2日目 学校生活と百合という存在のありがたさ
2日目です。どうぞ
昨日はもう遅かったからすぐに寝て、次の日いつも通り支度ををして学校に行く。
「あ、繭ちゃんおはよう。昨日大丈夫だった?」
「おはよう。ただの貧血だったから大丈夫だよ」
「よかった」
学校に着くとクラスメイトの1人がそんなことを聞いてきたので大丈夫と答えておく。なんで昨日のことを言わないかというと、その理由は今日の朝まで遡る。
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「ねぇ繭、今日学校で昨日のこと言うの?」
「あー、どうしよう。私は言いたいけど多分みんなを前にしたらまだ言えないと思う、、、」
「なんで?」
「まだ少し怖い」
「そ。繭がそう言うなら私はいいけど、後悔しないようにしなよ」
「うん。わかった」
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と、こんな会話があったのだ。でも今は言えなくても最後にはみんなに言ってもいいと思っている。いや言わないと前みたいに後悔すると思っている。もう後悔はしたくない。もう人を悲しませたくない。でもまだ覚悟ができてないんだと思う。言うのが少し怖い。
それから授業をして放課後、担任に職員室に来るように言われたので百合と一緒に行くことにした。
「じゃあ私職員室に呼ばれてっるから行くね」
「うん。繭ちゃんまたね」
「みんなまたねー」
みんなに挨拶をして百合と雑談しながら歩いて職員室に行く。そして職員室前
コンコン
「失礼しまーす。先生来ましたよ」
「おう、繭。こっちこいってやっぱ百合も一緒にきたか、」
「もちろんですよ、先生」
今百合と話しているのが、私たちの担任 櫻井 浩介先生だ。気さくな人で結構人気があったりする。
「で、先生大体わかってますけどなんで呼ばれたんですか?」
「ああもうわかっていると思うが繭お前大丈夫か?」
「はい。一応大丈夫です。まだ覚悟ができてないのと、言うのが少し怖いのとで百合以外には言えていません。ですが死ぬ前にきちんとクラスのみんなとはお別れがしたいです」
自慢ではないが私はクラスでは結構中心的な人物だったりする。だからクラスのみんなから頼られることがあり信頼してもらえてると思う。だからきちんと話さないと。
「なるほどな、わかった辛いい時はいつでもいいから相談しに来いよ」
「はい。ありがとうございます」
「百合もな繭が辛そうだったら教えてくれよ」
「はいわかりました先生」
「それじゃあ」
「「さようなら」」
「ああまた明日な」
先生に挨拶をして職員室を出る。
「さて百合帰ろうか」
「うん」
家に帰ると私は百合にトイレに行くといいトイレに行って 吐いた。さっき先生には大丈夫と言ったけどほんとは学校でも1回吐いている。いつも通りに生活しようとしても体と心がそれを拒絶するかのように。
そして吐き終えて少しして落ち着いたので部屋に戻る。すると百合が少し泣いていた。
「百合どうして泣いてるの?」
「繭全然大丈夫じゃないじゃん」
「え、、」
「トイレに行った時ついて行ったの、そしたら繭吐いているんだもん、」
「あ、、ごめんね」
「謝らなくていいからこれからはちゃんと言って」
「わかったよ」
まさかついてこられてるとは思わなかった。でも百合が心配してくれてついてきてくれたことはわかったので悪い気はしなかった。それからお母さんも交えて夕食を取ったり、百合と一緒にお風呂に入ったり、その後少し話したりしてたらもういい時間になっていた。
「それじゃあ百合そろそろ寝ようか」
「うん。繭、おやすみ」
「おやすみ」
こうして私は眠りについた今回は百合がいることに安堵しながら。
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