奏で
グッバイ 怠惰な私の生活
グッバイ あなたにたくさん助けられたけど
あのねもうさわかんないからさ
グッバイ 私の嫌いな私
きっと今日から私は好きになれる
見えなくて迷って泣いて 箱庭を恨んで
いつも 何もできない
だいたい
焦ってもないないし 飽きたってことでもないし
特段何にもない生活で 何しよってこともなくて
始めて途中で終わって 何にも終わらせられなくて
涙さえ出ない 落ちこぼれた一粒の私
落ちていく暗闇の中で あゝまた、一日が終わった
昔は輝いてたこと 今はもう負けても悔しくない
負けず嫌いだよねって自慢もなくなった
昔は好きだったこと 今はもう取り返せやしない
忘れていた日々がよみがえり、時間が邪魔をする
だけどあらがう気も 起きなくてさ
もうどうしようね
知ってるよ、相手にされてないこと
下に見られてること
昔の私がそうだった
知ってるよ ダメダメだって
やばい子だって思われてるの
応援してないのは私もだった
知ってるよ のんきで役立たず
そんなことわかってるんだよ
影響されて抑え込んできたんだよ
いろんなこと
何よりもあなたの言葉の端々に
含まれてたから
わたし、いい子だったでしょう
私、手がかからなかったんだよね
その結果がさ、今のダメダメなんだよ
いろんなこと我慢してさ、
自分のこと忘れてきたんだよ
怒ることはあってももうなにもしない
多分これは、自分の中の虎なんだよ
いつか爆発するってわかってる
わかってて楽しんでる
放し飼いにするのを
ジキルが抑えきれなかったように
閉じこもった李徴のように
きっと多分そんなのが私の中にもいる
ごめんね。こんな自分じゃなきゃよかったんだけど
二人に誇ってもらえる、自慢してもらえる”私”でいたいのに
多分将来は犯罪者予備軍
影響されるって怖いね
自分が変わっちゃうのに気づくことすらできず
いつか自分になってるんだよ
疲れてる日は、見失って
きっとあちらがわ
人生って長いね
その割には、何にもできないね
つらいね
焦ってない自分が怖い、余裕に思ってる自分が怖い
人が死んでも泣けない自分が怖い
何が起きても普通に生活するだろう自分が怖い
人前で自分がどう見られているのか計算してる自分が怖い
何か怖いことが起きたらきっと一番に死ぬんだろうな
毎日頑張ってない自分が恐ろしい
他人に言われると逆にできなくなる自分が恐ろしい
何よりもそんな自分を治せない自分
罵倒されても頑張ろうって思えない自分
なりたいのは、
ずっと立ち向かえる自分
前を向いて、泣いても泣いても突き進んで
自分を認めて歩める自分
あきらめない自分
頑張れる自分
他人にどう思われてもいいぐらい努力する自分
負けず嫌いで
本当の気持ちを素直に言えて
目が覚めてる
毎日、朝早く起きて
目覚めは、コーヒー。
川のそばを散歩して
気持ちのいい空気を吸う
ちゃんとした朝ごはんを食べて
身だしなみをよくして
猫に挨拶でもして
きれいな朝を楽しんで
人気のない電車に乗って
揺られてる中見えない外の景色を見て
降りた先でおいしいパンを買って
自販機でお気に入りの飲み物をとる
階段を歩いて人の多くなった町を歩く
勉学に励み、想いをほとばしらせて
将来を望み、何かを成し遂げる
切磋琢磨し、己を磨く
夕日を見ながら思い思いの人々とともに帰る
趣味をたしなみ
一息ついて
お酒を飲んで
ほろ酔いになれば着替えて
また、飲んで
明るい街を見下ろして
ほのかな光で眠りにつく
そうして