野菜の巨人と果物の巨人
今家庭菜園をしているのでそれをテーマに童話を作りました。
掌編小説を書いて小説を書けるようにがんばります。
週に2回更新します。
「そろそろ今年の野菜の種を植えようと思っているんだ、果物の巨人」
「ほう、わたしは今年はスイカを植えようと思っている」
「なに!? スイカは野菜だぞ」
「そうなのか? 残念だな。野菜の巨人は今年はどんな果物が食べたい?」
「そうだな、イチゴ大福というのが東の国にあるんだ。それを食べたいからイチゴを植えてくれないか?」
「ならば、アズキともち米も必要だな」
「では、植えよう」
巨人たちはそれぞれ野菜や果物を育てて、収穫しました。
そして、イチゴ大福作りをはじめました。
料理の先生は近くの村のミカンおばあさんです。
もちにあんとイチゴをくるんでできあがり。
「おおこれがイチゴ大福か、野菜の巨人」
「うむ、うまそうだな。果物の巨人」
「さあ、村人たちも呼んでみんなで食べましょうか」
1000人の村人たちがやってきました。
「ミカンばあちゃん、この山みたいに大きなものはな~に?」
ミカンおばあさんの孫のオレンジくんが聞きました。
「ああ、これはね。果物の巨人が植えた大イチゴで作った大イチゴ大福だよ」
「わあ、すごーい。五つもあるね」
「二つは野菜の巨人と果物の巨人のものだよ」
「三つは1000人の村人とわたしたちで分け合いましょう」
野菜の巨人と果物の巨人、1000人の村人とミカンおばあさんで大イチゴ大福を仲良く食べました。
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