なぜか、
毎日、毎日、同じ道を帰ると周りの建物、人が自分をあざ笑っているように聞こえる。今日一日の失敗と、ちっぽけなその成功を。
幸せそうな人、辛そうな人、頑張っている人、周りを見ていない人。
人は、何に当てはまるんだろう。
昔々、地球ができて、動物が生きている。
人間が、地球に認知され、戻れなくなったのは、たったの2,3千年。
人は、モノを分類していって、新しく作ったものに分類されるまで何百年かかっただろう
人が、相互に情報を共有し、専門が増え共有しないものができるまでたったの数百年
人が、もし進化するとするなら、人という枠組みを知らない存在がいなければ本当の意味の進化はないだろう
毎日、生きるのがつらい。自分の存在がちっぽけだし。小さな負けず嫌いは、負け続けていつの間にか苦しめる炎
眼の輝きがいつの間にか違うものになっていて。いつの間にかすり替わったものにまだ愛情を与え、時間を与え、最期をささげるのだろうか。
頼られて、自分が中心であることに、一員であることに喜びを得た。小さな箱庭で融通も聞かせてもらっている。やることは多い。気を使うことも多い。いらだつことも多い。申し訳ない時も多い。それでもやらなければいけない。それが箱庭だから。一員でいられるから。でも、つらくてつらくてめぐりまわってこの箱庭のためやっていることにどう向き合えばいいのだろう。
搾取される人は言った。返せ。搾取する人は言った。あなたたちのためだ。生きるためだ。仲介人は言った。心が壊れそうだ。
幸せでいていいのだろうか。
誰もが一瞬は幸せな時があるだろう。それでも、仲介人は思う。幸せでいていいのか。物事を注視してはいけなかったのかもしれない。
私がいなければこの小さな箱庭はうまく回らないんだ。仲間がちゃんとやってくれなくてね。つらいの。
今日、おいしいものをおごってもらったんだ。喧嘩の仲介をしたんだ。年上の仕事さ。これでもたのしいそんな時があったんだよ。同情せずに笑って受け流せるようになったよ。成長したよ。でも、認めてもらえなかった。採用されなかった。また一人、やめていった。ああ、嫌な感じの人だ。ああ、きっと分かり合えない人だろう。でも、このこの箱庭で付き合っていく人だから。
気遣っても気遣っても私のことは、気遣ってくれないのね。
怒ってもいいことなんか起きないものね。受け流して。
怒りたくないの。困らせないで。
邪魔って言わないで。
知らないなんて言わないで。
関わるななんて言わないで。
覚えてないなんて言わないで。
もう来るななんて言わないで。
私とけんかしておいてけろっとしないで。
頑張ってる私を置いていかないで。
期待させないで。
私ばっかり頑張ってるみたい。
一番大切な自分を置いてけぼりにしてあなたを優先しているのに。
大切な子供時代を支えてくれたあなたに、子供に気を遣わせてまで親孝行したいのよ。
死にたいなんて死んでも言わないで。
死ぬかもしれない、なんて冗談でも言わないで。
いつも、冷たいことばっか言ってごめん。
邪魔って突き放してごめん。
励ましてあげられなくてごめん。
もっと、気の利くことが言えたらよかったんだけど、なんて言えばいいのかわからなかった。
どうしたら楽しいって、安心させてあげられるのかわからなかった。
ごめんね。本心じゃないよ。でも、心は、言葉で表さないと伝わらないんだよね。
知ってたの。ごめんね。許さなくていいよ。
でも、ずっと、ずっと見てたの。知ってたよ。気づいてたよ。