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ヴァクトル  作者: 皐月/やしろみよと
2章 女神のレイライン

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18/83

17話 交差する思惑 

 遺跡での調査はフルにとって未知の連続だった。


「あの感覚はなんだったんだろう」


 フルはヘリアンカ大神殿で自身を襲った痛みを伴う現象を思い出していた。今は昼下がり。病院での療養を終えて外出の許可が出た。許可というより病院を追い出されたと言ったほうが正しい。

 あの場にいたのはフルを含めて3人。


 「エリオとクラレットね。二人は私と同じ症状は出てなさそうだったけど」


 気になったフルは宿へ急ぐことにした。


 「ケイオス程ではないけどクッツォも人で賑わってるなあ」


 あっちを見てもこっちを見ても人が必ず目に入る。小さな子供を連れた家族連れがフルの横を通りすぎる。


 宿に着いたフルはエリオットが泊まっている部屋を一直線に目指す。細やかな模様が入っている小粋な扉をノックする。


 「誰ですか…」


 中から明らかに嫌そうな声がする。クラレットの声だった。


 「貴方ですか。何か用ですか」


 声と同じく何一つ隠すことなく嫌な顔でクラレットが言った。


 「いや、エリオットたちは大丈夫だったかなと。それにクラレットだって危ない状況だったから、無事を確認しに来たんだけど」


 フルの説明を聞いてもクラレットの顔は何一つ変わらなかった。あからさまなため息を一つ吐くとクラレットは答えた。


 「大丈夫に決まってるじゃないですか。私が兄さんを置いて死ぬとでも思ってるんですか? そもそも貴方はあの場で私は気分が悪くなったと思い込んでいるようですが、それは違います。あれは演技です」


 「演技?」


 「ええ。そうすることで兄さんは貴方ではなく私を見てくれるでしょう? 誰かが危ない状況だと必ず気遣いますから。兄さんは優しいので。貴方に兄さんを独り占めする意図はなくても結果としてそうなることが嫌なんです」


 「つまり、クラレットはエリオットの気を引くために気持ち悪くなっている演技をしてたということ?」


 「だからそう言ってるじゃないですか」


 頭が悪い人ですね、とでも言いたそうな顔をクラレットはフルに向ける。


 「でもお医者さんがクラレットはとても危険な状態だったと…」


 「とんだやぶ医者ですね。あれは演技なので」


 「いや、あれはどう見ても演技じゃない…」


 「いえ、演技なので」


 クラレットの圧に負けたフルはこれ以上突っ込むのを止めた。追求し続けると右腕の義手から刃物が飛び出さないとも限らないのだ。こんなところで死んでいられない。


 「ところでエリオットの方は…」


 クラレットを刺激しないように気を遣って尋ねる。


 「兄さんなら元気です。これで終わりましたね。それではさようなら」


 そういうなりクラレットはドアを思い切り閉めた。ドンという大きな音を残してフルは一人になってしまった。


 「まあ、無事ならいっか」


 フルは切り替えることにした。クラレットのブラコンは今に始まったことではないのだ。いちいち気分を沈ませていたってしかたない。


 「観光でもして帰ろう」


 フルは街の中心部へと歩いていった。


 クラレットは考えていた。はたしてフルは自分にとって敵なのかどうかを。前回家で会ったときに釘を刺しておいたので、エリオットに手を出したりしないとは思うが万が一ということもある。クラレットの脳内でもう少し様子見という結論が下された。クラレットにとって危険な存在は消しておかなければならない。後々面倒なことになる。


 「でも…」


 フル以上に危険な存在が居たことを思い出した。それに比べればフルなど頭の片隅においやってもいいほどだ。クラレットはその者の名を一人で口に出す。


 「テュレン」


 テュレンはクラレットがクッツオで犯罪者を切り刻んだことを唯一知っている。何故通報などせず、さらに他の人にも告げ口しなかったのか。一番の謎は実力者であるだろうと思ったのに対してあっさりとお縄についたことだ。

 どうにも解せないことばかりだ、とクラレットは静かに頭を巡らす。こういう時は体を動かすのが一番だとクラレットは思った。


 「たしか、兄さんは魔道具店に居るはず」


 クラレットはエリオットの様子を見に行くことにした。このところエリオットは大学にいくか、家で魔道具を弄っているか、魔道具の店へ行くかのどれかなのだ。旅行に行った時は必ずその地域の魔道具店を訪れる。その店にしか置いていないレアな魔道具と巡り合うことがあるらしい。魔道具にさほど興味がないクラレットにはその行動は分からないものだった。

 そして今日も今日とて魔道具の店へとついさっき出掛けて行った。念のため右手の義手に銃弾を込めるとクラレットは家を出た。


 この『天空里』には大小さまざまな店が立ち並んでいる。その中でもこの魔道具店はクッツォで一番の店だ。一番の大きさ。一番の品ぞろえ。そして、一番の売り上げを誇っていた。エリオットが魔道具店に行くならここで間違いない。

 クラレットもこの店は凄いと感心していた。ただ一つを除いて。

 クラレットは看板を見上げてやれやれと目を瞑る。そう。この店は店名のセンスが悪すぎるのだ。看板には『世界一の魔道具屋』と書かれていた。

 この店は世界一と書いてるだけあって馬鹿みたいに広い。商品を一つ一つ見ていたら日が暮れてしまうほどだ。4階建てになっておりそれぞれ商品の売り場が異なる。


「兄さんがいない」


 クラレットは魔道具店を隅々まで探したがエリオットの姿を見つけることはできなかった。もしかして今日に限って小さな魔道具屋に入ったのか。それとも入れ違いになったのかもしれないとクラレットは肩を落とす。

「あれは!」クラレットの目には先ほど脳内議論に上がった危険人物が写っていた。頭に布を巻いて変装してるつもりなのかもしれないが、クラレットの目はその程度では誤魔化せない。歩き方の癖や仕草からそれは紛れもなくテュレンだと確信していた。

この機を逃すわけにはいかないと急遽クラレットはテュレンを尾行することにした。


「魔道具に興味があるのか?」


今のところ怪しい動きは見当たらない。魔道具を手に持って不思議そうに覗き込んでいる。

端から見ればその様子は間抜けそうに見える。しかし、クラレットはテュレンの瞳に底知れない何かがあるような気がしてならないのだ。油断して気づかれたら終わりだ。

クラレットはテュレンの尾行を最重要ミッションと位置付け遠目にテュレンの行動を観察していた。


「動いた」


テュレンは結局魔道具を買わずに店を出た。一度もクラレットの方向に視線を向けなかったので見つかった可能性はない。もし見つかったならテュレンの性格からして陽気に声を掛けてくるに違いない。そもそも一度も目を向けずに尾行に気づくなどできるはずがない。

その後テュレンはいくつかの出店に立ちより食べ物などを買っていたが特に目だった行動はなかった。クラレットが見た底知れぬ不気味さは勘違いで本当にただの間抜けなのだろうか。

テュレンが6件目の出店に立ちよった頃、クラレットの興味はほとんど失われていた。


「害が無いのであればわざわざ殺すこともないか」


クラレットがテュレンに見きりを付けて家に戻ろうとした時だった。テュレンの様子が一瞬、ほんの一瞬だがクラレットの目に違和感をもたらした。刹那の出来事だったため違和感が何かすぐにわからなかった。


「歩き方が違った!?」


その数歩、数にしたらたったの3,4歩だろう。クラレットにとってはそれだけで十分だった。その数歩は今までの歩き方と明確に異なっていた。

クラレットは警戒を強める。つい先ほどまでの考えを改めやはりテュレンには何かがあると考え直した。


「元に戻ってる」


歩き方が変わっていたのはその数歩だけで今はさっきまでと同じ歩幅で同じ歩き方だ。これはたまたまなのか。それともテュレンはこちらに気づいているのか。テュレンがクラレットにとって無害だという確証を得るためもう少し後をつけることにする。


「おかしい。さっきまであれだけ店に入っていたのに」


6件も店をまわって腹が膨れたのか出店には目もくれず、テュレンは目的地があるかのように迷うこと無い足取りで進んでいく。

クラレットもそれに遅れないよう距離を保ちながら追跡する。


「やっぱり何かある」


一体テュレンはどこへ向かっているのか。検討もつかないままに追っていくと、テュレンは細い路地へと入っていった。


「ここは…」


クラレットはこの路地に見覚えがあった。この路地は双翼亭の裏側に位置する。ここはクラレットが二人組の悪党を鮮血に染め上げた場所だった。

 路地を見た時にはテュレンの姿はもうなかった。尾行に感づかれて巻かれたのだろうか。なんにせよクラレットには前に進むしか手掛かりはなかった。


「誰?」


 クラレットが細く薄暗い路地を進むと一人の天空人がそこに居た。中性的な見た目をした髪が黄緑色の人物だ。クラレットはこの天空人が女性だと何となく感じとっていた。

 クラレットが目の前の天空人を警戒しつつ、その正体に迫るため何者であるのかを問いただそうとしたときだった。


「ガナラクイちゃん!」


「え!」


 クラレットは予想外の出来事に驚嘆の声を上げた。テュレンがクラレットの後ろから声をかけてきたのだ。しかもクラレットではなくその目の前にいる天空人へと。


 「これはテュレンさん」


 天空人が答える。この天空人の名前はガナラクイだとクラレットは理解した。前にはガナラクイ、後ろにはテュレン。クラレットは敵なのかわからない人物に挟まれる形となってしまう。一か八かガナラクイを急襲するか考えていたときにガナラクイが声を発した。


 「テュレンさんはなぜここに? もしかして、この少女ですか?」


 ガナラクイはクラレットに目を向けた。


 「そうそう。この子が迷子になってしまってね。探してたらクラレット嬢ちゃんと一緒にガナラクイも見つけたというわけさ」


 「ちが…」


 クラレットは迷子になどなっていない。ケイオスに住んでいるクラレットにとってこの街は狭い。こんな狭い街で迷うはずがない。クラレットが違うと言おうとしたとき、その言葉をかき消すようにテュレンが声を上げる。


 「いやいや、見つかって良かったぜ。もう勝手にどこか行ったらだめだからな」


 どうやらテュレンはクラレットのことを迷子扱いしたいらしい。


 「それはそうとガナラクイの嬢ちゃんはこんな路地で何してるんだ? 例の殺人を調べてるのか?」


 「さすがテュレンさん、耳が早いですね。ええ、先日起こった殺人事件を調べているところです。何しろ死亡推定時刻が夜なので目撃情報がないんです。さらに殺されたのが二人組の盗人で逆に死んだことで喜んでいる人が多いくらいです」


 「それで捜査が難航していると。聞き込みは効果が見込めないから現場に戻ったというわけだな」


 「まあ、そんなところです」


 クラレットには二人が話していることを聞いてすぐにピンと来た。自分のことを探しているのだと。

 テュレンはクラレットが犯人だと知っている。ガナラクイがどういった立場なのか分からないが、告げ口しようものなら今すぐ殺した方が賢明かもしれないと考えていた。

 テュレンがちらとクラレットの方を一瞬見た。


「実は、それについて何か分かるかもしれねぇ」


 テュレンはいきなり核心に迫ろうとしたのだ。やはり今ここでやるしかない。そう思ったクラレットは右手の義手からカバーを外し銃口を露わにしようとする。


 「いや、やっぱり勘違いだったわ。すまん。」


 このままテュレンがクラレットの犯行を口外すると思ったのだが、クラレットの予想に反してテュレンは何も言うつもりはないようだ。クラレットは一旦腕の銃を収める。


 「そうですか。テュレンさんにも分からないこともあるんですね」


 「ガナラクイ嬢ちゃん、それは買い被りすぎってやつだぜ。ま、もう少し時間をくれれば何か掴めるかもしれねえがな」


 これはクラレットに対する脅しなのだろうか。


「そうですか。また何か分かりましたら連絡お願いします」


「おっけー。それじゃ、俺らは行くわ」


 そう言ってテュレンはクラレットの腕を引っ張った。クラレットは不本意だったが、ここで逆らうとテュレンに暴露される可能性があったため仕方なく連れられるまま路地を出た。


 「これはどういうことですか」


 クラレットがテュレンに尋ねる。返答次第ではテュレンに銃を向けるつもりだった。ここでテュレンにぶっ放せば人通りが多いため目撃されることは必至だ。しかし、このテュレンに弱みを握られたままでいる方が危ないとクラレットは判断した。


「どういうことも何もクラレット嬢ちゃんをかばってやったんだからその言い方はないだろ」


 テュレンはへらへらとした態度で答える。その態度にクラレットはより一層危機感を覚えた


「そこで取引だ」


「取引ですか」


「ああ」


クラレットは直感でこの男に話の主導権を握られるのはまずいと感じた。


「応じないと言ったら?」


「おいおい内容も聞かないで応じないってのか?」


クラレットはテュレンの話し方にイライラした。それに加えて腕を引かれたことにも苛立っていた。しかもクラレットは駆け引きが苦手だった。苦手というより面倒なことが嫌いなだけだったが。

 義手に隠した銃を構えるには十分すぎる理由だった。


「おうっ! ちょっと待てよ! 早まるな」


「貴方は私の犯行を知っていますよね。貴方が話す可能性がある以上殺したほうがってとり早いので」


「待てって! 俺を殺すと後悔するぜ!」


「兄さん以外の人間が死んだところで後悔することはないです」


それはクラレットの噓偽りない本心だった。標準をテュレンの眉間に合わせる。


「取引だ! 俺ならお前の望みを叶えられる」


 望みを叶えられると聞いてクラレットは少し興味を抱いた。殺すのは聞いてからでも悪くはない。


「聞くだけ聞いてあげます」


「そうこなくちゃ! 俺の弟にはすごいやつが居てな。そいつに任せればエリオット兄さんの大学での情報を得るなんて朝飯前だ」


 テュレンは懐から一枚の写真を取り出した。その写真には大学でのエリオットがはっきりと映っていた。それはクラレットにとって非常に魅力的な提案だった。家では常に一緒にいられるが、大学となるとそうはいかない。大学で悪い虫がエリオットに付かないとは限らないのだ。


「それで手を打ちましょう」


クラレットはテュレンの手から写真を取った。


「写真は必ず毎日撮ってください」


「わかった」


「では、用が済んだなら私は帰ります」


写真を大切に鞄に直したクラレットはテュレンの方には目もくれずに家へと向かった。クラレットはとても単純で兄であるエリオットのことが絡むと思考能力はかなり低下するのであった。つまり、何故テュレンがクラレットに接触してきたのかという疑問は頭の中から無くなっていた。あるのはエリオットの写真を手に入れた喜びだけである。

 クラレットは鞄にしまった写真を再び出してはにやにやしながら眺め、家まで帰った。


「くしゅん」


 トゥサイは盛大なくしゃみをかます。


「風邪でも引いたのか」


トゥサイの隣に居る上官が声をかける。


「いえ、そんなわけはないんですが」


「誰かがお前のことを噂してるんじゃないのか?」


「生憎、思い当たるふしが多すぎますね」


苦笑いしながらトゥサイは家族のことを思い浮かべる。


「トゥサイ、新しい伝令だ」


上官が先ほどとは打って変わって真剣な顔つきになる。


「この少年を監視せよとのことだ」


上官が差しだした写真には一人の青年が写っていた。背景からこの青年はキタレイ大学であるとわかる。


「名前はエリオット・マクダウェル。こいつを監視せよとのことだ。こいつがアンリレの秘宝を所持しているらしい」


「そういうことですか。分かりました」


「それとだな、写真を必ず一日一枚は撮れとのお達しだ」


「写真ですか。それはなぜ?」


「上層部のことなんてわからんさ。きっと大層立派な理由がおありなんだろう」


 この時のトゥサイにはまさか自分の兄が関わっているなんて思いもよらなかった。


「分かりました。命令なら従います」


カンナはフルの退院祝いにフルーツを買いに行っていた。色々あったがテュレンのおかげもあり誰も負傷者は出たものの誰も命に別状はなかった。

この時カンナの頭の中に一つの違和感が芽生えた。


「テュレンさ、んに、私、の、はな、しかた、の、こ、と、伝えて、ない」


カンナは独特の話し方なため初対面の人と会話すると必ず円滑に話せないのだ。驚かれたり気味悪がられたりする。しかし、テュレンんにはそれはなかった。それどころか今思い返すとカンナの話し方のことを知っていたように感じる。


「テュレ、ン、さん、は、どうし、て、私、の、こと、を、知って、た?」


 カンナはフルーツ選びの最中だったことを思い出し、どれにしようかと頭を切り替えた。言いようのないモヤモヤがカンナの心にに残ったが、今は考えても仕方のないことだと割りきり、フルの元へと急ぐことにした。


テュレンはクラレットから解放され一人通りに佇んでいた。


「これで歯車は動きだした」


テュレンにとってこうなることは必然だった。全てはテュレンが仕組んだことなのだ。クラレットの目に入れば追ってくると知っていたし、捜査をしていたガナラクイに会わせれば警戒するだろうことも。その上で敢えてクラレットに捕まったのだ。もちろんエリオットの写真を見せれば手を引く確証があった。

そしてテュレンは情報屋だった。テュレンの腕は一流どころか天才だ。独自の情報網を築きどんな些細な情報でも手に入れることができた。フルやエリオットたちのことを調べるのはテュレンにとって朝飯前だ。そしてフルという少女を調べるうちに面白い情報を手に入れたのだった。


「今回で得た収獲は大きいな。クラレットの戦闘力には少し驚いたがエリオットの話を出せばクラレットは御しやすい。俺の障害にはならないだろう。もう誰にも止められない」


テュレンは一人通りを歩いていった。



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