第83話 アイスクリーム販売開始
「うーん。やっぱりアンケート結果的には、ちょっと販売開始までは行かないものもありそうね…」
1、おにぎり→平均星2。チャーマヨとツナマヨがちょっと評価よし。梅干しは1人だけ4つけている。
お父様かな?
2、筑前煮→平均星4。甘塩っぱさが気になる人、見た目と食感がイマイチとの声あり。
3、炊き込みご飯→星3。高評価と低め評価に分かれている。
4、ちらし寿司→星2.5。見た目と酸味が受け入れられた人には好評。
5、だし巻き玉子→星4.3。中々好評だ。
6、エビチリ→星4.4。酒のつまみに良い…これはお父様かしら。
7、チャーハン→星3.3。女性陣より男性に好評。
8、ラーメン→星2.1。味はいいけれど食べにくい。
モリスさんから、お店をだすなら教えて欲しい!!と熱いメッセージが書かれている。
彼はかなり気に入ったようだ。
9、パッタイ→星1.8。不思議な味わい。
10、カオマンガイ→星4.2。解れる柔らかさのチキンと味が染みたライスが最高。
11、カレー→星4.6。辛いのが苦手な人以外にはかなり好評ね。辛さを選べれば尚よし…これはレオナルト様かしら。
12、肉まん→星4.4。甘いふわふわのパンに肉の組み合わせは斬新で素晴らしい。ほうほう…メアリ様っぽい字だわ。
13、小籠包→星4.1。汁気と肉が悪くなかった。明日も夕飯に出たら食べてやるから出すように…カロンだわ。気に入ったようだから、毎日出していてよかった。
14、中華丼→星2.8。モリスさんとミモザさんからは大変好評だが、貴族からの評価がいまひとつ。
15、牛丼→星2.8。中華丼に同じく。ただモリスさんらしき字でデカデカと店を出すならモリス商会の側に!!ぜひ!と書かれている。
16、お好み焼き→星4.3。見た目はともかく、味が素晴らしいと好評。
ふむふむ…
「ご飯系はやっぱりまだキツいかしらねー。」
和食屋さん是非とも作りたいのに。
「あら?」
お父様からの紙には裏がある。
「何かしら?」
おにぎりとちらし寿司…冷たい食品を気にしない、人魚族の住まう都市、アイスラフェットを視察してはどうか。
筑前煮…お前の開発した日本酒と合いそうだ。メイドの故郷付近を見てくるのはどうか。
などなど、食品毎に出店場所のアドバイスをくれている。
「評価4以上のお店を優先して立てるとして…そろそろ夏に向けて、アイスクリーム屋さんをオープンしたいのよね。」
アイスクリーム製造機は、もうじき完成しそうだと報告をもらっている。
適正を見てチームに分けたのだが、どのチームもほかに負けまいと、ガンガン実験と開発をしてくれている。
アイスクリーム屋さんは、アカデミーの商会支店と、商会本部、アイスラフェットにオープンする。
最後の都市は、シーラの故郷でアイスクリーム好きな彼女が、一族が好きだろうから、ぜひぜひ!!というので店舗とスタッフを見繕ってある。
3店舗程度であれば、私が作っていけない事もないけれど、魔道具が完成したら、夏までに10店舗くらいまでに拡大したいと思っている。
今日は1人で商品を決める味見会を開いている。
最近皆んなを呼んだばかりなので、そう何度も呼ぶのはなあと思ったからだ。
アイスクリームなら、私でもある程度流行りは読めるからね。
「チョコとバニラ、いちごは確定…」
呟きながらペロペロしていると、カロンがやってきた。
「何1人でそんなに楽しい事やってるのさ!!」
顔にショック!!と書いてある。
「あら、今始めたばかりだから一緒にどう?」
「それなら、私もいいかな?」
リュカ様がひょっこりと顔を出す。
「あら!リュカ様…もちろんですわ!」
「つめた!」
「ええ、カロン。これはアイスクリームだもの。冷たいわよ。」
「新店舗の商品かな?」
「はい、リュカ様。そうですわ。ちょっと味見中ですわ。」
「なるほどね…こちらは滑らかだし、こちらだとチョコレートの食感が楽しいね。」
カロンには彼が好きそうな、チョコレートアイスクリームをベースに、チョコチャンク、ナッツ、ピーナツバター、生クリームを投入しまぜまぜして渡す。
「…ガチガチにメニューを決めてしまわずに、そういう、お好みのカスタマイズも受付ながらも、基本はベーシックに注文を受けるのはどうかな?」
バニラアイスに、いちごソースとコーンフレークを追加しながら、リュカ様がいう。
「私も、それが良いかと思っていました。」
「うん、さすがだね。貴族は特に、あれこれと自分用に変えるのを好むからね。いいと思うよ。」
そのあとも、味見に付き合っていただき…
ついにアイスクリーム屋さんがオープンした。
基本メニュー
バニラ
いちご
チョコ
バナナ
追加トッピング
いちごジャム
生いちご
いちごソース
ブルベリーソース
生ブルベリー
チョコチップ
生チョコ
チョコチャンク
トリュフ
キャラメルソース
クッキー
生クリーム
ピーナツバター
栗
こうしてアイスクリーム屋さんも、無事に開店したのだった。




