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第4話:特訓開始

空繰遊戯の登竜門、関ケ原レースに出場明記した次の日から、私の名前がネットニュースに出るようになった


『今頃何故!?ホープ関ケ原に向け準備開始!』

『万年掲示板載りの飛行少女、登竜門を叩くのは無理があるのではないか?』

『関ケ原戦歴予想最下位が試練に立ち向かう』


もうね、ボロクソに叩かれてますよ


でも一度決めたからにはもう取り消しが出来ない


そして今日から関ケ原に向けて、今までよりも過酷なトレーニングをしなきゃいけないのよね……


今が4月だからメインレースまでの猶予は4ヵ月。決して長くないスパンでどこまで成長出来るのか……


その時、チャイムの音が鳴った

こんな朝早く、誰だろう?


そう思い、私は玄関を開けた


「レ、レイナ!?」


そこには私の婚約相手のレイナがいた

さらに、驚いたのが彼女の服装だ。いつもは白のワンピース姿なのだが、ピンクのタンクトップにデニムのショートパンツという動きやすい服装

さらにいつもはストレートにしてる髪をポニーテイルにしている

そして大きなリュックを背負っていた


うん、かっこよくて可愛い!


「おはようホープ!」


満面の笑みで私に抱き着いてくるレイナ

その柔らかで華奢な身体を受け止める


「お、おはよう。どうしたの朝早くから私の所に来るなんて珍しいわね」


「えへへー。今日から猛特訓するんでしょ?何かお手伝いできるかなと思って色々準備してきたの」


「え!?準備?」


「うん!私知ってるのよ!ホープがまずは1週間後のC級レースに出る事。そしてその対策の練習メニューを組んでいる事!だからそのお手伝いの為に来たの!」


そう言ってストップウォッチやらメモ帳やらを見せてくるレイナ


私のやろうとしてくる事はお見通しかー。

でも何でそこまで詳しく知ってるのかな??


「……えっとねレイナ。飛行訓練を手伝ってくれるのはありがたいんだけど、退屈だと思うよ」


「むっ!何遠慮してるの?私はホープに勝ってほしいの!それに私は飛行少女じゃないけど、あなたと同じ超能力者なのよ」


確かに、彼女は私と同じ超能力者だ。

主な能力は『千里眼』『空間距離把握』

名の通り、双眼鏡なしで遠距離まではっきりと見通したり空間の距離を測定器なしで測れる力だ


「それにレースの知識に関してはそこら辺の素人より豊富!それに何度も貴方を見てるからクセとか改善点とかアドバイス出来る!」


必死に自己アピールしてくる姿に微笑ましくなり、私は彼女の頭を撫でる


「解ったわ。じゃあお言葉に甘えようかしら」


「本当!?」


「ええ、任せたわよ」


そう答えると、レイナは満面の笑みで再び私に抱き着いた

うん……可愛い



場所は変わって、私はいつものトレーニング場である山の上の展望台に来ていた


山と言っても標高300mもない低い山だ


「ホープ、タウリン何本ぐらい飲む?」


「うーん、取り合えず多めにしようかな。10本で」


私達、超能力者は『サイコスフィア』という細胞内に存在する青い球体のおかげで超能力を発動出来る


その能力は多岐に渡り、身体を硬くしたり、火や水を扱えたり、空を飛べたりする


そしてサイコスフィアは栄養素の影響を受けやすく、例えばビタミンA関係の食べ物を摂取すると、暗闇でもはっきりと物体が見えたり、ビタミンD関係の食べ物を摂取すると、反射神経がかなり上がる


そんな中でタウリンは私達飛行少女の中で重要な栄養素だ


タウリンの効果は肝機能の活発化と細胞膜の安定化

細胞膜を安定化すると細胞内のサイコスフィアが激しく動いても多少の無茶が効く

つまり安心して自分の能力が出せるって事だ


そんなわけで私は今、タウリン10g入りの栄養ドリンク瓶を次々空け飲む

常温だと甘酸っぱいが仕方ない


「よーし、じゃあちょっと慣らし運転してくるから」


そう言って、私はダッシュし展望台の柵の手前で勢いよく飛び立ったのであった



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