そうだ。
「がっはっは!今回の依頼は一味違うぞ、何たって依頼を受けるだけで先にAランク昇進だ!」
「は?・・・話を聞こうじゃないか」
――今回アクスに伝えられた任務は、確かにいつもとは少し毛色が違っていた。
Bランク以上の冒険者を複数集めた合同依頼。
内容は、ザルグラード帝国から解放された<亜人移民>の護衛である。
もちろん兵士も動員はされる。だが、兵士が国外に出れば「侵略行為」と取られかねない。しかも有力な兵士ほど顔が割れており、仮に変装して同行したところで、ばれれば外交問題に発展するのは火を見るより明らかだ。いきなり降って湧いたような和平条約、おいそれと信用する訳にもいかず、王国側は慎重にならざるを得ない。
だからこそ、帝都から国境までの区間を冒険者が引き受ける――そういう算段らしい。
「……なるほどね」アクスは書面を手にしながら、眉をひそめた。
帝国は、宣言どおり確かに奴隷を解放した。だが、奴隷として生きてきた亜人たちが、突然「自由だ」と言われて普通に暮らせるはずもない。
結局のところ、そのまま元の主人に雇いなおしてもらうか、あるいはスラムの貧民街に紛れるか。選択肢はその程度しかなく、大多数が行き場を失っているというのだ。
しかも、奴隷制度が廃止されたからといって、帝国民の亜人差別意識が消えるはずもなかった。むしろ逆に、あちこちで刃傷沙汰が増え、街の治安は荒れる一方だという。
「……だから外に出すのか」アクスは小さく呟いた。
いっそ国外へ追い出してしまった方が、国内は安定する。帝国の本音はそこにあるのだろう。
ただし、アルケシア王国にとってはむしろ好都合だった。国土の広さに対して働き手が不足している現状、移民の受け入れは歓迎すべき話。
結果的に「亜人を抱えきれない帝国」と「人手を欲する王国」、両者の利害が一致した。だからこそ、今回の大規模移民が実現したのである。
人数は、三千人程度。大移動と呼ぶにふさわしい規模だ。もっとも輸送車も食料も十分に用意されており、冒険者は純粋に「護衛」に専念すればいいとのこと。
流れとしてはこうだ。
帝都と森の中間地点で亜人を引き取り、森の手前で「エルフ」と「それ以外」とに分ける。
エルフは西の<リュミエール森国>方面へ、その他の亜人は南の国境へ。
国境を越えれば、王国兵が待機しており、そこで正式に引き渡す。
実に合理的な計画だった。
そして――アクスに任されたのは。
「……俺が、亜人の引き取り役とエルフの誘導か」
帝都での引き取りは理解できる。高ランク冒険者の中には亜人が多いから問題になる。人間のアクスなら顔を合わせても問題は少ない。顔役の拍付けとしてAランクが相応という事だ。しかし――。
「リュミエール方面って森まで連れてけばいいのか?その後は?」
「いや、エルフは殆ど子供だからリュミエール森国まで連れて行ってくれ」
「いやいや俺人間だぜ?森に入ったら射殺されるんだろ?」
「おぉ、よく知ってんじゃねぇか」
「おい…死んで来いって意味か?」冗談じゃ済まされない。アクスは少しキレた。
「待て待てそうじゃない、お前なら大丈夫だ」ギルマスが慌てて窘める。
「どういう意味だよ」
「お前…キレイな顔してるだろ…?」
「…は?」
は?とは返したが、その時点でアクスは理解した。
「ごしゅじんしゃまたちはとてもきれいなの!きれいなのはおぶじゃないの!」エルフ少女の言葉を思い出す。
「あいつらは美形至上主義だからな。人間でも顔が綺麗なら話くらいは聞いてくれるさ。多分な!」
(多分て…まぁ俺はともかく、美従士ならワンチャンありかな)
「で、エルフは何人くらいいるんだ?まぁ2~30人くらいなら何とか」
「300人だ」
「…え?」
「だから300人だよ!」
「ふざけんな!どうやって連れてくんだよ!」
「大丈夫だ、荷車になるが御者も併せて人数分手配する」
「森からはどうすんだよ」
「あー…まぁエルフなら森歩きは問題ないんじゃないか?」
「んな適当な…あぁ、まぁいけるか。大丈夫だ、荷車も要らない」
「はぁ?いけるって・・・いけるのか?」
「あぁ、最近仲間にした奴の能力を使えば何とか、な」
「何だ、聞いてねーぞ、どんな奴だ」
「それは黙秘する」
「っ・・・。」
アクスの秘密主義にギルマスは訝しむ。
「あれ、でもそれって王国の依頼だよな?国王の依頼ってのは?」
「あぁ、それなんだがな…直接国王様に聞いてくれ、ワシも知らん」
帝国は北、王都は南東、逆方向とまではいかないが、明らかに遠回りだ。アクスはとりあえず護衛依頼を受ける事だけは承諾した。
実際願ってもないエルフとの交流のチャンス!うまくいけばミレイユとエマの新しい武器が手に入るかもしれない。
「国王の依頼は内容によっては断ってもいいんだよな」
「国と事を構えたいんならな!」
「うっ…。」
「まぁそう身構えるな。受ける前からランクアップなんて気前のいい依頼、中々無ぇぞ?」
「建前上必要なだけだろ・・・はぁ、わかったよ」
アクスはAランクへと昇格し、他の合同パーティ代表と国境で待ち合わせる日時やその後の流れを打ち合わせ、早速王都へ向かう。
適当に5日程時間を潰し、王都に転移する。ドラヴァルトの短剣があれば検問は何も聞かれずフリーパスなので、もはや一々門を通過する意味など無い。
アクスは王城へ向かい、暫く客室で待たされた後、謁見の間に向かう。今回は貴族はいないが、近衛の兵士が並んでいる。挨拶を済ませ、王から話を聞く。
「依頼の前にアクスよ、帝国と魔族の戦争に四聖様が協力したらしいのだが、お主は此度の戦争に関与しておらんのか?」
「帝国が戦争してた頃はもう国境越えてエリシュナに戻ってきてましたので方向が真逆です」
「うむ…確かに記録も目撃証言もあった。お主が立役者であれば今度こそ叙爵だったんだがな」
んな面倒な…。
「して、件の四聖様方には主がおるのか?」
何でも帝国との和平交渉の際、覚えのない戦争協力を理由にされ、ここは蒸し返すよりも話を適当に合わせて和平を結んでしまおうという咄嗟の判断をしたそうだ。何という頭のキレと思い切りだろう。ビビりのアクスには到底真似できない。
「交渉の際に帝国側から”貴国を加護する四聖とその主に宜しく”というような事を言われ、そこで戦争に協力したのは”アルケシアの四聖”と”その主”いう事がわかったのだ。四聖が国外に出て敵国の為に魔族撃退の協力をしたという事に一瞬肝を冷やしたが、アルケシアの名を背負い、確証は無いが恐らく帝国に奴隷解放と王国との和平交渉を促したという言動から、四聖の主は”亜人差別を嫌う王国側の人物”ではないかと予想がされるのだ」
この王様キレッキレである。
四聖の主は奴隷解放を帝国に求めたし、和平交渉とは指示していないが、王国に手を出さないよう念入りに釘を刺した分かりやすい結果が和平交渉だったのだろうし、指示した大元は現在王国を中心に活動しているアクスなので読みとしては正しい。要求がストレート過ぎたか?
「どうやら老獪な傑物と聞く、お主の父君か祖父君ではないのか?」
この辺の読み違いはノアのファインプレーである。
「うちは代々一般的な平民でしたね。あ、ちなみに肉親はこの世にいません」
「そ、そうか…悪いことを聞いた。辛い過去を思い出させてしまったな」
「いえ…。」
何かいい感じに誤解してくれたようだ。いつの間にか構えられていた魔道具も反応していない。
改めて勅命の話を聞く。
「此度の移民受け入れに伴いエルフをリュミエール森国へ送る際、是非とも森国との親交を深めて貰いたい、そしてその席に王族を代表し我が娘ルーシェリアを同席させてほしいのだ。」
この依頼はいろいろヤバい。王女がいるのは正直邪魔だ。
冒険者に出自を聞くのは野暮(どうせロクでもないから、聞くのは貶したいから)とされ、能力を聞くのはご法度(相手の弱点を探して殺そうとしている)とされている。
王女様がどこまで理解しているか知らないが、絶対「お話ししましょう♪」とか言って根掘り葉掘り聞かれるに違いない。王族は言葉の機微に敏感だから謁見中の少ない会話くらいなら何とかなるが、四六時中質問攻めにされたらさすがにボロが出そうだ。王女のワガママを窘めるのも不敬とか言われそうだし…そもそも王族の護衛なんて責任とリスクがデカ過ぎる。
「少々私一人では荷が勝ち過ぎます。私はAランクにはさせて貰いましたが運が良かっただけで所詮はただの無能な剣士です。」
「それは大丈夫だ、お前ら、これへ」
目の前にいきなり3人の美女が現れた。
「此奴らは王国専属の諜報部隊、名前はここでは伏せよう。今回ルーシェを護衛する傭兵として同行させるのでお主はただエルフ移民の誘導と森国との親交に注力するだけでよい」
…ますます面倒くさい展開になった。
諜報部隊は更にダメだ。絶対戦闘とか分析される。四六時中プロの諜報対象になるなんてボロどころか丸裸にされる!!
(やばいノア、何とかして!)(畏まりました、では…)ノアから念話で助言が来る。
アクスは理解し、落ち着いて返答する。
「んー、あまり人数が増えると動きが鈍るのでむしろ邪魔ですねー」いきなりアクスの態度が不遜になる。
「なっ!我々を愚弄するか!これでも隠密のトップ…」
「いやいや隠密だか餡蜜だか知らないけど、裏でコソコソやってるような奴らが”護衛”なんて出来るのかって話だよ。一日中守り続けるんだぞ?飯は?野営は?素人が増えても俺の負担になるだけなんだが。」
「じ、自分の食い扶持くらい何とかする!それに我々の戦闘力は王国近衛団長にも匹敵…あっ」
ふと目をやると先日武具を叩き割ってボディアタックで吹っ飛ばした近衛団長殿がばつの悪そうな顔で目を背けている。
「んー、ではこうしましょう、王女様、前へ来て頂けますか?」
「はい♪」王女は嬉しそうにトントンと段を降りてくる。
「貴様!ルーシェリア様に何をする気だ!」
「何かするのは貴女達ですよ、ではこれから王女と戦って下さい。そうですね、尻餅でもつかせればあなた達の同行は認めます。」
「貴様!王族に対し不敬」
「よい。」王が話を遮る。
「アクスよ、先の言葉しかと聞いたぞ、ルーシェが床に座り込めば同行を許すのだな?」
「まぁそちらの隠密の話はそうですね」
…ここで素直にはいと言うとどっちに転んでもなし崩しに王女の同行が確定しそうだ。王は微妙な言葉のラリーに少し楽しそうにニヤリとする。
「馬鹿にしないで頂きたい!王女殿下、此度の不敬どうかご容赦を、任務が終わり次第罰はいかようにも。御身をお守りする為、お覚悟を!」
隠密隊が王女にじりじり詰め寄る。王女は状況がわからず困惑している。隊長が王女の肩を押しにかかるその瞬間――
王女の影から一本の黒く太い鞭が現れ、隠密隊を一気に薙ぎ払う。隠密隊は勢いよく飛び、下がっていた兵士群に激突した。
王女は突然の出来事にへたり込むが、黒い鞭が椅子のように王女の尻と背中を支え、それを阻止する。鞭は王女をゆっくりと立たせ、影から本体の影猫が出てきた。ノアが前回の謁見時にこっそり忍ばせていたのだ。
「あら、あの時のネコちゃん♪」
「ルーシェよ、その猫?を知っているのか?」
「はい、この前街に…あっ!」
「…ルーシェ、後で執務室に来なさい」
「ごめんなさぁーい」お転婆は健在である、
(てかお披露目終わったんだよね?危ないよね!ノアぐっじょぶだよね!)
(お褒め頂きありがとうございます)念話のノアの声が嬉しそうだ。
「そいつはシャドウテイル…ん?テイルウイップ?…影猫です。」
「シャ…影猫か、して、何だそれは」
「王女の護衛をしてくれます。効果は先程ご覧いただいた通りです」
「なぜルーシェを守っている、お主の使い魔か?」
「俺の、では無いんですが…あ、そういえばこの前付いてきた四聖の内の一人が王女を気に入っていましたね」
(帰還後ミレイユが「あの子可愛いわぁーん♪」って言ってたから嘘じゃないよな)
「なぜこれが王女に付いている事を知っている?お主の指示ではないのか?」
「少し前に聞きました。まぁ護衛はこいつで十分ですよ」
(少しって言っても2分くらい前だし、聞いたのは四聖じゃなくてノアだけど)
「そうかそうか、では」
「お待ちください陛下まだ連れてくとは言ってません護衛は普段の話です!」
アクスが焦ってまくし立てる。全く油断も隙も無い。
「ふざけるな貴様!」持ち直した隠密が近づいてくる。
別にふざけてはいないんだが…。隠密は軽装の為、腹に一撃をモロに食らっていた。肋骨イってんじゃないかな?
「死角から不意打ちなど卑怯だぞ!正々堂々と戦え!」
「あぁ!?」アクスは的外れな言葉に憤りを覚える
「あんた隠密だろ?死角からの攻撃が専門のくせに自分がやられて卑怯だぁ?どの口が言ってんだ!!」
「ぐっ!我々は影に生きる者、護衛は夜が最も危険だとと聞く、その点」
「お前この猫がどこから出てきたのか見てないのか?影に生きる者?こっちは存在そのものが影なんだぞ?あと護衛が危険なのは夜じゃない、一日中全てだ!」
隠密はぐしゃりと膝をつき、がっくり肩を落とす。
「隠密、下がれ、もうよい。」国王は静かに命を下した。
「し、しかし!…はい、陛下」
登場時はシュバッと出てきたが、帰るときはヨロヨロと普通に扉から出て行った。
「アクスよ、つまらぬものを見せたな」
「いえ、今のは陛下が悪いと思います」
「き、貴様不敬なー」
「よい。続けよ」
「優秀な隠密だからといって優秀な護衛になれるとは限りません。それぞれ得手不得手というものがあります。陛下も優秀な王だからって今から野菜育てろとか今晩の夕食作れとかいきなり言われても出来ないでしょう?」
「う、む、まぁそうだな」
「それに隠密は攻撃は避けるものと体が覚えています。護衛が攻撃避けたら王女に当たりますよ?」
「それは、いや、うーむ」
「なので人選ミスです」
「そうか」
…完全勝利だ、まぁノアのシナリオ通りなんだが。ただちょっとやりすぎてないか?少し可哀想に思えてきた。
「まぁ兵士を動かせない事はギルマスから聴いているので事情はお察しします。はぁ…王女の件ですが、理由を教えて下さい。一旦検討しますが結局理由次第です。まさか行ってみたいからーとか一か八かみたいな安易なものじゃないですよね?国家レベルの重~要~な理由、あるんですよね?」
「よかろう、お主には本音の部分も含めて全て話そう」
王は語り出す。
隠密について
王国が秘密裏に育成している諜報部隊です。全体数は未知数。今回3人の隠密が出てきましたが、最強の精鋭という訳ではなく、ただエルフ受けが良さそうな顔の良い3名が選抜されただけでした。なので本当の隠密部隊長はもっと知的でもっと強いです。まぁそれでも影猫の相手にはならないんですが・・・。
危険なのは夜じゃない、一日中全てだ! このネタ通じるヒトいるかな・・・。
おもしろかったら下のグッドボタンを押してくれると嬉しいです。引き続き次回作もお楽しみ下さいm(_ _)m




