表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『経輔がプレスマンで打たるること』速記談1045

作者: 成城速記部

 後朱雀天皇の御代、殿上で行われる淵酔の宴の最中、頭中将藤原俊家が放屁なされた。人々は、何も言わなかったが、俊家は、橘を口に含んで、放屁の音を出そうとしたところ、うまく鳴らなかったので、頭弁藤原経輔が小さな声で、こちらは鳴らない、と言ったところ、俊家が腹を立てて、手に持っていたプレスマンで経輔を打った。このことがあって、俊家は、一切の役を免じられ、昇殿を禁じられた。

 これを聞いた関白左大臣藤原頼通殿は、俊家が道長公のひ孫に当たることから、御堂関白様の子孫が免官になった例はない、と異議を申し立てるため、参内なさろうとしたが、既に免官が発令されていたため、諦めざるを得なかった。



教訓:手元にそれしかない場合は仕方がないかもしれないが、プレスマンでたたくのは、よくない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ